どうも!あきです。
今回はインスタグラムのハッシュタグ戦略を完全解説します。
このページでハッシュタグをどういう風につけていけばいいのか?どんな判断軸でハッシュタグをつければいいのか?
と言う本質的なことが理解できます。
もしあなたがハッシュタグの付け方を正確に理解していないのであれば、アカウントがペナルティ警告を受ける可能性もあるつけ方をしちゃっているかもしれないので今回の記事でしっかりとハッシュタグ戦略を理解しましょう。
インスタグラムのタグ・ハッシュタグとは?
インスタグラムのハッシュタグとは簡単に言うとあなたが作った投稿に関心のあるユーザーを呼び込むための重要な機能の一つです。
ハッシュ記号(#)を使い特定のトピック、テーマ、イベント、会話などのコンテンツを分類したり、見つけやすくするために利用されています。
ハッシュタグの付け方はとても簡単です。
インスタグラムのハッシュタグにはアルファベット、数字、絵文字の組み合わせが利用でき「ハッシュ記号(#)をキーワードの前につけます(例:#キャンプ #焼肉)。
意外と知られていないかもしれませんがインスタグラムのハッシュタグは以下の場所につけることができます。
・フィード投稿
・ストーリーズ
・リール投稿
・プロフィール
・コメント欄
インスタグラムでハッシュタグを付ける意味と重要性について
ハッシュタグを付ける意味
ハッシュタグをつける意味は大きく分けて下記の3点に集約されます。
・ユーザーに見つけてもらいやすくする
・コンテンツを分類し、整理する
・マーケティング活動に活用する
インスタグラムは写真や動画がメインのSNSであるため、テキスト情報が少なく検索が難しいという特徴があります。
このハッシュタグをつけることでユーザーは興味のあるキーワードを検索し、関連の高い投稿を見つけやすくするというメリットがあります。
実際にGoogleで検索するのではなくインスタグラムのハッシュタグ検索で飲食店を探す方が増えています。
一度は皆さんも聞いたことがある「ググる」から「タグる」と呼ばれるほど新しい検索方法として定着しつつあります。
他にも膨大な量のコンテンツをハッシュタグを使うことで分類・整理するということもできるようになります。
また企業は自社ブランド名や新商品の商品名をハッシュタグとして利用すれば、キャンペーン打ったり、ユーザーが特定のテーマに沿って投稿を検索したり関連性の高いコンテンツを見つけやすくし、購買につなげやすくするという役割も果たしています。
企業のハッシュタグ戦略やUGC戦略については下の方で解説しています。
ハッシュタグをつける重要性はフォロワー数によって重要度が変わる?
フォロワー数が1000人未満のアカウントはハッシュタグからの流入が全体の約9割を占めるため、ハッシュタグ戦略は非常に重要です。
フォロワー数が少ないと「あなたのコンテンツがいいコンテンツなのか?」「悪いコンテンツなのか?」ということをインスタ側が判断できないため、基本的にハッシュタグからでしかあなたのコンテンツをユーザーに届ける術がありません。
逆にフォロワー数が1000人以上になってくるとあなたのコンテンツを公開して、フォロワーさんがいいねや保存などのアクション(シグナル)からあなたの投稿の良し悪しを判断できるようになるので、ハッシュタグ以外の場所にもあなたの投稿が表示され、発見欄などからの流入が見込めるのでハッシュタグの重要性はフォロワー数が増えてくるにつれて重要度は下がっていく傾向にあります。
ただし2024年10月現在においてのインスタグラムの場合、リール動画に限って言えば初期アカウントでも万再生を狙えるようなアルゴリズムに変更されているので、フォロワー数が1000人未満だからと言ってハッシュタグからの流入だけだとは一概に言えないのが今のインスタの現状です。
確かに一昔前のインスタグラムのアルゴリズムではハッシュタグを30個とかつけて、流入を獲得し、あなたのコンテンツを見てもらってエンゲージメントを獲得して、フォロワー数をどんどん増やしていくというのが主流なやり方でしたが、そのやり方も現在では少し変わってきている現状がある!と言うことは最新情報として理解しておきましょう。
今回はあくまでもハッシュタグ戦略という記事なので、ハッシュタグをうまく活用してどうすればフォロワーを増やせるのかということに焦点を当てて解説していきます。
フォロワー数とハッシュタグの重要性
・フォロワー数1000人未満のアカウント:ハッシュタグからの流入が全体の約9割を占めるため、1000人未満のアカウントを持っている場合はハッシュタグ戦略は非常に重要です。
・フォロワー数1000人から5000人のアカウント:このくらいのフォロワー数になってくると徐々に発見タブの流入が増えてきますので、ハッシュタグの重要度は低くはなりますが引き続きハッシュタグをつけると良いでしょう。
・フォロワー数5000人以上のアカウント:フォロワー数がこれくらい増えると発見タブの流入がメインとなるためハッシュタグの重要性はもっと低下します。投稿内容と関連性の低いハッシュタグの使用やハッシュタグのつけすぎには注意してアカウント運用すると良いでしょう。
適切な個数などはこの先で解説しています。
基本的な考え方としてはインスタグラムを伸ばす上では、誰かにあなたの作った投稿を見てもらい、いいねや保存などのシグナル(エンゲージメント)を獲得し、インスタグラム側にあなたのアカウントが有益であるということを知ってもらう必要があります。
その手段としてハッシュタグが用いられていると言うことです。
また、ハッシュタグをつけることでインスタ側にあなたがどんなアカウントを運用しているのか?どんな内容の投稿を発信しているのか?を知ってもらう役割も兼ねています。
これをジャンル認知の促進と言います。
インスタを伸ばす上でこのジャンル認知については必ず知っておかないといけないことなので、ジャンル認知が何かわからない方は以下の記事をご覧ください。
インスタグラムで効果的なハッシュタグの選び方
インスタグラムで効果的なハッシュタグを選ぶ上で最も重要な考え方としては、投稿内容と関連性の高いハッシュタグを選ぶことです。
関連性の低いハッシュタグをつけても、ターゲットユーザーには届かないだけではなくペナルティの対象になる可能性もあるので注意してください。
確かに昔のインスタグラムでは、ハッシュタグをつければつけるほどアクセスを集められる時代もありましたが、とっくにその時代は終わっているので注意しましょう。
例えば、あなたが旅行系のアカウントを運営している場合は「#旅行 #観光」といったハッシュタグだけではなく、具体的な地名や観光スポット名などのハッシュタグも含めることでより興味関心の高いユーザーがあなたの投稿を見つけることができるようになります。
旅行や観光っていうのは抽象度が高く、漠然としていますがより具体に書くことによって、適切なユーザーに情報を届けることができるようになります。
これから詳しく説明していきますね。
ユーザーの検索意図を考えよう
効果的なハッシュタグを選ぶ上で重要な考え方はユーザーの検索意図を意識することです。
ユーザーがどのようなキーワードで検索するかを想像することがとても大切です。
例えば、渋谷で焼肉を探しているユーザーがいると想定して、#東京#焼肉のハッシュタグだけでは不親切ですし、パイが大き過ぎてあなたの投稿がユーザーに届く可能性は限りなく低くなります。
この場合は「#東京#焼肉#渋谷#道玄坂近く」と言うように、より具体的なスポットまで落とし込むことが重要です。
ビッグキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワードを組み合わせる
ハッシュタグと一言で言っても投稿数の多さ(ボリューム)が大きく違います。
効果的なハッシュタグ戦略を立てる上でハッシュタグを3種類に分類します。
1 ビッグキーワード(投稿件数が50万件以上)
2 ミドルキーワード(投稿件数が10万〜50万以下)
3 スモールキーワード(投稿件数が1000件〜10万以下)
順番に説明します。
補足として、これはあくまでの目安の数値なので明確な定義などは存在しないということは覚えておきましょう。
1 ビックキーワード
・投稿数が非常に多い、一般的なキーワードになります。(例:#ダイエット #旅行 #キャンプ #カフェ)
・このビッグキーワードは競争が非常に激しいため、作りたての新規のアカウントではほぼ間違いなく上位表示されることはありません。
・ビッグキーワードは抽象度が高いので広い範囲のユーザーにリーチできますが、フォロワーやエンゲージメントに繋がりづらいという特徴もあります。
ハッシュタグにこのビッグキーワードを含める主な目的はインスタグラムにジャンル認知してもらうためです!
2 ミドルキーワード
・ビッグキーワードよりも投稿数が少なくなりますが、より具体的な内容の投稿に絞られます。(例:#低糖質ダイエット #国内旅行 #キャンプ道具 #おしゃれなカフェ)
・ビッグキーワードよりも投稿数が絞られますが、それでもまだまだ新規のアカウントでは上位表示されるのは難しいです。
・それでもある程度上位表示が狙いやすくなるのがこのミドルキーワードで、リーチ数も期待できるのでメインに使っていくべきキーワード群になります。
・ある程度特定の興味を持つユーザーにリーチできるため、フォローやエンゲージメントに繋がりやすい可能性がビッグキーワードよりもあります。
・新規のアカウントは厳しいですが、ある程度のアカウントパワーがあるアカウントだと十分上位表示を狙えます。
3 スモールキーワード
・非常に具体的な投稿内容で、投稿数が少ないキーワード群です。(例:#低糖質ダイエットレシピ #大阪旅行 #焚き火台 #新宿カフェ)
・リーチ数は限られますが、上位表示は比較的簡単です。
・検索者の検索意図が明確化されているので興味を持つユーザーにピンポイントでリーチできることで質の高いフォロワーを獲得できる可能性が非常に高いです。
ハッシュタグ戦略の本質はこの3種類のキーワード群を効果的にミックスして投稿に入れることです。
ビッグキーワードでインスタグラムに対してジャンル認知を促し、ミドルキーワードで具体的なテーマを絞り込みある程度のリーチ数を担保します。
最後にスモールキーワードでニッチな層にピンポイントでアピールすることであなたのアカウントに興味のあるフォロワーを獲得できます。
ハッシュタグ戦略はこのような概念で運用していけばいいということを理解しつつ、アカウントの成長に合わせて調整していくことが重要です。
例えば、フォロワー数の少ない初期段階ではスモールワールドとミドルワードを中心に上位表示を狙いやすい組み合わせを選んだり、フォロワー数が増えてきたら徐々にビッグキーワードの割合を増やして、新たな層への露出を増やしていくっと言った戦略が取れます。
ハッシュタグ戦略の重要なポイント
・全てのハッシュタグは投稿内容と関連性の高いものを選びましょう。逆に関連が低いものをつけるぐらいならつけない方が良いので注意しましょう。
・同じハッシュタグを毎回コピペするのではなく、少しめんどくさいですが投稿ごとに適切なキーワードを選びましょう。
どんなタグを付ければいいか分からない場合は、競合のアカウントがどんなタグを付けているのか?参考にしてみてください。
インスタグラムのハッシュタグは何個つけるべき?上限や適切な個数は?
インスタグラムではハッシュタグは最大30個までつけることができます。
個人的には30個つけるのではなくて5個ぐらいに絞った方が良いと考えています。
確かに30個までつけられてアカウント初期でハッシュタグからの流入が約9割を占めるのでたくさんつけた方がそれだけリーチを獲得できるというのは事実です。
ですが、関連するタグを30個つけるって言うのはなかなか大変ですし、ハッシュタグからの流入だけではアカウントの成長はとても遅いです。
ここまでハッシュタグ戦略を解説していきましたが、アカウント初期の場合は投稿を広告で回すという戦略をとってみることも検討してみてください。金額も1万円以下とかでできるのでハッシュタグで流入を狙うのであれば1万円を使ってスピーディーにアカウントを成長させる方が結果的には多くの時間をセーブできると思っています。
投稿を広告で回す具体的な金額ややり方は以下の記事で紹介しているので興味のある方は読んでみてください。
それでも広告が怖いなんとかハッシュタグ戦略でアカウントを成長させたいという方はフォロワー数とハッシュタグの個数の目安をご説明します。
アカウント初期、フォロワーがまだ100人未満の場合はハッシュタグを30個くらいつけることは非常に効果的です。
30個以上つけるとペナルティの対象になるので30個以上は絶対つけないようにしましょう。
フォロワーが1000人以上になってきた場合は、ハッシュタグの効果は徐々に薄れてきます。
なぜなら、既存のフォロワーさんからのエンゲージメントを獲得できれば、その投稿に対しての良し悪しをインスタ側が判断することができるようになるからです。
初期のアカウントが伸びない理由はあなたの投稿の良し悪しをインスタ側が判断できないからです。
個人的にはフォロワーが1000人以上になった段階でハッシュタグの個数は5個程度に抑えておき、フォロワーさんからのいいねや保存などを獲得できる施策を考えた方が良いでしょう。
例えばストーリーズで明日リールや投稿を公開するからみんな見てね!というような事前告知をすることやストーリーズを使ってアンケートボックスなどを活用しフォロワーさんと距離を詰めるなど。
ハッシュタグ戦略よりもフォロワーさんとの密な関係性を築く方に時間を使った方がアカウントの成長が早いです。
結論を言うと広告で回さないのであればフォロワー1000人以下の場合ハッシュタグを30個くらいつけて、1000人を超えた段階からハッシュタグの数は5個程度にし、フォロワーさんとの関係性を構築する方に時間を使う。
オリジナルハッシュタグ(ブランドハッシュタグ)の活用でUGCを生もう
ここからは企業がインスタグラムを活用し、UGCを創出するためのポイントを解説していきます。
企業じゃなくても何か有形商品を販売している方やBtoCでビジネスをしている方は知っておいて損はない内容です。
UGCの話をするととても長くなるので、別途記事を作成する予定です。
ここでは簡単に解説します。
UGCとは?
ユーザー生成コンテンツ(User Generated Contents)の略で、ユーザーによって作成されたコンテンツのことを指します。
簡単に言えばお客様が自発的に書いたレビュー(口コミ)がUGCになります。
特にECサイトではほぼ確実にレビューや口コミが見られるので、UGCを制するものがECを制するとまで言われています。
UGCは、顧客とのエンゲージメントを高め、信頼を獲得し、売上向上に貢献する非常に強力なマーケティング施策です。
現代社会では、企業からの一方的な情報発信よりも、 ユーザーからの生の声がより信頼され、購買の意思決定に大きな影響を与えます。
企業がUGCを生む上で重要なハッシュタグ戦略の3つのポイント
1 魅力的なハッシュタグの作成
・覚えやすくブランドイメージと関連性の高いハッシュタグを作成することが重要です。
例:商品名、ブランド名、キャッチなどを活用する。
・ユーザーが興味を持ち参加しやすいハッシュタグも効果的です。
例:テーマを設定したハッシュタグ(#〇〇チャレンジ)
2 ユーザー参加の促進
・キャンペーンやコンテストを実施しユーザーさんと特定のハッシュタグを共有し参加を促します。
例:自分の撮った写真に特定の企業のハッシュタグをつけて投稿してもらう。そうすることで広告費を使わなくてもUGCによる自然な認知が広がっていきます。
・自社アカウントで積極的にUGCをシェアし、ユーザーの投稿を盛り上げます。
3 UGCの活用
・集まったUGCは自社サイトやSNSで積極的に活用しましょう。
ユーザーの声を可視化することで、企業の一方的な情報発信よりも信頼性が生まれ効果的に商品の魅力を伝えることができます。
・UGCを活用した広告クリエイティブを作成するのも効果的です。
先ほどの例で言うとユーザーが取った写真を広告クリエイティブに活用してみるなど。
他にもたくさんのUGCをつなぎ合わせて1つの動画にし、広告で流す。
ユーザーのリアルな声を反映した広告は、共感を呼び、購買意欲をより高めるクリエイティブを作成することができるでしょう。
インスタグラムハッシュタグ戦略まとめ
ハッシュタグの重要性
- 特にフォロワー1000人未満のアカウントでは、ハッシュタグからの流入が約9割を占めるため、ハッシュタグ戦略は非常に重要です。
- フォロワーが増えてくると、発見タブからの流入が増えるため、ハッシュタグの重要性は低下します。
- しかし、リール動画の場合は、初期アカウントでもハッシュタグを使って多くの視聴回数を獲得できる可能性があります。
効果的なハッシュタグの選び方
- 投稿内容と関連性の高いハッシュタグを選ぶことが最も重要です。 関連性の低いハッシュタグは、ペナルティの対象になる可能性があります。
- ユーザーの検索意図を考え、具体的な地名や観光スポット名などを含めることで、より興味関心の高いユーザーに投稿を届けることができます。
ビッグキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワード
- ハッシュタグは、投稿数の多さによって、ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードの3種類に分類されます。
- ビッグキーワードは投稿数が非常に多く、競争が激しい。主にインスタグラムにジャンル認知してもらうために使用します。
- ミドルキーワードはビッグキーワードよりも具体的で、ある程度のリーチ数を期待できます。
- スモールキーワードは非常に具体的で、ニッチな層にピンポイントでアピールできます。
- これらのキーワードを効果的に組み合わせることで、より多くのユーザーにリーチし、フォロワーを獲得することができます。
ハッシュタグの個数
- インスタグラムではハッシュタグは最大30個までつけることができますが、5個程度に絞った方が良いとされています。
- 特にフォロワーが1000人を超えたアカウントでは、ハッシュタグの数は5個程度に抑え、フォロワーとの関係性を構築することに注力する方が効果的です。
企業におけるハッシュタグ戦略
- 企業は、オリジナルハッシュタグ(ブランドハッシュタグ)を活用することで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を創出し、マーケティングに活用することができます。
- 魅力的なハッシュタグを作成し、ユーザー参加を促進することで、UGCによる自然な認知拡大を図ることができます。
- 集まったUGCは、自社サイトやSNSで積極的に活用することで、商品の魅力を効果的に伝えることができます。
まとめ
インスタグラムで効果的にハッシュタグを使うには、投稿内容と関連性の高いハッシュタグを選び、ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードを効果的に組み合わせることが重要です。また、アカウントの成長段階に合わせて、ハッシュタグの個数を調整する必要があります。
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