どうも!あきです。
今回は検索エンジンの仕組みと掲載順位が決まるアルゴリズムについて詳しく解説していきます。
前回の記事で検索エンジンについて少し触れましたが、SEOの順位を上げるうえではもう少し詳しく理解してもらいたいので、今回はより順位の決まり方などに焦点を当てて説明します。
前回の記事をこちらです。
前回の記事のおさらいを簡単にすると、SEOとはオーガニック検索で掲載順位を上げるための施策を打つことだと説明しました。
なので、今回の記事のメインテーマである掲載順位の決まり方を知って攻略すればいいだけ!ということになりますが、そんな単純な話ではないので、詳しく見ていきましょう。
結論からいうとGoogleのアルゴリズムは200項目以上の判断基準が存在していて、ブラックボックスな部分が非常に多いです。なぜなら、公にはアルゴリズムの仕組みが公表されていないからです。でもある程度攻略法というのは確立されていますが、100%正しいとは言えないのが現状です。
クローリングとインデックスのプロセスについて
まずアルゴリズムに入る前にクローリングとインデックスについて見ていきましょう。
前回の記事でも軽く触れていますが、アルゴリズムを理解する前にもう一度復習しておきます。
検索エンジンは図書館の仕組みに非常に似ています。
例えば、新しい本が出版されたら図書館は新しい本の情報を収集し→購入し→分野ごとに仕分けし→本棚に格納します。
検索エンジンもこの仕組みと全く一緒です。
検索エンジンではクローラー と呼ばれるプログラムがWebサイトを巡回し、情報を収集してデータベースに登録します。
このプロセスを クロール と インデックス と呼びます!
クロールについて詳しく解説
検索エンジンの クローラー (Google では「Googlebot」と呼ばれます) は、インターネット上の Webサイトを巡回し、ページを発見するプロセスを担っています。
先程の例だと新しい本の情報を収集しているのが、このクローラーになります。
クローラーの特徴
・クローラーは、既知のページから張られているリンクをたどって、新しいページを検知します。
・クローラーは、ページの内容を読み取り、情報を収集します。
・クローラーは、すべてのページをクロールするわけではありません。補足として言っておくとクローラーが品質が低い記事は本棚に置く必要はないな!と判断する場合があると言うことです。
インデックスについて詳しく解説
インデックスとは、クローラーが収集した情報を検索エンジンのデータベースに登録する役割を担っています。
先程の例だとクローラーが購入してきた本を分野ごとに仕分けし、本棚に格納することをインデックスと言います。
つまり、このインデックスがされないとあなたの記事は一生検索しても出てこないと言うことになります。
これも同様に全てのページがインデックスされるわけではありません。
このように検索エンジンは超巨大な図書館のようになっていて、クロールとインデックスが図書館の職員のような役割をしています。
では、次はアルゴリズムについて見ていきます。
検索アルゴリズムとアップデートについて
まず大前提!アルゴリズム攻略のセンターピンについてお話しします。
このセンターピンは読者が有益だと思えるコンテンツを作ること!どんな意見も最終的にはここに行き着きます。
有益なコンテンツを作成する上で欠かせな検査意図については次のページで詳しく解説しますので、ご安心ください。
私がPPCアフィリエイトをやっていた時代は、コンテンツの質がゴミ(完全コピペとか)みたいな記事でも、サテライトサイトを作って被リンクをたくさん獲得することで、ゴミコンテンツでも上位表示させることができた時代もありました。
でも、もうそんな時代はとっくに終わっていて、いつまでもそのようなブラックハットSEOと言われる手法でコンサルしている方が未だにいるのが驚きです。
ブラックハットSEOの対義語はホワイトハットSEOです。
少し専門用語が出ましたが、読者が読んで有益だと思えるようなコンテンツを作りましょうと言うことです。
ただ、今は有益なコンテンツを作るだけでは上位表示が難しくなりました。
その理由にブログ飯と言う言葉が流行った時代くらいから、企業が潤沢な資金を持ってWeb業界に入ってきたからです。
また、Googleは権威性も一つの大事な指標にしていて、個人が書く記事より、企業が書いている記事の方が信頼できるよね!と言うことで企業が優遇される傾向があります。
WELQ事件とかあっても企業がまだまだ優遇されている時代です。
この辺のSEOの歴史について話すとどんどん脱線するので、このくらいにして検索アルゴリズムに話を戻します。
検索アルゴリズムとは超簡単に言えばGoogleの脳です。
アルゴリズムは検索結果の表示順を決めるために使う複雑な計算式のことで、ユーザーが検索窓にキーワードを入力すると、検索エンジンはこのアルゴリズムを使って、膨大なウェブページの中から関連性の高いページを選び出し、順番に表示します。
このアルゴリズムの精度が狂うとどうなるのか?
ユーザーは検索したと言うことは何かの情報を見たいと思って検索窓にキーワードを打ち込みます。
そこで的外れな検索結果が表示されたらどうでしょう?二度とGoogle検索を使わない!となりますよね。
それをGoogleは一番恐れています。
なぜなら、Googleの収益の9割は検索エンジンからの広告費用だからです。
Googleの検索エンジンを使う人が少なくなれば、広告を出す企業も少なくなり、収益が悪化する構図になっているからです。
余談ですが、ChatGPTが世の中に出た時にGoogleの創設者であるラリーページさんがコードレッド緊急事態だと言ったことは有名な話です。
そして、このアルゴリズムは定期的にアップデートされています。
特に大きなアップデートの場合はGoogleコアアルゴリズムアップデートと言われ検索順位が大きく変動します。
影響を受けない人もいますし、大打撃を受ける人もいます。
検索順位1位で月100万稼いでいた人でも、このアップデートで検索順位が圏外に飛ばされ、収益が一気に0円になった人もいます。世の中ではこれをGoogle砲と言ってます。
検索アルゴリズムでこれだけは抑えてください5選
そんなブラックボックスなアルゴリズムですが、全く何も分からないという訳ではありません。
Googleの公式声明や、SEOの専門家による分析から、いくつかの重要な要素が明らかになっています。
コンテンツの関連性
検索キーワードとページの内容がどれだけ一致しているか。
例えば極端な例ですが、サッカーのタイトルがついた記事をクリックしたら中身は野球の記事だったなどは完全にアウトです。
ユーザーはサッカーに興味があってその記事を見ようと思ったのに中身が野球のこと書いてたら、ガッカリしますよね。
なので、タイトルとコンテンツの中身が大きく乖離しないように、必ず関連性があるようにしてください。
また、キーワードがページのタイトルや、見出し、本文に適切に含まれている必要があります。
なぜなら、それらの情報がないとGoogleがクロールした時に、どのジャンルの本棚に格納すればいいのかが分からないからです。
サイトやページの情報を適切にGoogleに教えるルールについては必ず理解する必要があります。
そのルールや方法については別の記事で詳しく解説していますので、ご安心ください。
コンテンツの品質
クローラーは全ての記事をインデックスする訳ではないと何度も説明してきました。
コンテンツの情報の正確性、網羅性、最新性、独自性が重要です。
また、発信者の専門性、権威性、信頼性が高いと上位表示されやすい傾向にあります。
他にも読みやすさや分かりやすさなども重要な要素です。
それらはGoogle analstics 4(GA4)と言うツールで確認できます。
ここでは詳しく説明しませんが、そのツールを使うことで読者がどのくらいの時間ページに滞在したのか?何ページ読んだのか?どこからアクセスしてきたのか?などなどが分かるようになるツールです。
SEOを攻略する上では絶対に必要なツールなので、まだ導入していない企業さんや個人さんはすぐに導入してください。
少し面倒ですが、完全無料で使えます。
ユーザビリティ
ユーザビリティとは製品やサービスの使いやすさや効果性、ユーザーの満足度を表す言葉です。
ネットの世界ではページの読み込み速度が遅すぎないか?遅すぎてユーザーに不便だと思わないか?が重要です。
自分のサイトがどのくらいのスピードで表示されるかを数値化してくれるツールもGoogleが提供してくれています。
それが、PageSpeed Insightsです。自分のサイトのURLを貼ってエンターを押すだけで、数値化してくれて、どこに問題があるのかも指摘してくれます。
他にも今はパソコンよりもスマホで見る人の方が多い時代です。
ですが、まだパソコンでは見やすいけどスマホでは見にくいみたいなレスポンシブ対応していないサイトもあります。
そのようなサイトはたくさんの評価項目がある中の一つを落としていると言うことです。
被リンク
おそらくこれからのSEO対策で1番重要なのがこの被リンク対策です。
被リンクとは、他のウェブサイトからあなたのウェブサイトへ張られているリンクのことです。
例えば誰かのブログやメディアで私のこの記事がリンク付きで貼れた場合、私は被リンクを1獲得することができます。
SNSでいうところの拡散みたいな感じです。
そして、この被リンクを貰う方法は良質で読者に何かしらの価値を与えられる記事やサイトだけです。
なぜなら、有益じゃない記事を拡散したいとは、思わないからです。
被リンクについては語ると凄く長くなるので、別で記事を作成予定です。
これだけ覚えておけばとりあえずOK→検索エンジンは被リンクを多く獲得しているサイトや記事はユーザーから高く評価されているサイトなんだ!と判断するので、上位表示されやすくなる。
被リンクを獲得するには、質の高いコンテンツを作成し、他のウェブサイトから参照されるようにすることが重要!
ユーザーの行動
少し話しちゃいましたが、GA4で見れる指標がすごく大切になります。
検索結果からそのページがどれだけクリックされているか?クリック率。
どのくらいページに滞在したか?多く滞在していると言うことはユーザーはそれだけ真剣に読んでいる、つまり、いい記事なんだ!と判断しています。
他にも直帰率(ページをすぐに離れてしまう割合)開いてすぐに離れてしまう場合は、コンテンツの関連性がないのか?と疑われ順位が下がってしまう恐れがあります。
ただ、直帰率が高いからと言って上位表示できないと言う訳ではありません。
まとめ
この5つの要素をしっかりと攻略するだけでも十分上位表示を狙うことができます。
SEOは相対評価なので、ライバルが全くいないようなキーワードだったら書いてすぐに上位表示するみたいなこともありましたが、今はライバルが多くそのような穴場のキーワードはなくはないですが、それでもそこそこの品質は担保しないと上位表示は厳しいです。
今回はすごく簡単に説明しましたが、一つ一つの要素は奥が深いのでこれからドンドン詳しく解説していきます。
自分でやるのは無理そうな方は一度ご相談ください。
- Googleのアルゴリズムは200以上の要素から成り立っており、完全に解明することは不可能。しかし、SEO対策として確立された方法もある。
- 検索エンジンは図書館のように、クローラーがウェブページを巡回し情報を収集(クロール)、データベースに登録(インデックス)する。
- 質の高い、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することがSEO対策の中心。
- かつては質の低いコンテンツでも被リンクを増やすことで上位表示が可能だったが、現在は通用しない。
- Googleは企業が作成したコンテンツを優遇する傾向がある。
- アルゴリズムの精度はGoogleの収益に直結するため、定期的にアップデートが行われる。
- 上位表示の要素として、コンテンツの関連性、品質、ユーザビリティ、被リンク、ユーザーの行動が重要。
- コンテンツの関連性:検索キーワードとページ内容の一致、タイトルと内容の整合性などが重要。
- コンテンツの品質:情報の正確性、網羅性、最新性、独自性、発信者の専門性などが重要。
- ユーザビリティ:ページの読み込み速度、モバイルフレンドリーなど、ユーザーにとって使いやすいかどうかが重要。
- 被リンク:他のウェブサイトからのリンクは、サイトの評価を高める重要な要素。
- ユーザーの行動:クリック率、ページ滞在時間、直帰率など、ユーザーのサイトに対する反応が重要。
- これらの要素を理解し、対策することで上位表示を目指せる。
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