どうも!あきです。
今回はSNSとSEOの関係性から両者の違い、効果的な戦略「メディアミックス」と言う考え方をお伝えしていきます。
今の時代SNSはビジネスにおいては切っても切り離せない関係となっています。
そんなSNSがSEOにどんな影響を及ぼすのか?
結論から言うとSNSはSEOに直接的な影響はないですが、間接的には大きな影響を及ぼします。
詳しく見ていきましょう。
SNSとSEOの大きな違い
SNSとSEOには明確な違いがあるのですが、分かりますか?
それはSNSはながらで見る媒体で、SEO(検索エンジン)は何か目的があって見る媒体です。
この違いは非常に重要で、この違いを知らないで何となく広告を出稿しているんだろうな!と感じる企業様も多く見受けられます。
SNSは基本的に認知を取る媒体です。
あなたも何かしらのSNSを1度は開いたことがあると思います。
その時に何か目的があってSNSを開きましたか?
最近はインスタでLineのようにやりとりしたり、飲食をSNSで検索する文化もありますが、ここではあくまでも一般的な使い方を話しています。
多くの方は何となくSNSを開いて流れてくるコンテンツを見ている場合がほとんだと思います。
SNSとSEOは見ているお客様の状況が全然違うと言うことです。
分かりやすい例で言うと。
例えば、家の鍵を無くした場合、あなたはGoogle検索を使うか?SNSを使うか?どっちを選びますか?
おそらく多くの方は前者のGoogleを選ぶと思います。
なぜなら、家の鍵を無くして今すぐにでもこの状況を何とかしたい!緊急性が高い悩みを抱えているからです。
そんな時はおそらく、Googleの検索窓に「鍵 無くした どうする」などのキーワードで検索をすると思います。
・SNS→ながら見の媒体
・SEO→目的があって見る媒体
この違いが分かっているだけでも、LPの作成や広告運用をするときに使う言葉やデザインが変わることが理解できるかと思います。
これがSNSとSEOの大きな違いになります。
SNSはSEOにどんな効果をもたらすのか?
結論から言うとSNSが直接的にSEOに与える影響はないが、間接的には影響するです。
まず、SNSなどでウェブサイトの記事がシェアされたとしても、SNSからの被リンク効果は得られないです。
被リンクについては以下の記事で詳しく解説しています。

SNSでシェアされても被リンク扱いにならない理由として、SNS発のリンクには全て「nofollow」(ノーインデックス)が設定されているので、検索エンジンがクロールできない仕様になっているので、被リンクのSEO評価を獲得できないのです。
クロールやインデックスについては以下の記事をご覧ください。

Googleのジョン・ミューラー氏も、ソーシャルシグナルが直接的なランキングに影響を与えないと明言しています。
では、間接的にはどのような影響があるのか?
例えば、SNS上で企業名、店名、ウェブサイト名などの固有名詞が言及されることで、指名検索が増加し、Googleの評価指標である「権威性」の向上が見込めます。

SNSで見かけて商品やサービスをGoogleで調べ直したことがある人も多いのでは??
ただし、悪評や批判的な言及が多いと逆効果になる可能性もあります。
他にも、SNSで話題になったコンテンツが、他のウェブサイト運営者やメディア運営者の目に留まり、リンク付きで自社サイトが紹介されることで、良質な被リンクを獲得できる場合もあります。
また、SNSで多くの認知を獲得できた場合は自社のウェブサイトへのアクセス数が増加し、ページの回遊率や滞在時間などが良ければSEOにプラスに作用します。
どちらにしてもいつどんな時にバズったりSNSからの流入が来るか分からないので、ウェブサイトのクオリティーを上げておかないといけないと言うことです。
このように直接的には関係ないけど、SNSで認知をとってウェブサイトに来てもらうという意味では間接的にSEOに大きな影響を与えます。
SEOを全く気にしないのではあれば、ウェブサイトは情報を格納するためのツールとしてだけ使い、集客導線は全てSNSにすると言うやり方も今の時代ではありだと思います。
ただし、SNSから集客を考えるのであれば自分の作ったコンテンツが資産になるSNSを選びましょう。
フロー型とストック型がSNSにはあります。
フロー型はFacebookやXでコンテンツが流れていく系で資産にならないSNSで、ストック型はYouTubeやインスタでコンテンツが積み上がっていくSNSです。
この辺のフロー型とストック型でも1記事作れるので、制作する予定です。
このままいくと話が脱線するので、SNSとSEOの関係性に話を戻します。
各SNSとSEOの関係性について
SNSは説明した通り直接的にはSEOに関係ないと言う結論に全てのSNSがなってしまうので、代表的な2つのSNSについてだけ見て見ましょう。
XがSEOに与える影響
・直接的なSEO効果はない
X(旧Twitter)からのリンクには「nofollow」属性が設定されているため、被リンクとしての効果は期待できません。
・間接的なSEO効果はある
1、サイテーション効果:X(旧Twitter)上でサイト名や企業名などが言及されることで、オンラインでの信頼性や権威性、認知度が向上し、間接的なSEO効果が期待できます。
2、トラフィック増加:X(旧Twitter)を通じてウェブサイトへ誘導することで、トラフィックが増加し、間接的にSEO評価の向上が期待できます。
3、被リンクの獲得:X(旧Twitter)での情報拡散がきっかけとなり、他のウェブサイト運営者が自社サイトへのリンクを貼ることで、自然な被リンクを獲得できる可能性があります。
Xは非常に拡散力が強いSNS媒体なので、効果的なプロモーションを打つことで爆発的なアクセスを自社サイトに呼び込むことができます。
FacebookがSEOに与える影響
Facebookも基本的にXと同じで直接的なSEO効果は期待できません。
Facebookページからのリンクはすべて「nofollow」に設定されているため、被リンクとしてのパワーはありません。
また、Facebookページには「disallow」が設定されているため、Googleが情報を収集できず、SEOに効果がないことも分かっています。
なので、Facebookも直接的な影響はないですが、間接的にXと同じようなことで影響を及ぼしています。
Facebookの場合は「いいね」やシェアを獲得することで、会社名やウェブサイト名の認知度を高めることが可能です。
広く認知されてサイト名を覚えてもらえるようになると、「指名検索」や「ブックマーク」からアクセスが集まる可能性があります。
Lineの友達追加してくれた方限定で、各SNSの利用者数、特徴、攻略法をまとめた記事を公開しています。


SNSの活用でSEO対策の効果を高める方法をご紹介
ここからは具体的にSNSをどうSEOに活用するべきなのか?について解説します。
おそらくこれを読んでいる多くの方がSEOを通して何かしらの商品やサービスを販売したり、認知を広めたいと考えていると思います。
そんな方はメディアミックスと言う考え方を持ちましょう。
メディアミックスとは、複数の異なるメディアを組み合わせて効果的な広告やマーケティング戦略を展開する手法です。
つまり、SNSは直接的にはSEOに影響を与えませんが、何度も説明している通り間接的には影響します。
なので、結論はリソースや攻略する知識があるのであれば無料で始められるので、全てのSNSをやった方が良いと言うことです。
SEOで集客したお客さんを他のSNSに流したり、SNSで集客したお客さんを自社メディアに流したりする戦略をメディアミックスと呼びます。
ただし、このメディアミックスは結構難しいです。
例えば、インスタのフォロワーさんにYouTubeをフォローして!とお願いしてもフォロワー数の10%くらいしかフォローしてくれません。
インスタでショート動画を作成し、長編動画はYouTubeへ!みたいなメディアミックスの方法が流行っていましたが、実際にはショート動画を見る層はショートしか見ないし、長編を見る人は始めから長編を好んでみるので、ショートから長編への誘導はかなり難しいことが実験結果から分かりました。
他にも普段Xばっかり見ているフォロワーさんにインスタもフォローしてと言ってもほとんどの人がフォローしません。
なぜなら、その方はXをメインで使っていてインスタを使っているかも分からないからです。
だから、本来であれば個人や会社では、各SNS媒体を持つことが重要なのです。
各SNS媒体でフォロワーさんを増やしておいて、重要なキャンペーンを打った時にだけ自社メディアへ誘導するためのSNS媒体と考えた方が良いでしょう。
SEOは上位表示できれば、半永久的に集客をしてくれますが、SNSは自分からコンテンツを発信してフォロワー数(見込み客)を増やさないといけません。
なので、個人的にはSNSはブースト媒体だと思っています。
自社メディアを立ち上げたばかりの場合でもSNSで告知をすればブーストしてお客様を集めることができるからです。
インスタについて学びたい方はインスターマスター講座をご覧ください。
結論は全てのSNSやった方が良いよね!と言う当たり前の意見にはなってしまいますが、全てのSNSは大変なので、自分の商品やサービスを購入してくれるであろう見込み客はどこにいるのか?各SNSの媒体の特徴を掴んで優先順位を決めると良いでしょう。
例えば、インスタは比較的女性が多い媒体で、Xは経営者や文字が読める比較的頭の良い人が多い、YouTubeは全世代が利用する最強のプラットフォーム!ただし、工数はめちゃくちゃ重い。
と言うように各SNSの特徴を洗い出してから挑んでも良いと思います。
まとめ
- SNSはSEOに直接的な影響を与えないが、間接的には大きな影響を与える。
- SNSとSEOの大きな違い:SNSは「ながら見」される媒体であり、SEO(検索エンジン)は目的を持って見られる媒体である。
- SNSからの被リンクは「nofollow」属性のため、SEO評価は得られない。Googleのジョン・ミューラー氏も、ソーシャルシグナルが直接的なランキングに影響を与えないと明言している。
- SNSがSEOに与える間接的な影響:
- 企業名やウェブサイト名がSNSで言及されることで、指名検索が増加し、Googleの評価指標である「権威性」の向上が期待できる。ただし、悪評や批判的な言及が多いと逆効果になる可能性がある。
- SNSで話題になったコンテンツが、他のウェブサイト運営者やメディア運営者の目に留まり、リンク付きで自社サイトが紹介されることで、良質な被リンクを獲得できる可能性がある。
- SNSで多くの認知を獲得できた場合は自社ウェブサイトへのアクセス数が増加し、ページの回遊率や滞在時間などが良ければSEOにプラスに作用する。
- SNSの種類:コンテンツが流れていくフロー型(Facebook、X)と、コンテンツが積み上がっていくストック型(YouTube、Instagram)がある。
- 各SNSとSEOの関係:
- X(旧Twitter):直接的なSEO効果はないが、サイテーション効果、トラフィック増加、被リンクの獲得という間接的なSEO効果が期待できる。
- Facebook:直接的なSEO効果は期待できないが、会社名やウェブサイト名の認知度を高めることが可能。
- SNSをSEOに活用する方法:
- メディアミックスという考え方を持つ。SEOで集客した顧客を他のSNSに誘導したり、SNSで集客した顧客を自社メディアに誘導する戦略。
- 各SNS媒体を持ち、重要なキャンペーンの時だけ自社メディアへ誘導するためのSNSと考える。
- SNSはブースト媒体として活用する。自社メディアを立ち上げたばかりの場合でもSNSで告知をすれば顧客を集めることができる。
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