どうも!あきです。
今回はGoogle広告のコンバージョン設定について完全解説していきます。
コンバージョン設定で設定できる全ての項目も解説します!

また、単に設定できる項目を解説するだけではありません!
なぜコンバージョン設定が重要なのか?という基礎知識から、具体的な設定手順まで丁寧に解説し、あなたの広告効果を最大化できる状態を目指します。
今回の記事作成にあたってコンバージョン設定する仮想ページも用意しました。

この仮想ページから二つの設定方法を解説します。
①一つ目が購入するボタンを押して、購入先のサンクスページに到達したことを、1コンバージョンとして計測する方法
②二つ目がLINEを追加するのボタンを押したことを、1コンバージョンとして計測する方法
について管理画面を見ながら一緒に手を動かして、設定していきましょう。
この記事を見れば、あなたは正確な計測ができるようになり、広告費を安心して投資できるようになります。
それでは、見ていきましょう。
今回の記事の動画はこちら↓チャンネル登録して効率的に広告運用を一緒に学びましょう!
動画の方が記事よりも「例え」を多く入れて話しているので、理解しやすいと思います。
Google広告におけるコンバージョンの基礎知識
前回の記事でコンバージョンについて徹底解説しているので、そもそもコンバージョンの意味が全く分からないと言う方は、前回の記事をご覧ください。

前回の記事では、Google広告におけるコンバージョンと言うよりかは、Webマーケティング全体でのコンバージョンについての考え方を解説したので、今回は復習も兼ねてGoogle広告のコンバージョンに特化して解説していきます。
まず、Google広告における「コンバージョン」とは、広告をクリックしたユーザーが特定の成果となるアクション
例えば、購入、問い合わせ、資料請求などを完了したことを指します。
簡単に言えば、あなたが広告を出して達成したい最終的な目標や成果がコンバージョンです。
そして、その「成果」をGoogle広告の管理画面で設定し、計測することをコンバージョンアクションと呼びます。
コンバージョンアクションを複数設定することで、「コンバージョン10件のうち、問い合わせは7件、資料請求は3件」といったように、広告経由の成果の内訳をより詳細に把握することができます。
なので、可能な限りコンバージョンポイント(マイクロコンバージョン)をたくさん設置して、ユーザーの動きを可視化することで、効果的な施策を打つことができるようになります。
コンバージョン数とコンバージョン値の違いについて
あと、もう一つ知っておいて欲しいコンバージョン指標として、「コンバージョン数」と「コンバージョン値」の2種類です。
まず、コンバージョン数(CV数)は、その名の通り、購入や問い合わせなどの成果が発生した回数を示す指標です。
ただ、コンバージョン数だけでは、高額な購入と低額な購入のように、成果の金銭的な質を区別することができません。
そこでコンバージョン値が必要になります。
これは、特定のアクションがビジネスにどれだけの金銭的価値をもたらすかを評価した指標です。
例えば、同じ「1件の購入」というコンバージョン数でも、ある顧客は3,000円の商品を買い、別の顧客は30,000円の商品を買った場合、ビジネスへの貢献度は10倍異なります。
コンバージョン数だけを見ていると、Google広告の入札アルゴリズムは、高額な購入と低額な購入を同じ価値として扱ってしまいます。
そこで、コンバージョン値を設定すれば、Googleはより価値の高い成果(30,000円の購入など)を優先的に獲得するように入札を調整することができます。
これにより、広告費を効率的に活用し、最大限のリターン(ROAS:広告費用対効果)を得ることができます。
商品やサービスに応じてコンバージョン値を使った方がいいのか?コンバージョン数だけでいいのか?を検討しましょう。
ECサイトの場合だと商品の値段が安いか高いかで簡単に判断できますが、資料請求とかの場合は、その顧客が将来的にどれだけの収益をもたらすか(LTV・顧客生涯価値)を算出し、その平均値を設定すると良いでしょう。
これをどこで設定するのかにいては後ほど、詳しく解説します。
簡単に説明しておくと、Google広告の管理画面→左側の目標→コンバージョン→概要→コンバージョンアクションを作成→購入→値の箇所があるのでそこで設定

コンバージョン設定の重要性
Google広告においてなぜコンバージョン設定が重要なのか?について説明してから、具体的な設定手順に入っていきます。
多くの方はコンバージョンを設定することは大事だと理解できていても、それを設定する目的や重要性についてちゃんと説明できる人は少ない印象です。
このセクションでしっかりと重要性について理解してコンバージョン設定への理解を一緒に深めていきましょう。
コンバージョン設定が重要な理由は主に三つあります。
1. 成果の明確な把握
2.入札と配信の最適化
3.詳細なデータ分析による戦略立案
大きく分けるとこの三つに集約できます。
順番に解説していきます。
1. 成果の明確な把握
一つ目が広告経由の成果を明確に把握できるからです。
おそらく多くの方がコンバージョンを設定する意味はこれだよね!と考えているのではないでしょうか?
コンバージョン設定をすることにより、「広告Aでは購入が30回、広告Bでは108回」といった結果を数値で比較し、どの広告が効果的かを視覚的に判断できるようになります。
2.入札と配信の最適化
二つ目が入札と配信の最適化を可能にするからです。
コンバージョン設定を行うことで、Google広告の機械学習が、あなたのビジネスにとって最も価値の高い成果を優先的に獲得するよう、入札と配信を自動で調整できるようになります。
もう少し詳しく説明すると、コンバージョンアクションには「メイン」と「サブ」があります。
メインアクションは、通常、ビジネス上の最終的な目標を設定します。例えば、ECサイトの「商品購入」や、「お問い合わせ」や「イベント申し込み」など、売上やリードに直結する重要なアクションです。これらをメインに設定することで、この最終目標の獲得に絞って広告の最適化が進められます。
サブアクションは、最終成果地点の手前にあるユーザーアクションが設定されます。例えば、「購入フォーム到達」や「資料請求」「カートに追加」などです。これらをサブに設定することで、入札最適化には影響を与えずに、中間コンバージョンとしてモニタリング(観測)できます。
このように、メインは最適化の目標(最終コンバージョン)として、サブは分析・モニタリングの指標(マイクロコンバージョン)として、それぞれ利用目的を分けてコンバージョンを設定することが大切です。
大切な理由が三つ目の理由にも繋がります。
3.詳細なデータ分析による戦略立案
三つ目が広告効果を最大化するための戦略立案が可能になるからです。
先ほどのメインとサブのように、複数のコンバージョンアクションを設定することで、成果をより詳細に把握できます。
例えば、「コンバージョン10件のうち、問い合わせは7件、資料請求は3件」といった内訳が分かります。また、「購入フォーム到達」など成果地点の手前にあるアクションを「サブ」に設定することで、これらの中間コンバージョンをモニタリングし、クリエイティブと各アクションの関係性を具体的に分析できます。
さらに、コンバージョンアクションごとの計測を、キーワードやターゲティングといったセグメントに掛け合わせることで、ユーザーの行動パターンの傾向をより詳しく分析できます。
例えば、「運用代行」のキーワードからは問い合わせが多く、「事例」のキーワードからは資料請求に至るケースが多い、といった傾向を把握し、その行動パターンに合わせて訴求を変更したり、広告の配信量を調整することもできます。
コンバージョン設定の重要性まとめ
これらをしっかりと設定し活用することでROAS(広告費用対効果)が測定でき、広告費に対する利益を数値化できるため、広告予算の無駄を減らし、次回の運用に役立てることができます。
正確な計測があってこそ、広告費を安心して投資でき、機械学習も最大効果を発揮します。
まず最初に行うべきことは、「自社にとって価値のある行動」を具体的に定義することです。売上に直結するメインである最終コンバージョン(例:決済完了)と、そこに至るまでの重要行動でサブにあたるマイクロコンバージョン(例:カート追加、会員登録)を階層化して明確に設定しましょう。
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今回コンバージョン設定するページを紹介
Google広告におけるコンバージョンの理解は深まりましたか?
ここからは、この動画の肝と言っても過言ではない、設定編に入っていきます。
そして、今回この記事を書くにあたりコンバージョン設定する仮想ページを用意しました。
テントを販売している商品ページという設定です。
キャンプが好きなのでテントにしました!特に意味はありません。
キャンプ好きな方はご連絡頂けると嬉しいです^^

実際のページは以下になります。
今回紹介する設定は二つです。
①一つ目が購入するボタンを押して、購入先のサンクスページに到達したことを、1コンバージョンとして計測する方法
②二つ目がLINEを追加するのボタンを押したことを、1コンバージョンとして計測する方法
この二つの計測方法が分かれば、困ることはほとんどありません。
サンクスページをお申し込み完了ページに置き換えたり、LINEを追加するボタンを資料請求のボタンとして置き換え計測すれば、ほとんどのことに対応可能です。
ただし、私のクライアントの店舗経営者さんがホットペッパービューティーさんなどのポータルサイトでの予約で、予約完了までをコンバージョンポイントとして計測したいんだけど…って質問が結構来ます。
結論から言うと
Google広告のクリックからホットペッパービューティーへの遷移までの「クリック計測」は可能ですが、その後の予約完了などの行動まではGoogle広告で測定しにくいという事情があります。
その理由に、HPBにコンバージョンタグの設置が直接できないからです。
アクセス解析ツールやGTMを使えば不可能ではないですが、できないと思っておいた方がいいでしょう。
なので、ポータルサイトではクリック(ポータルサイトへの遷移をコンバージョンとしてカウントすると言う意味)をコンバージョンポイントとし、詳しいコンバージョン計測はホットペッパービューティーの管理画面(サロンボード)などを使って別途確認する形を推奨しています。
話が少し脱線しましたが、具体的な設定手順を見ていきましょう。
具体的なコンバージョン設定・実装の手順

Google広告の管理画面→目標→概要→コンバージョンアクションの作成をクリックします。
もし概要を押して何にも過去に作成してない場合は以下の画面が表示されるかと思います。

新しいコンバージョンアクションを押します。

この中の選択肢から自分が目標とするコンバージョン計測を選択します。
多くの方は一番上の「ウェブサイトで発生したコンバージョン」で問題ないです。
「ウェブサイトで発生したコンバージョン」のチェックボックスを選択すると「続行するにはウェブサイトの URLを入力してください」と言う表記が出てきます。

赤枠の①の「URLを追加」を押すと以下の画面に遷移します。

ここでWebサイト全体のURLを入力したら、スキャンを押してください。
スキャンが終わると以下の画面が表示されます。

「Googleタグ」のところのチェックボックスを入れると

まだ実装されていません!と表示されます。
つまり、Googleがコンバージョンデータを取ってくるのに、必要なタグがあなたのWebサイトにまだ埋め込まれていないですよ!と言うことです。
ちょっと話が戻りますが、HPBだとこのタグをHPBに埋め込むことが難しいので、予約完了までの計測ができないのです。
タグを実装してない場合は、設定を押しましょう。押すと以下の画面に変わります。

ワードプレスを使っている方も多いと思いますが、使っていない方もいると思うので、ここでは手動でのインストールを説明します。
また、一度覚えてしまえば手動インストールの方が楽だし、簡単です。
手動インストールを選択すると以下のようなコードが表示されます。

これを見て嫌だな!と思う方もいるかもしれませんが、コードはイジらないでコピぺだけなので、安心してください。
このコードを<head> 要素の直後に貼り付けます。
私はSwellとAffinger4のワードプレスを使っているので、まずこの二つのタグを入れる場所を解説したら、htmlの中のheadタグの見つけ方を解説します。
まず、Swellに関してはカスタマイズ→左側のメニューの高度な設定を押すと
この赤枠で囲われているところに、先ほどコピーしたコードを貼り付けて保存して終わりです。

Affinger4の場合は管理画面の左側のメニュー→Affinger4管理→一番下にスクロールすると

ここに先ほどコピーしたコードを貼り付けて保存して完了です。
二つのワードプレステーマを使っていない方は、少し手間ですが、外観→テーマファイルエディター→header.phpを見つけてください。

コードの貼り付けが終わったら、インストールのテストを実行してください。
テストが完了すると以下の画面が表示されます。

これでタグの設定は完了です。

もう一度、この画面のコンバージョンアクションを作成を押してください。
そうすると、先ほど登録したサイトが表示されます。

選択して「保存して次へ」をクリックします。
すると以下の画面で「測定で重視する点は何ですか?」と言うページに遷移します。

この中で自分の測定したい目的にあったコンバージョンアクションを選択してください。
今回は購入を選択します。

「コンバージョンアクションを追加する」を押してください。

ここに自分のサイトが出てくるので、選択します。
選択すると以下のページが表示されます。

簡単な2番から解説します。2番を選択すると

イベントの種類をページの読み込みにして、次と等しいURLを選択して、コンバージョン測定したいURLを入力すると指定したページが読み込まれたら、コンバージョン1としてカウントされます。
既に登録しているGoogleタグを利用して設定するので、イベントスニペット(コンバージョンを測定するコード)を設定する必要がありません。
購入完了ページやお申し込みページのURLをここに入力すれば、このページURLに到達した人をカウントしてくれます。
ただし、URLが自分の持っているサイトと同じ場合に限ります。
なので、LINE追加などはLINEのURLに変わるので、ここでは設定できません。
①の手動設定で行います。
では、①について解説します。
①を押して完了を押すと

コンバージョンアクションをどのようにして発火(計測)するかを設定します。
①はGoogleタグで設定する方法です。
これはイベントスニペット(計測するコード)をコンバージョン計測したいページの<head>タグの中に入れます。

これは先ほど入れたWebサイト全体の<head>タグではなく、特定の成果ページの<head>に入れるようにしてください。
②についてはその名の通り、メールでウェブ担当者にこの手順を送信し、外部でやってもらう時に使います。
③はGoogleタグマネージャーを利用します。
Googleタグマネージャーを選択すると以下のページが出てきます。

この赤枠で囲っているコンバージョンIDとコンバージョンラベルをGoogleタグマネージャーに打ち込みます。
なので、このページを閉じないで、Googleタグマネージャーを開きましょう。
Googleタグマネージャーを開いたら、左側のタグを押します。

タグを押すと以下の画面に遷移します。

右上にある新規を押してください。
新規を押すと以下の画面が出てきます。

そうしたら左上に「名前のないタグ」という項目があるので、そこに好きな名前を付けましょう。
好きな名前というよりは、後から見て分かる名前だったり、管理しやすい名前をつけましょう。
今回は「Google広告CVサンクスページ」とします。

名前をつけ終わったら、タグの設定を押します。(赤枠の中ならどこを押しても大丈夫です!)

赤枠の中を押すとタグタイプの選択が表示されます。
その中のGoogle広告を選択してください。

Google広告を選択するとこのような選択肢が表示されます。
今度はこの中の「Google広告のコンバージョントラッキング」を選択してください。

選択すると以下の画面が表示されます。

赤枠で囲んでいる①(コンバージョンID)と②(コンバージョンラベル)をGoogle広告を見て入力します。
Google広告のこのページを閉じないでタグマネージャーを開いてくださいと言ったページです。

正しく入力できると以下の画面のようにチェックマークが表示されます。

このコンバージョンIDとコンバージョンラベルを①と②に入力が終わったら、下にトリガーという箇所があります。
今度はトリガーを設定するので、赤枠の中をクリックします。
トリガーの意味は拳銃のトリガーを引くのトリガーでどんなきっかけでこのコンバージョンタグを作動させるかを設定します。

トリガーを押したら以下の画面が表示されるので、右上にある+ボタンを押してください。

そうすると以下の画面が表示されますので、①でトリガー名を決めてあげましょう。

今回はサンクスページに到達したという設定なので、「Google広告GOENテントサンクスページ到達」といった感じで設定します。
トリガー名が決まったら②の赤枠の中をクリックしてください。
そうすると「トリガーのタイプを選択」という表示が出てきます。

この中のページビューを選択します。
後ほど、トリガー設定でのLINE追加のやり方も解説します。
まずは、サンクスページに到達したという設定のコンバージョンアクションを設定していきます。
ページビューを選択すると以下の画面が表示されます。

一部のページにする理由は特定のページ、今回はサンクスページに到達した人だけをカウントしたいので、「一部のページビュー」を選択します。

そしたら赤枠のように三つの選択肢が出てくるので、一番左を「PageURL」にしてください。
真ん中はデフォルトのまんま含むで大丈夫です。
最後がサンクスページのURLを入力してください。

今回この購入するボタンを押したら、マーケティング専門書GOENのホーム画面に飛ぶようになっています。
ホーム画面がサンクスページという設定です。
設定が終わったら、右上の保存を押しましょう。

これでタグとトリガーの両方が設定されました。

そしたら、もう一度保存を押してください。
そして、右上の公開を押すと

こんな感じの画面で公開を準備してくれます。
10秒くらい待ったら以下の画面が表示されます。

これでバージョンが公開されたということなので、完了です。
Xを押してこの画面を閉じてください。
お疲れ様です。一旦ここでコンバージョンアクションの設定は完了です。
次にLINEのコンバージョンアクション(ボタンクリックの計測について解説していきます)
手順はほとんど同じで簡単なので、安心してください。
まず、最初にコンバージョンアクションを作成したら、先ほどは購入を選択しましたが、今回はLINE追加なので、連絡先や離脱クリックを選びましょう。

あとは、Googleコンバージョントラッキングまでは同じ要領で入力していきます。

名前はGOENテントLINE追加など分かりやすい名称に変更してください。
入力が終わったら

先ほどはページビューを選択しましたが、今回はクリックの中のリンクのみを選択してください。

そうしたら、以下の画面が表示されるので、画像と同じように選んで設定してください。

④は「.*]です。⑦はLINEのURLを入力します。
他の番号は、その場でクリックして画像と同じ文言を選択して設定でます。
以上で設定は終わりです。
あとは、保存してバージョン公開の画面まで行っちゃって大丈夫です。

この画面まで行ったらXを押してこの画面を閉じましょう。
以上がサンクスページとLINEの友達追加のコンバージョンアクションの設定です。
お疲れ様でした。
次に気になるポイントとしては、今設定したタグがちゃんと発火するのか?動いているのか?だと思います。
次のセクションでこのタグがちゃんと動いているのかを確認する方法を解説していきます。
コンバージョンタグが正常に動いているかの確認方法
まずGoogleタグマネージャーの概要を開きます。

赤枠のプレビューを押します!

ここには計測したいページのURLを入れます。
今回だとGOENのテントページを検証したいので、それのURLを入れます。
リンクボタンを押すと

このように接続しました!という画面が表示され、別ウインドウでこのようなページが表示されます。

このウインドウは消さないで、この画面の購入するボタンをクリックすることで、コンバージョンタグが動いているかチェックできます。

どこで確認できるかというと、接続した段階で以下のような画面が表示されていると思います。

配信されたタグと書かれているのが、計測中で正確に動いているタグですよ!という意味になります。
反対に、未配信のタグはまだタグが動いていないということです。

先ほどの「購入する」ボタンを押すと

最初の方に作った「Google広告CVサンクスページ」というのが、ちゃんと動いていいれば、「配信されたタグ」のグループ(上)に移動します。

こんな感じです!
ちゃんと購入するボタンを押したら、「Google広告CVサンクスページ」が「配信されたタグ」の方に移動しています。
これでちゃんとタグが発火して、コンバージョン計測がされている状態になります。
LINEの友達追加も同じ要領で行います。
未配信タグのグループからボタンをクリックして、配信されたタグの方に移動していれば成功です!
もし、移動しない場合はタグがちゃんと発火してないということなので、手順を見直してください。
コンバージョン設定で設定できる項目を全て解説

アクションの最適化

アクションの最適化とは、広告の成果を最大化するために重要なコンバージョンを「メインアクション」として指定することで、入札や配信の最適化に利用する設定機能です。
コンバージョン設定の重要性のセクションで話したメインとサブをここで設定できます。
例えば、「商品購入」をメインアクションにした場合は、広告費や入札が購入の最大化を目指すよう自動で調整されます。
一方でサブアクションを設定することで、最適化は行われずに、コンバージョンの計測だけがされる設定になります。
このようにアクション最適化を適切に設定することで、無駄な広告費を抑えつつ本当に達成すべきコンバージョンを最大化できます。
コンバージョン名

コンバージョン名は、その名の通りコンバージョンの名前を決めます。
具体的に何を目的として、このコンバージョンを設定するのか?
その目的を短くして管理しやすい名前を入れると良いでしょう。
例えば、Google広告GOENテントサンクス到達やサービスA LINE追加など。
値

この記事の最初の方で「コンバージョン数とコンバージョン値の違いについて」解説しました。
このコンバージョン値をこの「値」のセクションで設定することができます。
簡単におさらいしておくと、コンバージョン値を設定することで、広告キャンペーンがビジネス目標(売上や利益など)にどれだけ貢献しているかを、金額ベースで分析し最適化できます。
例えば、同じ「1件の購入」というコンバージョン数でも、ある顧客は3,000円の商品を買い、別の顧客は30,000円の商品を買った場合、ビジネスへの貢献度は10倍異なります。
このように、単価が一定でない場合や顧客ごとの価値が異なる場合、各成果ごとに異なる値を設定できます。
異なる値を選択する必要がない場合は、「すべてのコンバージョンに同一の価値を割り当てる」を選択して、金額は1円で問題ありません。
もし、「コンバージョンごとに異なる価値を割り当てる」を選択した場合の金額の決め方については、既にこの記事の「コンバージョン数とコンバージョン値の違いについて」で解説しているのでここでは割愛します。
カウント方法

全件とは、広告をクリックしたユーザーが、同じ広告から複数回成果(購入や予約など)を上げた場合、その1回1回すべての成果をカウントする方法です。
例えば、ECサイトで1人のユーザーが1回広告をクリックしたあと、3回商品を購入した場合、コンバージョン数は「3」となります。
「何回成果があったか」を細かく把握したいビジネス、つまり1回限りではない複数成果が発生しやすいサービスやネットショップに向いているカウント方式です。
初回のみとは、広告をクリックした後ユーザーによる最初のコンバージョンのみカウントします。資料請求や会員登録、問い合わせなど、1回のクリックにつき1回のアクションだけを成果とみなしたいケースで利用します。
クリックスルー コンバージョンの計測期間

クリックスルーコンバージョンの計測期間とは、「ユーザーが広告をクリックしてから、何日間以内にコンバージョンが発生したら、その広告の効果としてカウントするか」を決める設定です。
例えば、あるユーザーがGoogle広告をクリックし、その日のうちに商品を購入しなくても、設定した計測期間内(例:90日間)にサイトで購入した場合、その購入は「Google広告からのコンバージョン」としてカウントできます。
この設定期間を短くすると短期間の効果を確認することができ、長くすると中長期的な広告効果も把握できるので、商品やサービスの検討期間に合わせて調整します。
エンゲージビュー コンバージョンの計測期間

エンゲージビューコンバージョンの計測期間とは、ユーザーが動画広告を 10 秒以上視聴してからどのくらい後のエンゲージメントコンバージョンまで記録するかを指定した期間です。
例えば、エンゲージメントコンバージョンの計測期間を 3 日間に設定した場合、ユーザーが動画広告を 10 秒以上視聴してから 3 日目までに発生したコンバージョンはカウントされますが、4 日目以降のものはカウントされません。
ビュースルー コンバージョン計測期間

ビュースルー コンバージョン計測期間とは、広告がユーザーに表示(インプレッション)されてからどのくらいの期間までコンバージョンとしてカウントするかを設定できます。
例えば、ユーザーに広告が表示されて広告を見たけど、その時は忙しかったり別の目的でページを閲覧していたとします。
その時は、一旦広告をスルーしたけど、やっぱり広告の商品やサービスが気になってユーザーが後から調べてコンバージョンに至った場合に1コンバージョンとしてカウントすることができます。
その1コンバージョンの計測期間を何日間に設定しますか?という設定です。
アトリビューション

アトリビューションとは、コンバージョンに至るまでにユーザーが接触した複数の広告クリックに対して、それぞれの広告の貢献度を評価し割り当てる仕組みのことです。
例えば、キャンプに行く前にテントを購入したいお客様がいるとします。
最初にSNS広告で「キャンプグッズのセール情報」を見て興味を持つ(ファース広告)
その後、リスティング広告を見て実際に商品の詳細を調べる(途中広告)
最後にディスプレイ広告をクリックして購入サイトに行き、本当に購入する(ラスト広告)
このようにそれぞれの広告の貢献度を評価することができましたが、現在はほとんど使えなくなっています。

拡張コンバージョン

拡張コンバージョンとは、ユーザーがあなたのウェブサイトで問い合わせや購入などをしたときに入力したメールアドレスや電話番号などの情報を、安全に暗号化してGoogleに送る仕組みです。
この拡張コンバージョンはGoogle側から設定しましょう!と言われますが、必ずしも設定しないといけない項目ではありません。
例えば、コンバージョン時にユーザーがメールアドレスや電話番号を入力しないケースでは、拡張コンバージョンの設定を行っても効果がない、つまり設定しなくていいのです。
なぜなら、拡張コンバージョンは、コンバージョンタグが発火した際に、そのページ内に表示されている、HTMLソースコードや変数内に入っているユーザーのメールアドレスや電話番号をデータとして取り込む機能だからです。
もっと簡単に言えば、お客様情報のデータ入力がない場合の拡張コンバージョンは取得できるデータもないので、設定する必要がないということです。
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