オンページSEOとは?基本の知識
オンページSEOとは、ウェブサイトの内部要素を最適化することで、検索エンジンからの評価を高め、検索結果で上位表示を目指す施策です。
他の呼び方としてあるのが、内部対策やオンサイトSEOです。

オンページSEOって言うよりも、内部対策って言っている方の方が多いイメージです。
・コンテンツSEO
・テクニカルSEO
・外部対策
の3つに分けられます。
ただ、このオンページSEOでは「コンテンツSEO」と「テクニカルSEO」の2つを指します。
なぜなら、オンページSEOとはサイトを内部から改善することでSEO効果を高める施策だからです。
最後の外部対策はオフページSEOとも呼ばれていて、基本的に被リンクのことを指しています。
被リンクとは、外部のWebサイトから自社サイトへのリンクが貼られている状態のことです。
このオンページSEOとオフページSEOの違いについては下の方で詳しく解説しています。
今回の記事で徹底解説するのは、内部対策の「コンテンツSEO」と「テクニカルSEO」の2つです。
ただ、しっかりと外部対策と内部対策の違いも説明しているので安心して読み進めてください。
オンページSEOなしに上位表示は不可な理由について
オンページSEOなしに上位表示が不可な理由はすごく単純で、この内部対策をすることがSEO攻略のセンターピンと言っても過言ではないからです。
先程の外部対策って言うのは、結局第三者である知らない人からの助けがないと成立しないのが外部対策です。
でも、この内部対策については第三者は関係ありません。
つまり、どこまで自社でちゃんとやれるのか?簡単に言ってしまえば、自分との戦いになるからです。
結構細かいテクニックが無数に散らばっていて、それを全て拾うのは正直、人的リソースなどもないとキツイです。
なので、どこまで突き詰めてやるのか?
それを決めるのは自分や自社次第なのです。
少し感情論的な話になりましたが、内部対策をしっかりと実施することで、検索エンジンとユーザーの両方にウェブサイトを適切に理解させ、評価を高めることができます。
検索エンジンの観点から言えば、内部対策によってウェブサイトの構造やコンテンツを理解させやすくなり、適切なキーワードで検索したユーザーにウェブサイトを表示できるようになります。
ユーザーの観点から言えば、内部対策によってウェブサイトの使いやすさやコンテンツの質が向上し、ウェブサイトでの滞在時間やコンバージョン率を高めることができます。
これをしっかりと突き詰めてやることで、上位表示の未来が待っています。
これから、その内部対策は一体どんなことをやるのか?について詳しく解説していきすので、どこまで自分ならやれるのか?も検討しながら見てみてください。
一個注意点として言っておくと、大前提としてコンテンツの質がある程度担保されていない場合は、いくら内部対策のテクニックを使っても上位表示することはできません。なので、コンテンツの質は絶対に落とさない上で内部対策を実施してください。



簡単に言えばオンページSEOは、ウェブサイトの基礎体力を向上させる施策で、長期的なウェブサイトの成功には不可欠なSEO対策です。
オンページSEOとオフページSEOの違い
詳しく見る前にオンページSEOを知ったらオフページSEOの存在も理解しておきましょう。
オンページSEOは内部対策でオフページSEOは外部対策のことです。
オンページSEOとは?
オンページSEOは、ウェブサイト内のコンテンツやHTMLタグ、サイト構造などを調整することで、検索エンジンとユーザーにウェブサイトの内容を正しく理解させ、評価を高めることを目的としているSEO対策です。
オフページSEOとは?
オフページSEOは、被リンクの獲得やソーシャルメディアでの言及など、外部からの評価を高めることで、検索エンジンからの評価を高めることを目的としたSEO対策です。
以下は、オンページSEOとオフページSEOの違いをまとめた表です。
項目 | オンページSEO | オフページSEO |
---|---|---|
定義 | ウェブサイトの内部を最適化する施策 | ウェブサイトの外部からの評価を高める施策 |
主な施策 | ・コンテンツSEO、・テクニカルSEO、・サイトアーキテクチャ | ・被リンク獲得、・サイテーション獲得、・ソーシャルメディアでの言及 |
コントロール | 自社サイト内でコントロール可能 | 自社サイト外の要素に依存するため、コントロールが難しい |
効果の及ぶ範囲 | 自社サイトの検索エンジン評価、ユーザビリティ向上 | 他サイトからの評価、ブランド認知度向上 |
成果 | ・自社サイトの検索順位向上、・アクセス増加、・コンバージョン率向上 | ・自社サイトの検索順位向上、・ブランド認知度向上、・潜在顧客へのリーチ拡大 |
重点を置く要素 | ・ユーザーの検索意図に合致したコンテンツ、・技術的な最適化、・使いやすいサイト構造 | ・他サイトからの信頼性、・権威性 |
例 | ・キーワード選定、・良質なコンテンツ作成、・HTML最適化、・内部リンク最適化、・ページエクスペリエンス改善 | ・被リンク獲得、・ソーシャルメディアでのシェア、・ブランド言及 |
重要性 | ウェブサイトの基礎体力として重要。オフページSEOの成果を最大化するためにも不可欠。 | オンページSEOで構築された土台を強化する役割。単独では効果が限定的。 |
オンページSEOは、ウェブサイトの基礎を築き、ユーザーと検索エンジンにとって価値のあるウェブサイトを作るために重要です。 オフページSEOは、その土台の上に、外部からの評価という「評判」を積み重ねることで、ウェブサイトの信頼性と権威性を高める役割を担います。
両者をバランスよく実施することで、より効果的なSEO対策を行うことができます。
では、今回の本題であるオンページSEOについて詳しく見ていきましょう。
オンページSEOの3つの分野
コンテンツSEO:ユーザーの検索意図とニーズに応える、質の高いコンテンツを作成すること。キーワード選定、良質な文章作成、E-E-A-T(経験)(専門性)(権威性)(信頼性)対策などが含まれます。
テクニカルSEO:ウェブサイトの技術的な側面を最適化し、検索エンジンがサイトをクロールしやすくすること。HTMLの最適化、サイト構造の最適化などが含まれます。
サイトアーキテクチャ:ウェブサイト全体の構造を最適化し、ユーザーと検索エンジンの両方にとって使いやすいサイトにすること。URLの最適化、内部リンクの最適化、ページエクスペリエンスなどが含まれます
これらの3つの分野を効果的に連携させることで、ウェブサイトのSEO効果を最大化することができます。
それでは順番に詳しく解説していきます。
もし、クロールやインデックスと言う言葉が分からない場合は、まずは以下の記事をご覧ください。


コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ウェブサイトへのトラフィック(アクセス)を増やし、検索エンジンのランキングを向上させるために、質の高いコンテンツを作成し、最適化することをいいます。
検索エンジンはユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)を重視しており、ページの読み込み速度、モバイルフレンドリーなデザイン、安全なブラウジング環境に加えて、コンテンツの質とオリジナリティを高く評価します。



ページの読み込みに3秒以上かかると53%が見るのをやめると言うデータもあります。
コンテンツSEOは、ユーザーの検索意図を理解し、それに応えるコンテンツを作成することが重要です。
これは、ターゲットオーディエンスのニーズを満たす、有益で信頼性の高い、魅力的なコンテンツを提供することが重要だからです。
過去にコンテンツSEOでとても大切な「キーワード選定」と「検索意図の理解」についての記事は以下で詳しく解説しています。
具体的なキーワードの探し方なども解説しているので、ぜひ一度ご覧ください。







検索意図とかキーワード選定と言っていますが、大事なことは読者目線でコンテンツを作れるか?それだけです。この結論で終わってしまうので、もう少し詳しく見ていきましょう。
キーワード戦略
キーワード戦略は、ウェブサイトのSEOにおいて非常に重要な要素です。
ユーザーが検索エンジンで情報を探す際に使用する言葉やフレーズを理解し、それに基づいてウェブサイトのコンテンツを最適化することで、検索エンジンのランキングを向上させ、より多くのトラフィックを獲得することができます。
キーワード戦略を成功させるためには、以下の3つのポイントを意識してください。
・適切なキーワードを選定する:ターゲットオーディエンスがどのようなキーワードを使って情報を探しているのかを調査し、ウェブサイトに関連性の高いキーワードを選び出すことが重要です。
・キーワードをコンテンツに自然に組み込む:選定したキーワードをコンテンツに無理なく、自然な形で組み込むことが重要です。キーワードを詰め込みすぎると、ユーザーの読みやすさを損ない、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。最近のGoogleは頭がいいので、記事を書いていれば自然にキーワードが盛り込まれると思うので、極端に意識してキーワードを入れすぎないようにしましょう。
•キーワード戦略を定期的に見直す:検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しているため、一度設定したキーワード戦略がずっと有効とは限りません。定期的にキーワードリサーチを行い、ウェブサイトの状況やユーザーの検索動向に合わせてキーワード戦略を見直すことが大切です。(GRCやランクトラッカーと言うツールを使うと便利です。)
キーワード戦略については以下の記事をご覧ください。


良質な文章作成
良質な文章を作成することは、ユーザーのエンゲージメントを高め、SEO対策としても有効な手段です。
例えば、ページの回遊率やページの滞在時間が伸び、SEOが有利に働き、結果的に上位表示されるコンテンツになります。
良質な文章とは、ユーザーにとって価値があり、読みやすく、理解しやすい文章のことを指します。
以下に、良質な文章を作成するためのポイントを詳しく解説します。
分読しやすい文章構造にする
・1文1意を心がける:1つの文に複数の内容を詰め込むと、読みにくくなります。1つの文は、1つの内容だけを伝えるようにしましょう。
•句読点を適切に使う:句読点を適切に使うことで、文章にリズムが生まれ、読みやすくなります。
•段落を適切に分ける:長すぎる段落は、読みにくくなります。適切な長さで段落を分けることで、読みやすくなります。
・箇条書きや番号付きリストを使う: 複数の項目を列挙する際には、箇条書きや番号付きリストを使うことで、見やすく、理解しやすくなります。
・見出しを効果的に使う: 見出しを使うことで、文章の構成が分かりやすくなります。
・正確で分かりやすい表現を使う:専門用語や難しい言葉はなるべく避け、誰にでも理解できる分かりやすい表現を使いましょう。また、情報の正確性にも注意し、信頼できる情報源に基づいた内容を記述するようにしましょう。
タイトルタグ最適化
タイトルタグは、検索エンジン最適化(SEO)において非常に重要な要素の一つです。
検索結果に表示されるタイトルは、ユーザーがウェブサイトをクリックするかどうかを判断する大きな要因となります。
効果的なタイトルタグを作成することで、ウェブサイトへのトラフィック増加、ひいてはコンバージョン率の向上に繋がります。
YouTubeでもサムネイルが大事と言われているのと同じくらい重要な要素です。
なぜなら、いくら良いコンテンツを作っていたとしても、クリックされて見られなければ意味がないからです。
タイトルタグ最適化で重要なポイントについて解説していきます。
タイトルタグには、そのページで対策したいキーワードを含めること。
検索エンジンは、タイトルタグに含まれるキーワードを元に、検索結果に表示するページを選定します。
なので、ユーザーが検索するであろうキーワードを自分の記事のタイトルに盛り込む必要があるのです。
需要のないキーワードを無理に含めても、検索エンジンからの評価は高まりません。
しっかりとキーワードプランナーなどのツールを使って検索ボリュームを調べて需要のあるキーワードをタイトルに盛り込んでください。
メタディスクリプション最適化
メタディスクリプションは、検索結果に表示されるタイトルの下に表示される短い説明文です。


ユーザーが検索結果からウェブサイトをクリックするかどうかを判断する際に、重要な役割を果たします。
効果的なメタディスクリプションを作成することで、ウェブサイトへのトラフィック増加、ひいてはコンバージョン率の向上に繋がります。
メタディスクリプション最適化の重要ポイントは以下です。
・記事の内容を的確に要約する
・対策キーワードを含める
・ユーザーのクリックを誘う魅力的な表現にする
・文字数は適切な長さに調整する
・メタディスクリプションの文章は使い回さず、各ページ固有のメタディスクリプションを設定すること。



このメタディスクリプションはインスタで言うところのキャプションって感じですかね。
見出しタグ(hタグ)最適化
見出しタグ(hタグ)は、コンテンツの構造を明確にし、ユーザーと検索エンジンの両方に理解しやすいようにするためのHTMLタグです。
この見出しタグにはルールがあります。
•h1タグはページの主題を最も的確に表す最重要タグ:各ページに1つだけ設定し、ページの内容を表すキーワードを含めるようにしましょう。
•h2〜h6タグは階層構造を意識して使用:h1タグの内容を細分化したセクションの見出しとして使用し、必ずh1から順番に、数字を飛ばさずに使用します。
•キーワードは自然な形で含める:特に 上位のhタグ(h1やh2)にはSEOで検索上位を狙っているキーワードを含めるようにしましょう。
◯良い例:h1→h2→h2→h3→h4→h2
✕悪い例:h1→h3→h2→h4→h2→h1
h1はページのタイトルで1個のみ使用
残りは階層構造でh2からh6までを使う。ほとんどの場合は使ってもh4くらいまでだと思います。
この記事もh4まで使っています。
画像最適化
ウェブサイトにおける画像は、視覚的な魅力を高め、ユーザーエンゲージメントを向上させる上で重要な役割を果たします。
適切な最適化を行うことで、検索エンジンのランキング向上、ページの表示速度改善、ひいてはユーザー体験の向上に大きく貢献します。
画像最適化の重要ポイントをいくつか解説します。
・ファイル形式の最適化:画像の種類や用途に合わせて適切なファイル形式を選択することで、表示速度と画質のバランスを最適化することができます。
・ファイルサイズの最適化:画像のファイルサイズが大きいと、ページの読み込み速度が遅くなり、ユーザー体験を損なうだけでなく、検索エンジンの評価も低下する可能性があります。Googleはページの表示速度を含むコアウェブバイタルをランキング決定要素の一つとしているため、ファイルサイズの最適化はSEO対策においても非常に重要です。
・alt属性の設定:alt属性は、画像が表示されない場合に代替テキストとして表示されるだけでなく、検索エンジンが画像の内容を理解するためにも重要な役割を果たします。alt属性には、画像の内容を具体的に説明するテキストを設定することで、検索エンジンが画像を適切に認識し、インデックスすることができます。(可能であれば、全ての画像にやるべき)
・画像サイトマップの作成:画像サイトマップは、ウェブサイトに掲載されている画像の情報を検索エンジンに伝えるためのファイルです。画像サイトマップを作成することで、検索エンジンが画像を効率的にクロールし、インデックスすることができます。
内部リンク最適化
ウェブサイトにおける内部リンクは、ユーザーのサイト内ナビゲーションを支援し、関連するコンテンツへのアクセスを容易にするだけでなく、SEO効果を高める上でも重要な役割を果たします。(ページ滞在時間やセッション時間が向上する)
適切な内部リンク設計は、検索エンジンがウェブサイトの構造を理解するのを助け、各ページの重要度を評価する際の指標となります。



簡単に言えばページの回遊率を上げる施策が内部リンク最適化です。
•SEO効果の向上:検索エンジンは、内部リンクを辿ってウェブサイトをクロールし、各ページの内容を理解します。適切なアンカーテキスト(URLを貼ったテキスト青文字のやつ)を使用した内部リンクは、検索エンジンにページの内容を伝え、関連キーワードでのランキング向上に役立ちます。また、重要なページへの内部リンクを多く設置することで、そのページの権威性を高め、検索エンジンからの評価向上に繋がります。
つまり、重要なページにリンクを集中させることで、そのページを上位に持ってくることが可能。
・ユーザビリティの向上:内部リンクは、ユーザーが関連する情報を見つけやすくし、サイト内での回遊を促進します。これは、ユーザーの滞在時間を延ばし、サイトへのエンゲージメントを高めることにつながります。
•ウェブサイト構造の明確化:内部リンクは、ウェブサイトの階層構造を明確にし、検索エンジンがサイト全体を理解するのを容易にします。これは、サイト全体のSEO効果向上に貢献します。
現代のSEO対策において内部リンク最適化はめちゃくちゃ重要です。
メディア立ち上げの時は記事数が少なく、内部リンクで繋げるコンテンツが少ないですが、記事が増えてくると内部リンクで繋げるようになります。
詳しくはこっちの記事で紹介しています!と言うことができるようになるからですね。
そこで、苦労するのがどの記事がどの記事に紐づいているのかが分からないことです。
そこでおすすめのツールが「ShowArticleMap(無料)」です。


この画像のようにどの記事がどの記事に紐づいているのかを可視化してくれます。
これを使うことで、どの記事が孤立しているのか?
どの記事とどの記事を内部リンクで繋げてあげるべきなのか?一瞬で分かるのでおすすめです。
ある程度、記事が増えてきたら一度内部リンク構造を見直す期間をとっても良いでしょう。
注意点として、なんでもかんでも繋げばいいと言うわけではありません。しっかりとユーザビリティー(読者目線)で繋げるべきなのか?判断してください。ポイントとして、情報を補完するのに読んでほしい場合は繋げると良いでしょう。繋げることで読者の理解がより深まるのか?その視点で判断しましょう。
テクニカルSEO
テクニカルSEOは、ウェブサイトの技術的な側面を最適化することで、検索エンジンがウェブサイトをクロールし、インデックスしやすくすることを目指します。
サイト構造の最適化
サイト構造の最適化は、ウェブサイトをユーザーと検索エンジンの両方に使いやすくするための重要なプロセスです。
適切なサイト構造は、ユーザーが求める情報を見つけやすくするだけでなく、検索エンジンがウェブサイトをクロールし、インデックスしやすくすることで、SEO効果を高めます。
サイト構造最適化のポイントは以下です。
•階層構造:ウェブサイトのコンテンツをカテゴリ分けし、階層的な構造を構築することで、ユーザーと検索エンジンがウェブサイトを理解しやすくなります。
・URLの最適化: URLは、ウェブサイト上の各ページに割り当てられた固有のアドレスです。 URLを短く、記述的でわかりやすいものにすることで、ユーザーと検索エンジンにページの内容を伝えることができます。長すぎるURLはSEO的に不利になります。また、日本語でも英語でもどっちでもいいですが、日本語だと文字化けすることがあるので、こだわりがないのであれば、英語にしましょう。
・パンくずリストの設置:パンくずリストは、ユーザーがウェブサイト内での現在位置を把握するのに役立ちます。
例えば、トップページ > カテゴリページ > 詳細ページのように、現在見ているページがサイト全体のどこに位置しているのかを示すことで、ユーザーは迷うことなくサイト内を移動できます。
モバイルフレンドリー対応
モバイルフレンドリー対応とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでウェブサイトを快適に閲覧できるように最適化することを指します。
今はパソコンではなくスマホで閲覧される率の方が高いので、スマホ対応(レスポンシブ対応)マストと言えます。
ページ表示速度の改善
ページ表示速度の改善は、ユーザーエクスペリエンスとSEOの両方に大きく影響する重要な要素です。
Googleはページの表示速度を含むコアウェブバイタルをランキング決定要素の一つとしています。
表示速度が遅いと、ユーザーがページから離脱する可能性が高くなり、コンバージョン率の低下やブランドイメージの悪化にもつながります。
ページ表示速度を改善するためのポイントをいくつか紹介します。
•画像の最適化:画像のファイルサイズが大きすぎると、ページの読み込み速度が遅くなる原因となります。
•サーバーの応答速度向上:サーバーの応答速度が遅いと、ページが表示されるまでに時間がかかります。
・コードの最適化: HTML、CSS、JavaScriptなどのコードが複雑化したり、冗長化したりしていると、ページの読み込み速度が遅くなる可能性があります。
・キャッシュの利用:キャッシュとは、一度読み込んだデータを一時的に保存しておく仕組みです。キャッシュを利用することで、2回目以降のアクセス時にサーバーにアクセスする必要がなくなり、ページの表示速度を向上させることができます。
•リダイレクトの削減:リダイレクトとは、あるページから別のページに自動的に転送することです。リダイレクトが多すぎると、ページの読み込み速度が遅くなる原因となります。
SSL化
SSL化とは、ウェブサイトのセキュリティを高めるために、データの送受信を暗号化する技術です。
この技術によりSSL化したウェブサイトは、URLの先頭が「http」から「https」になり、ブラウザに鍵マークが表示されます。
企業ならSSL化はマストです!なぜなら、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを保護するために必要不可欠だからです。
また、SSL化はサーバーで簡単に設定できるのでやっちゃいましょう。
サイトマップ送信
サイトマップ送信とは、作成したサイトマップのURLをGoogleなどの検索エンジンに通知するプロセスです。
サイトマップを送信することで、検索エンジンはウェブサイトの構造を理解しやすくなり、クロールとインデックスを効率的に行うことができます。
サイトマップ送信は、Google Search Consoleなどのツールを使用して行います。
詳しいツールの紹介は以下の記事をご覧ください。


サイトアーキテクチャ
テクニカルSEOとサイトアーキテクチャはとても似ていますが、その範囲と焦点が異なります。
テクニカルSEOは、ウェブサイトの技術的な側面を最適化し、検索エンジンがサイトをクロールしやすく、インデックスしやすくすることを目的としています。
一方、 サイトアーキテクチャは、ウェブサイトの構造と組織を設計し、ユーザーと検索エンジンがウェブサイト内を理解しやすくナビゲートできるようになることを目的としています。
・テクニカルSEO:検索エンジンがウェブサイトをクロール、インデックス、レンダリングする方法に影響を与える技術的な要素に焦点を当ててます
・サイトアーキテクチャ:ウェブサイトのコンテンツを構造化し、整理する方法に焦点を当てる。これにより、ユーザーと検索エンジンはウェブサイトを理解し、ナビゲートしやすくなります。
サイトアーキテクチャに含まれている具体的な対策は以下です。
・URL最適化
・パンくずリスト
・サイトマップ
・内部リンク構造
既にテクニカルSEOでこれらについては解説しているので、ここでは割愛します。
オンページSEO対策のまとめ
今回はオンページSEOの理解を深めるために様々な対策をお伝えしました。
ただ、今回は本当に端的に書きました。
本来なら各対策で1記事になるくらい奥が深い内容です。
でも、今回端的でもこんな対策があったんだ!と何か一つでも見つかれば嬉しいです。



私は画像最適化のaltを毎回書くのがめんどくさくて嫌いです。
また、これらのSEO対策を全て深いレベルで理解している人はほとんどいないんじゃないかな!と思います。
私もページ速度の改善でコードをいじらないといけない場合はプロの外注さんにお願いしないと多分できないです。
それくらいSEOは奥が深く、100%これが正解の方法というやり方が存在していないので、より事が複雑になっている気がします。
でも、GOENでは私のSEOの知識や経験、プロのデザイナー、プロのライター、プロのエンジニアでチームをクラウド上で組成することで、固定費が圧倒的にかからない仕組みになっていますので、どんな金額でもSEO対策をお受けすることが可能です。
SEO対策だけでなく、ホームページ作成やオウンドメディア構築など、基本的に何でも対応できるので、興味がありましたら、一度ご連絡ください。
お問い合わせ←これがアンカーテキストです!
それでは箇条書きでまとめに入ります。
- コンテンツSEO:ユーザーの検索意図とニーズに応える質の高いコンテンツを作成する
- キーワード戦略:
- 適切なキーワードを選定する
- キーワードをコンテンツに自然に組み込む
- キーワード戦略を定期的に見直す
- 良質な文章作成:
- 分読しやすい文章構造にする
- 正確で分かりやすい表現を使う
- タイトルタグ最適化:
- ページで対策したいキーワードを含める
- ユーザーのクリックを誘う魅力的な表現にする
- メタディスクリプション最適化:
- 記事の内容を的確に要約する
- 対策キーワードを含める
- ユーザーのクリックを誘う魅力的な表現にする
- 文字数は適切な長さに調整する
- 各ページ固有のメタディスクリプションを設定する
- 見出しタグ(hタグ)最適化:
- h1タグはページの主題を最も的確に表す最重要タグ(各ページに一つだけ設定)
- h2〜h6タグは階層構造を意識して使用(h1から順番に、数字を飛ばさずに使用)
- キーワードは自然な形で含める(特に上位のhタグ(h1やh2)にはSEOで検索上位を狙っているキーワードを含める)
- 画像最適化:
- ファイル形式の最適化
- ファイルサイズの最適化
- alt属性の設定
- 画像サイトマップの作成
- 内部リンク最適化:
- 適切なアンカーテキストを使用した内部リンクは、検索エンジンにページの内容を伝え、関連キーワードでのランキング向上に役立つ
- 重要なページへの内部リンクを多く設置することで、そのページの権威性を高め、検索エンジンからの評価向上に繋がる
- ユーザーが関連する情報を見つけやすくし、サイト内での回遊を促進する
- キーワード戦略:
- テクニカルSEO: ウェブサイトの技術的な側面を最適化することで、検索エンジンがウェブサイトをクロールし、インデックスしやすくする
- サイト構造の最適化:
- 階層構造
- URLの最適化
- パンくずリストの設置
- モバイルフレンドリー対応
- ページ表示速度の改善
- SSL化
- サイトマップ送信
- サイト構造の最適化:
- サイトアーキテクチャ: ウェブサイトの構造と組織を設計し、ユーザーと検索エンジンがウェブサイト内を理解しやすくナビゲートできるようにする
- URL最適化
- パンくずリスト
- サイトマップ
- 内部リンク構造
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