どうも!あきです。
様々な内部対策を紹介しているページはたくさんありますが、全部覚えるのも大変なので、とりあえずこの5つだけは覚えて実践してほしいのをまとめました。
また、今回紹介する5つはコードをいじる必要はなく、初心者さんでも簡単にできる内容かつ、SEO効果が高い方法をまとめたので、是非実践してみてください。
早速見ていきましょう。
内部対策とは?
内部対策とは、Webサイトの内部構造やコンテンツを最適化し、検索エンジンでの高い順位表示を目指す手法のことです。
この対策を行うことで、検索エンジンがサイトをクロールしやすくなり、ユーザーにとっても利便性の高いサイトになるので、結果的に上位表示に繋がります。
内部対策とすごく似ている対策としてオンページSEOって言うのがあります。
オンページSEO
・サイト運営者が自サイト上で直接行うSEO手法。
・検索エンジンにサイトを正しく理解・取得させるための施策。
・検索エンジンからのオーガニック検索流入を増やすことを目的とする。
内部対策
・検索エンジンがサイトを評価する際に情報をクロールするクローラーが巡回・認識しやすいようにサイトを最適化する施策。
・検索ランキングを高めるためにテーマ性を正しく評価させる施策。


どちらも自社や内部で行えるSEO対策だと認識していれば問題ないです!
内部対策と外部対策の違い
オンページSEOと内部対策はほとんど同じでも、外部対策は完全に別物です。
内部対策を理解したらセットで外部対策も理解しておきましょう。
外部対策とは、Webサイトの外部からの評価を高め、検索エンジンのランキングを向上させるための施策です。
内部対策がサイト内部の構造やコンテンツを最適化するのに対し、外部対策はサイト外からの信頼性や権威性を高めることに焦点を当てています。
外部対策の主な目的は、他のWebサイトからの被リンクを増やすことです。
これは、他のサイトがあなたのサイトのコンテンツを信頼し、参照している証拠とみなされ、検索エンジンはこれをサイトの評価を高める要素の一つとします。要素の一つとしていますが、現代においてはこの被リンクは獲得はSEO対策にめちゃくちゃ効果的です。
コンテンツisキングと言われている理由の一つに、いい記事は他の人からも参照されるべきだよね!という概念があるので、Googleはたくさん参照されている(被リンク)を獲得しているサイトを凄く重要視しています。
これはインスタで例えると、いいねや保存が多く獲得できているアカウントの露出を多くする仕組みと同じです。
これが内部対策と外部対策の明確な違いです。
外部対策に関しては第三者が絡むことなので、こちらでコントロールできなくはないですが、やりにくいのは確かです。
でも、内部対策は自社でできることなので、しっかりやっておきましょう。



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内部対策の目的と重要性
最後に内部対策をおこなう目的と重要性を理解した後に、具体的な4つのノウハウをご紹介します。
内部対策の目的は、主に検索エンジンにWebサイトを正しく理解させ、評価を高めることと、ユーザーにとって使いやすいWebサイトを提供することにあります。
Googleを大きな図書館だと例えることが私は多いのですが、Googleと言う大きな図書館にあなたの本(サイト)を正しい場所に格納してもらうには、内部対策をしっかりしないと、Googleはあなたの本をどの本棚に収納すればいいのか迷ってしまいます。
正しい本棚にしまってもらえないと、お客さんがあなたの本(サイト)を見つけることは不可能です。
あなたが本屋さんに行って、車ジャンルの雑誌を探していたら、車のカテゴリーがある本棚を探しますよね。
内部対策をしっかりやらないと、子供の本がたくさんある本棚に、自分の車の本があるみたいな感じになってしまいます。
なので、正しい場所に格納されるために内部対策をしっかりとおこなう必要があるのです。
このGoogleを図書館に例えている話は以下の記事で詳しく解説しています。





内部対策は、Webサイトの土台となる部分を整備するもので、できて当たり前!やって当たり前の世界です。
ここからは特に重要視するべき内部対策の施策4つを見ていきましょう。
サイト構造の最適化
サイト構造とは、ウェブサイト全体の構成を指し、ユーザーと検索エンジンの両方がサイト内をスムーズに移動できるように整理された構造のことです。
・ユーザー視点:ユーザーから見て適切なサイト構造は迷いなく知りたい情報やページに辿り着くことができるので利便性などが向上します。
・検索エンジン視点:検索エンジンからサイト構造が適切だとクローラーがスムーズにページを巡回することができるので、多くのページがインデックスされやすくなります。(特に大規模サイト100ページ以上あるサイトはサイト構造はSEOに大きな影響を与えます。)
サイト構造を最適化するメリット
1、ユーザビリティの向上
・サイト構造が最適化されていると、ユーザーはサイト内で目的の情報を探しやすくなります。
・情報が見つけにくいと、ユーザーは離脱してしまう可能性がありますが、構造が整理されていれば、ユーザーはサイトでの目的を達成しやすくなります。
・パンくずリストを設置すると、ユーザーは自分がサイト内のどの位置にいるのかを把握しやすくなり、他のページも発見しやすくなります。(パンくずリストは後ほど詳しく解説します。)
2、クローラビリティの向上
・検索エンジンのクローラーは、リンクをたどってサイト内を巡回します。
・階層が深すぎたり、リンクが適切に貼られていなかったりすると、クローラーはコンテンツを見つけにくくなります。
・サイト構造を最適化することで、クローラーがサイト内を効率的に巡回できるようになり、インデックスを促進できます。
3、SEO効果の向上
上記で書いた1と2が適切に機能することで、順位アップが見込めます。
サイト構造の設計手順
今から説明するやり方でサイト設計することで、中も外も綺麗なサイトが完成します。
正直、準備が9割・作業が1割くらいのイメージです。
まず始めにサイトマップ(構成図)を作成します。
サイトマップ(構成図)を作成
・ウェブサイト全体の構成を考えます。
・ページの内容、ページ数、ページ同士の関係性を決定し、サイト全体の設計図を作成します。どの記事がどの記事を補完するのかまで考えましょう。
・頭の中のイメージを視覚化し、ホームページの構成を考える上で役立ちます。マインドマップなどでも大丈夫です。
カテゴリーの設計
・ウェブサイトのコンテンツを適切なカテゴリに分類します。
・カテゴリは、キーワードの検索ニーズを土台に考え、検索ボリュームの大きいキーワードやサジェストキーワードを軸に分類すると良いでしょう。
・大カテゴリ、小カテゴリと情報を整理し、ユーザーが求める情報へたどり着きやすくします。
検索ボリュームの見つけ方やキーワードの分け方については以下の記事で詳しく解説しています。


内部リンク構造の設計
・サイト内の関連ページ同士をリンクで結びつけ、ユーザーのサイト内回遊を促進し、クローラーの巡回を効率化します。
・重要なページへのリンクを集中させ、ページの評価を高めます。
・一方向ではなく、クローラーがリンク元ページに戻れるよう相互リンクにすることが推奨されます
このようにサイトを作る前にこれだけのことを決めておくことで、後はコンテンツを外注さんに書いてもらってコンテンツが完成したら適切な場所に格納して、適切なページとリンクで結べば磐石なサイトが完成します。
確かに、細いテクニックはここでは解説していませんが、大体この順番でサイト構造をイメージして作ると良いサイトができます。
これは家を建てるときの設計図と考えは同じです。
いきなり木材を仕入れて家を立てないですよね?どこに柱を作ってどんな材料が必要か?など事前に色々準備をしてから家を建てます。
サイト構造もこれと同じように、設計の段階でいいサイトになるかは9割決まります。
でも、サイトのいいところはリフォームが容易にできることです。
なので、もう既に作ってしまったサイトでもしっかり記事の内容でカテゴリー分けたり、関連性のあるサイト同士をリンクで結んでいけば盤石なサイトに生まれ変わることは可能です。



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URLの正規化とは?
URLの正規化とは、同じ内容のページが複数のURLで存在する場合に、検索エンジンからの評価を特定のURLに統一することを指します。
www.ringoA.com
www.ringoB.com
二つのリンクがあって書いてある内容が同じだった場合、Googleはどちらを本棚に格納すればいいのか迷ってしまっている状況です。
これは、重複コンテンツとなりページに対する評価が分散してしまいます。
なので、この二つのringoAとBを一緒にして、一つのコンテンツとしてGoogleに伝えることをURLの正規化といいます。
他にもこんな場合もあります。
・index.htmlの有無→例えば、example.com/ と example.com/index.html のように、同じ内容のページが異なるURLでアクセス可能な場合も重複コンテンツなので、統合する必要があります。
・wwwの有無→http://example.com と http://www.example.com のように、wwwの有無でURLが異なる場合。
・httpとhttps→http://example.com と https://example.com のように、HTTPとHTTPSでURLが異なる場合。
・URL末尾のスラッシュの有無でURLが異なる場合など。
意外と自分ではないと思っていても予想外に重複していることがあるのです。
重複コンテンツがあるか?ないか?の調べ方は外部ツールを使っても良いですし、Googleサーチコンソールのカバレッジレポートで重複コンテンツの有無を確認できます。
URLを正規化する方法について
URLを正規化する方法について主に以下の二つの方法で行われています。
301リダイレクト
301リダイレクトとは、URLが恒久的に変更されたことを示すHTTPステータスコードです。
・旧URLから正規URLへの永続的な転送を設定することで、検索エンジンに正規URLを伝え、旧URLの評価を正規URLに引き継ぐことができます。
・基本的にはこの301リダイレクトをすることが推奨されています。
canonicalタグ
・重複ページのHTMLに記述することで、どのURLを評価してほしいかを検索エンジンに伝えることができます。
ただし、canonicalタグを使用した場合、重複ページ自体は残ってしまうため、特に理由がない限り、301リダイレクトの使用が推奨されます。
SEOに不利になるURLとは
どんな表記のURLはSEO的に不利になるのか?
多くの方が思っているのはURLの部分を日本語で書いてもいいのか?だと思います。
結論から言えば、英語の方が良いです。
日本語でも英語でも検索順位には影響はないと言われていますが、コピペした際に文字化けする可能性が非常に高いので英語で書くことを推奨しています。
他にもSEOで不利になる可能性があるURLを見ていきましょう。
・長すぎるURL:URLが長すぎると、ユーザーが理解しにくく、クリックする意欲が低下する可能性があります。また、検索エンジンも内容を把握しにくくなるため、ランキングに悪影響を与える可能性があります。短く、簡潔で、内容を表すURLを心がけるべきです。
・複雑なURL: パラメータを多用したURLや、意味不明な文字列を含むURLは、ユーザーにとってわかりにくく、不信感を招く可能性があります。
・不要な文字を含むURL:大文字と小文字が混在したURLは、一部の検索エンジンでは異なるURLとして認識されるため、避けるべきです。小文字の半角英数字で統一することが推奨されます。
・特殊文字を含むURLは、検索エンジンが正しく解釈できない可能性があり、表示エラーの原因となる可能性があるため、避けるべきです。英数字とハイフンに限定する方が安全です。



私は基本的にタイトルを英訳した文字をリンクに使っています。
既存のURLを変更するとSEOにどんな影響がある?
ここまで読んで既に日本語にしちゃっている方や長すぎるURLになっている人もいるかと思います。
そんな方がURLを変更するとSEOにどんな影響があるのか?
結論から言うと、適切に変更すれば問題なくURLを変更することが可能です。
適切に行わないと検索順位の低下やトラフィックの減少につながる可能性がないとは言えません。
サイト売買も頻繁に行われていて、サイトのURLが変更されることは珍しいことではないので、あまり心配しなくても大丈夫です。
この適切なURLの変更方法は以下です。
・リダイレクト設定:301リダイレクトを設定し、旧URLから新URLへ永続的に転送するようにします。これにより、検索エンジンは旧URLの評価を新URLに引き継ぎ、SEO効果を維持できます。これだけは絶対にやりましょう。
・内部リンクの修正:サイト内の内部リンクを、変更後の新しいURLに修正する必要があります。内部リンクが旧URLのままでは、リンク切れが発生し、SEO評価が下がる可能性があります。内部リンク切れを調べるツールもあるので、URLを変更したタイミングで一度チェックを回すと良いでしょう。
・サイトマップの更新:XMLサイトマップを更新し、新しいURLを検索エンジンに通知する必要があります。(後ほど詳しく説明しています。)
・URLの正規化:URLの正規化を行い、同じ内容のページが複数のURLで存在しないようにします
URL変更後これらを全てチェックしてあげれば、URLを変更することはSEOにおいて大きな問題ではありません。
問題なのはリンク切れや重複ページが存在してしまった際にそれを放置しておくことです。
ただし、URL(パーマリンク)は基本的に頻繁に変えるものではないので、最初の段階でルールメイキングしておきましょう。
内部リンクとは?
内部リンクとは、同一のWebサイト内で、あるページから別のページへリンクを張ることです。
内部リンクは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって、サイト内の情報を探索するための重要な手段となります。
ユーザー側は情報Aを閲覧している時にそのAの情報を補完するためにBの情報も提示されることで、理解がより深まります。
理解が深まるだけでなく、ページAとBを閲覧することでサイト内の回遊率が向上、とセッション時間の向上、ページ滞在時間の向上などなど。
SEOに有利に働くとされている指標の向上が見込めます。
私の持っていたサイトも内部リンクを改善しただけで、順位が圏外(100位以上)からトップ10に入れたので、内部リンクはめちゃくちゃ効果が高いSEOの内部施策です。
また、クローラーはリンクを辿ってサイトの中を探索するので、内部リンクでページ同士が繋がっているとGoogle側もスムーズにサイト内を探索できるメリットがあります。
内部リンクの種類
・テキストリンク: 文章中に埋め込まれたリンクで、最も一般的な形式です。
・画像リンク: 画像をリンクとして使用します。
・ボタンリンク: ボタン形式で表示されるリンクです。
・パンくずリスト: ユーザーがサイト内のどこにいるかを示すために使用されるリンクのリストです。(後ほど詳しく説明しています。)
・グローバルナビゲーション: サイト全体の主要なページへのリンクが含まれます。
・フッターリンク: サイトのすべてのページの下部に表示されるリンクです。
・コンテンツサービス: 記事や製品ページなどのコンテンツ内に設置する関連リンクです。
・サイトマップ: サイト全体の構成を示すページへのリンクです。
SEOに効果的な内部リンクの貼り方
1、関連性の高いページへのリンク
・リンク元のコンテンツと関連性の高いページへリンクを設置することが重要です。
・関連性の高いリンクは、ユーザーにとって自然な導線となり、サイトの回遊率と滞在時間の向上に繋がります。
・関連性の低いページへのリンクは、ユーザーの離脱を招き、SEO効果を損なう可能性があります。
・例えば、SEOに関する記事からペットの飼い方に関する記事へのリンクは不適切です。
2、アンカーテキストの最適化
アンカーテキストとは、リンクが設定されているテキストです。これです→お問い合わせ
・リンク先のページの内容を適切に表すアンカーテキストを使用します
・アンカーテキストは、リンク先のページタイトルと一致させることが理想的です。上の例で言うとお問い合わせページに遷移するのでアンカーテキストもお問い合わせにすると良いと言うことです。
その理由は、リンク先のページ内容を示すキーワードをアンカーテキストに含めると、ユーザーとクローラーの両方がリンク先の内容を理解しやすくなるからです。
・「詳細はこちら」のような曖昧なテキストはNGです。
3、重要なページへのリンク集中←これ重要
・トップページ、カテゴリーページ、コンバージョンに繋がるページなど、重要なページには多くの内部リンクを集めるようにします。
なぜなら、多くの内部リンクが集中するページは、検索エンジンによって重要なページと判断されやすくなるからです。
・特に、サイトのコアとなるカテゴリートップページは、内部リンクを集中させるべきです。
だから私のSEOマスター講座のまとめページには全てのリンクが集結している仕様になっているのです。
4、トピッククラスターモデルの採用
・先程の重要なページへのリンク集中まではいかないけど数記事書いてまとめページに繋ぐ戦略をトピッククラスター戦略ともいいます。
・ピラーページ(まとめ記事)を中心に、関連するクラスターページ(個別記事)を内部リンクで繋ぐことで、サイト全体の専門性を高めることができます。
基本的に1記事で上位表示が難しい場合は、クラスターページ(個別記事)を用意し、最後にそれらをまとめて一つのキーワードで上位表示を目指す戦略です。このクラスタページを何個用意するかは上位表示を狙うキーワードや競合の強さ自社のドメインパワーなどが関係してきます。



なんでもかんでも内部リンクで繋ぐのではなく、あくまでも情報補完する関連性の高いページ同士を、自然な感じで繋げましょう。あとは定期的にコンテンツを追加しているのであれば、内部リンクの見直しも必要です。
パンくずリストとは
パンくずリストとは、ウェブサイト内でのユーザーの現在地を示すナビゲーションの一種です。
通常、ページの上部などに1行で表示される内部リンクのことで、ユーザーがサイト内のどこにいるかを視覚的に示すことで、ユーザーのストレスを軽減する効果があります。
このサイトで言うとこんな感じで表示されています。


パンくずリストを設置する重要性とメリット
ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
・現在地の明確化:ユーザーがサイト内のどこにいるかを視覚的に示し、迷子になるのを防ぎます。大規模サイトだとユーザーが見たいページに早く辿り着けるのを手助けします。結果ページの回遊率が上がり、SEOにいい影響を与えます。
SEO (検索エンジン最適化)からの観点
・クローラーの巡回促進:検索エンジンのクローラーは、パンくずリストのリンクを辿ってサイト内を効率的に巡回できます。これにより、サイト全体の構造を把握しやすくなり、インデックスが促進されます。
・検索結果の向上:パンくずリストは検索結果に表示されることがあり、ユーザーにサイトのコンテンツを事前に理解させ、クリック率の向上に繋がる可能性があります。
・内部リンクの強化:パンくずリストは、サイト内の主要ページ(トップページ、カテゴリーページなど)への内部リンクを形成し、これらのページの評価を高めるのに役立ちます。
・サイト構造の理解:パンくずリストは、検索エンジンに対してサイトの階層構造を明確に伝えることができます。
・設置の容易さ:パンくずリストは、テキストベースで軽量なため、ページの表示速度に影響を与えにくいです。
・最小限のスペース:1行テキストで表示できるため、ページのスペースを圧迫することなく設置できます。
パンくずリスト種類
ロケーション型
サイトの階層構造におけるユーザーの現在地を示します。
アトリビュート型
ページの内容に基づいて、ユーザーがどの属性のコンテンツを見ているかを示します。
パス型
ユーザーがサイト内をどのように移動してきたかの履歴を示します。
パンくずリストを設置する時のポイント
パンくずリストを設置する際のポイントは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって有益な構造にすることです。
その際のポイントとして以下を意識してみてください。
・論理的な構造にする
パンくずリストは、サイトの構造を反映し、論理的に構成する必要があります。
サイト構造のパートでしっかり作り込んでいると、このパンくずリストの構造も自ずと見えてきます。
・ユーザーに見慣れた記号を使用する
ユーザーが理解しやすい記号を使用しましょう。
例えば、「>」などの一般的な記号を使用すると、ユーザーはパンくずリストを直感的に理解できます。
・モバイルフレンドリーにする
スマートフォンなどのモバイル端末で表示する際に、見栄えが悪くならないようにデザインを調整する必要があります。モバイル表示でも見やすいようにしましょう。
サイトマップの作成とXMLサイトマップの重要性
サイトマップには主に2つの種類があり、それぞれ役割が異なります。
1、HTMLサイトマップ
HTMLサイトマップとは、ウェブサイトを訪問したユーザー向けに、サイト内のページ構成を分かりやすく伝えるためのページです。サイトマップページとも呼ばれます。
このHTMLサイトマップはユーザーが迷わずに目的のページに辿り着くのを補助する役目があります。
2、XMLサイトマップ
一方でXMLサイトマップは検索エンジンのクローラー向けに、Webサイト内の各ページ情報(URL、最終更新日、更新頻度、ページの重要度など)をXML形式で記述したファイル(sitemap.xml)のことです。
XMLサイトマップの主な目的は、クローラビリティを向上させ、検索エンジンがサイト内のページを効率的に発見し、インデックス(検索エンジンのデータベースに登録)を促進することです。
簡単に言えば、HTMLサイトマップはユーザー向けでXMLサイトマップは検索エンジン向けです。



HTMLサイトマップは確かにユーザー目線から見えれば全てのサイト構造が丸裸になるので見やすいのですが、競合サイトも同じように見ることができるので、ベンチマークされやすい傾向にあります。
サイトマップページをホームページに用意している企業は少ない印象です。
HTMLサイトマップは各々の判断で良いと思いますが、XMLサイトマップは必ずやりましょう。
ここでは詳しいやり方は解説しませんが、「XMLサイトマップ やり方」と調べればたくさん情報が出てきます。


ちゃんと送信できるとこのようにステータスが成功しました!となります。
私もHTMLサイトマップは用意してないですが、XMLサイトマップはしっかるとGoogle側に送信しています。
SEOの内部対策で超重要な5つまとめ
SEOの内部対策とは?
- 内部対策とは、ウェブサイトの内部構造やコンテンツを最適化し、検索エンジンでの高い順位表示を目指す手法のことです。
- 内部対策を行うことで、検索エンジンがサイトをクロールしやすくなり、ユーザーにとっても利便性の高いサイトになるため、結果的に上位表示に繋がります。
- 内部対策は、ウェブサイトの土台となる部分を整備するもので、できて当たり前、やって当たり前の世界です。
- 内部対策の主な目的は、検索エンジンにウェブサイトを正しく理解させ、評価を高めることと、ユーザーにとって使いやすいウェブサイトを提供することです。
- 内部対策は自社でできることなので、しっかりやっておきましょう。
内部対策と外部対策の違い
- 内部対策はサイト内部の構造やコンテンツを最適化するのに対し、外部対策はサイト外からの信頼性や権威性を高めることに焦点を当てています。
- 外部対策の主な目的は、他のウェブサイトからの被リンクを増やすことです。被リンクはSEO対策に非常に効果的です。
- 外部対策は第三者が絡むため、コントロールが難しいですが、内部対策は自社でできます。
内部対策の重要な要素
- サイト構造の最適化
- サイト構造とは、ウェブサイト全体の構成を指し、ユーザーと検索エンジンの両方がサイト内をスムーズに移動できるように整理された構造のことです。
- ユーザー視点では、サイト構造が適切だと、ユーザーは迷うことなく知りたい情報やページにたどり着けるので利便性が向上します。
- 検索エンジン視点では、クローラーがスムーズにページを巡回できるので、多くのページがインデックスされやすくなります。特に大規模サイトでは、サイト構造がSEOに大きな影響を与えます。
- サイト構造を最適化するメリットは、ユーザビリティの向上、クローラビリティの向上、SEO効果の向上です。
- サイトマップ(構成図)を作成し、カテゴリーを設計し、内部リンク構造を設計することでサイト構造を最適化します。
- URLの正規化
- URLの正規化とは、同じ内容のページが複数のURLで存在する場合に、検索エンジンからの評価を特定のURLに統一することを指します。
- URLが重複すると、重複コンテンツとなり、ページに対する評価が分散してしまいます。
- URLを正規化する方法としては、301リダイレクトとcanonicalタグがあります。301リダイレクトが推奨されています。
- SEOに不利になるURLは、長すぎるURL、複雑なURL、不要な文字を含むURLです。URLは短く、簡潔で、内容を表すようにし、小文字の半角英数字で統一し、特殊文字は避けるべきです。
- 既存のURLを変更する際は、301リダイレクトを設定し、内部リンクを修正し、XMLサイトマップを更新する必要があります。
- 内部リンク
- 内部リンクとは、同一のウェブサイト内で、あるページから別のページへリンクを張ることです。
- 内部リンクは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって、サイト内の情報を探索するための重要な手段となります。
- 関連性の高いページへのリンク、アンカーテキストの最適化、重要なページへのリンク集中、トピッククラスターモデルの採用が効果的な内部リンクの貼り方です。
- 内部リンクを改善することで、サイトの回遊率や滞在時間が向上し、SEOに有利に働きます。
- パンくずリスト
- パンくずリストとは、ウェブサイト内でのユーザーの現在地を示すナビゲーションの一種です。通常、ページの上部などに1行で表示される内部リンクのことです。
- パンくずリストを設置するメリットは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上、SEO(検索エンジン最適化)からの観点です。
- パンくずリストの種類としては、ロケーション型、アトリビュート型、パス型があります。
- パンくずリストを設置する際のポイントは、論理的な構造にし、ユーザーに見慣れた記号を使用し、モバイルフレンドリーにすることです。
- サイトマップ
- サイトマップには、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類があります。
- HTMLサイトマップは、ユーザー向けにサイト内のページ構成を分かりやすく伝えるためのページです。
- XMLサイトマップは、検索エンジンのクローラー向けに、ウェブサイト内の各ページ情報をXML形式で記述したファイルです。
- XMLサイトマップは必ず作成し、Googleに送信しましょう。
その他
- 内部対策を行う上で、サイトの設計段階で良いサイトになるかどうかは9割決まります。
- URLは基本的に頻繁に変えるものではないので、最初の段階でルールメイキングしておきましょう。
これらの情報を参考に、ウェブサイトの内部対策を進めてください。
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