Google広告の費用|請求の上限と、予算の決め方を実データで解説

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このページでわかること

こんにちは、あきです。

第2回で、広告の順位はオークションで毎回決まる、という話をしました。このページは、そのオークションでいくら請求されるのかという話です。

Google広告でいちばん多い不安は、たぶんこれだと思います。「気づいたら何十万円も請求されていたらどうしよう」。

先に結論を書きます。そうはなりません。仕組みで止まります。 Googleは1か月に請求できる金額の上限を、設定した1日の予算から自動で決めています。この仕組みを、公式ヘルプの記載とあわせて最初に説明します。

そしてもう1つ、この記事で書かないことを決めておきます。「クリック単価の相場は◯円です」という数字を、他社の記事から引き写しません。

調べてみると、上位10本すべてが相場の金額を書いていて、そのうち出典が示されていたものは1本もありませんでした。 「月20〜60万円」「月30万円ほど」「月20〜50万円」と、書いてある金額もバラバラです。

代わりに2つ出します。キーワードプランナーで実際に取った業種別の単価(取得日つき)と、私が運用している口の実測です。

このレッスンで使う「予算シミュレーションシート」を、私のLINEで配布しています。目標の件数から必要な予算を逆算する1枚です。
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何にお金がかかるのか

課金のしかたは、広告の種類によって変わります。いま存在する主なものは3つです。

課金のしかた3つと、いつお金がかかるか
課金のしかた3つと、いつお金がかかるか
呼び方 いつお金がかかるか 主に使う広告
クリック単価(CPC)クリックされたとき検索広告など
視認範囲のインプレッション単価(vCPM)広告が実際に見える状態で表示されたとき(1,000回あたり)ディスプレイ広告
広告視聴単価(CPV)動画が視聴されたとき、または操作されたとき動画広告

出典 Google広告ヘルプ(CPC https://support.google.com/google-ads/answer/116495?hl=ja / vCPM https://support.google.com/google-ads/answer/3499086?hl=ja / CPV https://support.google.com/google-ads/answer/2382888?hl=ja いずれも2026年8月29日確認)。

動画のインストリーム広告には、1視聴と数える条件があります。30秒見られたときか、広告が操作されたときの、早いほうです(30秒より短い広告なら、最後まで見られたとき)。最初の数秒でスキップされた分にはお金がかかりません。

なお「拡張クリック単価(eCPC)」というものが以前ありました。2025年3月24日の週から使えなくなっています(https://support.google.com/google-ads/answer/2464964?hl=ja 2026年8月29日確認)。古い記事にはまだ載っていることがあります。

いちばん大事なところ|1日の予算と、実際の請求

ここが、調べた10本のうちどこも正面から書いていなかったところです。

1つ目|1日の費用は、設定した金額の2倍まで振れます

「1日1,000円」と設定した日に、2,000円使われることがあります。 これは不具合ではなく仕様です。

理由は、検索される量が日によって違うからです。火曜より土曜のほうが検索される商品なら、Googleは土曜に多めに使います。 その代わり、少ない日には使いません。

2つ目|でも、1か月の請求には上限があります

ここが安心してよいところです。公式ヘルプに2つのことが書かれています。1か月の請求額の上限は「1日の平均予算 × 30.4」で決まること。 そして上限を超えた分は、クレジットとしてアカウントに戻されることです(https://support.google.com/google-ads/answer/1704424?hl=ja 2026年8月29日確認)。

30.4という数字は、1か月の平均日数です。

つまり、1日1,000円で設定していれば、月の請求は最大でも30,400円です。 日によって2,000円使われる日があっても、月で見れば必ずこの中に収まります。

1日の予算 1か月の請求上限
500円15,200円
1,000円30,400円
3,000円91,200円
5,000円152,000円
10,000円304,000円

(1日の平均予算 × 30.4 で計算)

日ごとの使われ方は上下するが、月では上限に収まることを示した自作図解
日ごとの使われ方は上下するが、月では上限に収まることを示した自作図解

3つ目|いつ請求されるのか

請求のタイミング。30日周期とお支払い基準額
請求のタイミング。30日周期とお支払い基準額

自動支払いの場合、請求のタイミングは2つのうち早いほうです。1つは、前回の請求から30日が経ったとき。 もう1つは、「お支払い基準額」に設定した金額に達したときです(https://business.google.com/jp/resources/articles/basics-of-google-ads-billing-and-payments/ 2026年8月29日確認)。

だから「月末締め」ではありません。 使うペースが速いと、月に何回も請求が来ます。これを知らないと、請求メールが何通も届いて驚くことになります。

シミュレーションシートには、この「月の上限」の早見表も入れています。
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「相場」を使わない理由と、その代わりに見るもの

冒頭で書いたとおり、他社の相場の数字は使いません。代わりに、キーワードプランナーで実際に取った数字を出します。

下の表は、ページ上部に広告を出すときの入札単価の目安です。2026年8月29日に取得しました。 低額帯から高額帯までの幅で出ています。

17業種の入札単価の実測。600倍以上の開き
17業種の入札単価の実測。600倍以上の開き
検索される言葉 入札単価の目安 競合指数
転職 エージェント1,942〜6,489円80
車 買取937〜3,184円70
葬儀社461〜3,914円35
水道 修理382〜2,131円59
リフォーム 見積もり339〜2,165円67
探偵 事務所336〜2,242円44
引越し 見積もり322〜1,016円79
学習塾251〜1,161円43
弁護士 相続231〜1,324円49
英会話 オンライン210〜906円78
注文住宅192〜735円38
脱毛 サロン179〜812円50
外壁塗装173〜647円30
パーソナルジム171〜575円51
太陽光発電162〜668円31
ドッグフード71〜327円99
プロテイン10〜132円99

(Googleキーワードプランナー実測。日本・日本語。2026年8月29日取得)

いちばん高い転職エージェントの高額帯と、いちばん安いプロテインの低額帯では、600倍以上の差があります。 ひとつの「相場」で語れるものではない、というのが見ていただきたいところです。

競合指数が高い業種ほど単価が安い。決めているのは1件の価値
競合指数が高い業種ほど単価が安い。決めているのは1件の価値

ここから読み取れる、いちばん大事なこと

表をもう一度見てください。プロテインとドッグフードは、競合指数が99です。 表の中でいちばん高い、つまりいちばん多くの広告主が奪い合っている言葉です。

それなのに、単価はいちばん安い。

一方、転職エージェントは競合指数80で、プロテインより低いのに、単価は最大6,489円です。

つまり、クリック単価を決めているのは競合の数ではありません。1件成約したときの価値です。

転職エージェントは1人紹介できれば数十万円から百万円の売上になります。だから1クリックに数千円払えます。プロテインは1個数千円の商品なので、1クリックに数千円は払えません。払える上限が違うから、単価が違う。 それだけの話です。

この見方ができると、自分の広告費がいくらまで許されるかを、他人の相場ではなく自分の商売から出せるようになります。

同じ順位を、安く取る仕組みがあります

第2回で、順位は入札額だけでは決まらないと書きました。これは費用の話でもあります。

Googleは、広告とキーワードと飛び先のページの関連性を評価しています。関連性が高いと、同じ順位をより低い単価で取れます。 逆に低いと、同じ順位を取るのに高い単価が必要になります。

つまり、単価は「相場」で決まっているのではなく、自分の広告の出来でも変わります。

関連性が低いとき 関連性が高いとき
単価が高い単価が安い
表示されにくい表示されやすい
そもそも下限に届かず出ないことがある
同じ順位を安く取る仕組み。関連性が高いと単価が下がる
同じ順位を安く取る仕組み。関連性が高いと単価が下がる

ここを直すのが、いちばん確実な費用の下げ方です。 具体的に何をするかは第2回の「成果を出している人がやっていること」に書きました。入札単価を下げるのは、そこに書いた5つをやってからです。 評価の仕組みそのものは第22回で扱います。

学習期間|最初の数週間は数字が荒れます

自動で入札を決める設定にすると、Googleが「どんな人が申し込むか」を学ぶ期間があります。

この間、1件あたりの単価は普段より高く出ます。 ここで慌てて設定を変えると、学習がやり直しになって、また高い期間が始まります。

学習期間にやってはいけないこと・やること
学習期間にやってはいけないこと・やること

やってはいけないこと … 数日で「高い」と判断して入札や予算を大きく変えること。目標の単価を何度も動かすこと。キャンペーンを止めて作り直すこと。

やること … 変えずに待つこと。そのあいだに見るのは、申し込みの件数が増えているかどうかだけです。

待つ期間の目安について、公式の明確な日数は今回の確認では見つけられませんでした。 「◯週間」と書いている記事もありますが、出典がありません。私の運用では、申し込みが十数件たまるまでは判断しない、という決め方をしています。 期間ではなく件数で見るほうが、実態に合います。詳しくは第23回で扱います。

自分の予算はこう決めます

3つの数字が分かれば計算できます。

1. 1件成約したときの粗利 2. 問い合わせから成約する割合 3. 1件の問い合わせにかけてよい上限

実際に計算してみます

私が運用している口の実測から、2つ出します。業種も金額の絶対額も出しませんが、比率は加工していません。

平均クリック単価 問い合わせ率 1件の問い合わせにかかった額
B77円1.45%約5,300円
I211円0.11%約19万円

(Google広告 実測。2026年8月29日時点の直近30日。検索キャンペーンのみ。1件あたりの額はクリック単価÷問い合わせ率で計算)

同じ検索広告でも、1件の問い合わせにかかる額が30倍以上違います。

クリック単価は77円と211円で3倍しか違いません。差がついたのは問い合わせ率のほうです。 1.45%と0.11%で13倍違います。

ここが実務でいちばん大事なところです。 クリック単価を下げる工夫より、飛び先のページで問い合わせしてもらえる割合を上げるほうが、効きます。

逆算のしかた

予算の逆算6ステップ
予算の逆算6ステップ
手順
① 1件成約したときの粗利を出す5万円
② 問い合わせから成約する割合20%(5件に1件)
③ 1件の問い合わせの価値 = ① × ②1万円
④ そのうち何割まで広告費に使うか3割 → 3,000円
⑤ 月に10件ほしいなら3,000円 × 10件 = 3万円
⑥ 1日の予算にすると3万円 ÷ 30.4 ≒ 約1,000円

この計算をしてから始めると、「高い」「安い」を自分の基準で判断できるようになります。 上の口Bなら1件5,300円なので、④で3,000円と決めていたら合っていません。ページを直すか、キーワードを絞るかを考えることになります。

いくらから始められますか

公式には下限の金額は書かれていません。 公式ヘルプにあるのは、キャンペーンの予算は自分の判断で決めてよく、いつでも変更できる、という趣旨の説明です(https://support.google.com/google-ads/answer/1704424?hl=ja 2026年8月29日確認)。金額の下限を定めた記述は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。

ただし、制度として出せることと、判断できることは別です。

上の実測でいうと、1件の問い合わせに5,300円かかった口があります。月1万円しか出さないと、問い合わせは月1〜2件です。 その数では、うまくいっているのか偶然なのかが分かりません。

判断するには、最低でも問い合わせが10件ほど必要です。 だから、必要な予算は「いくらから出せるか」ではなく、「10件集めるにはいくら要るか」から決まります。 ここが逆算の考え方です。

広告の種類ごとの費用感

ここは正直に、限界も一緒に書きます。私が運用している口を、キャンペーンの種類ごとに合算しました。

キャンペーンの種類ごとの実測。検索がいちばん高い
キャンペーンの種類ごとの実測。検索がいちばん高い
種類 集計した口の数 クリック率 平均クリック単価
検索74.52%141円
P-MAX13.67%48円
ショッピング10.93%62円
デマンド ジェネレーション22.15%23円
ディスプレイ11.07%11円

(Google広告 実測。2026年8月29日時点の直近30日)

検索以外は集計した口が1つか2つしかないので、相場として読まないでください。 業種が違えば数字は変わります。この表から言えるのは傾向だけです。検索がいちばん高く、ディスプレイやデマンド ジェネレーションは1桁安い。

安いから良いわけではありません。 ディスプレイのクリックが11円なのは、探していない人のクリックだからです。11円のクリックを1,000回集めても、1件も申し込みが無ければ1万1,000円の支出です。

費用を抑える方法

効く順に並べます。

費用を抑える方法5つ。効く順
費用を抑える方法5つ。効く順

1|除外キーワードを入れる(いちばん効きます)

「無料」「求人」「自分で」「やり方」「口コミ」。買う気のない人が使う言葉に、予算がかなり流れています。

管理画面の検索語句レポートを開くと、実際に検索された言葉が全部出ています。そこから買う気のない言葉を選んで除外します。

除外を1回入れるだけで、翌週から支出が減ります。 しかも成果は減りません。費用を下げる打ち手の中で、これがいちばん確実で速いです。(第35回)

2|飛び先のページを直す

上の実測を思い出してください。クリック単価は3倍しか違わなかったのに、1件あたりの獲得単価は30倍以上違いました。 差をつけたのは申し込み率のほうです。

クリック単価を10%下げる努力より、申し込み率を2倍にするほうが、効果が大きいです。 見るところは3つです。広告文に書いたことがページの一番上にあるか。申し込みのボタンがすぐ見えるか。入力する項目が多すぎないか。

3|地域と時間帯を絞る

対応できない地域に出しても、クリックされたら課金されます。 営業していない時間も同じです。

とくに、電話での問い合わせが中心の業種は効きます。夜中に電話されても出られないなら、その時間に広告を出す必要はありません。(第20回)

4|マッチタイプを絞る

キーワードの登録のしかたで、どこまで広く出すかが変わります。広く出すほど、関係ない検索にも出ます。

予算が限られているうちは、狭いほうから始めてください。 成果が出て、もっと量がほしくなってから広げます。(第15回)

5|広告文とキーワードを合わせる

上の「同じ順位を安く取る仕組み」のとおりです。関連性が上がると単価が下がります。(第2回・第22回)

「入札単価を下げる」は、この一覧に入れていません。

「入札単価を下げる」は、この一覧に入れていません。 単価を下げると表示される回数が減るので、費用は減りますが成果も減ります。効率は変わりません。

代理店に頼むと、いくらかかるのか

「広告費の20%」という数字が、多くの記事に出ています。 ただし、私が読んだ範囲ではどれも出典がありませんでした。 業界の慣習として広まっている数字で、決まりではありません。

代理店の料金の3つの形と、気をつけるところ
代理店の料金の3つの形と、気をつけるところ

実際には、料金の形が何種類かあります。

中身 向いているとき
広告費に対する割合広告費が増えると手数料も増える広告費が大きいとき
固定の月額広告費に関係なく一定広告費が小さいとき。割合だと最低金額に届かないケース
初期費用+月額最初に設計費、その後は運用費一から作るとき

気をつけるところが1つあります。 割合の形だと、代理店は広告費を増やしたほうが儲かります。 増やすことが正しい場面もありますが、増やす理由が説明されているかは見てください。

そしてもう1つ。多くの代理店が「最低◯万円から」という下限を持っています。 広告費が月10万円だと、手数料の割合では成り立たないので、固定額になることが多いです。そうすると、広告費10万円に対して手数料5万円、といった比率になることもあります。

この場合、自分でやったほうが合うことがあります。 どちらを選ぶかは第4回でまるごと扱います。広告代理店をやっている私が、どういうときに「自分でやったほうがいい」と言っているかを、そのまま書きます。

種類ごとに、お金のかかり方が違います

上の表は数字でしたが、考え方の違いも書いておきます。

  • 検索 … クリックされたときだけ。1クリックが高い代わりに、買う気に近い人
  • ショッピング … 同じくクリック課金ですが、商品情報の登録という手間が先にかかります。 ここを外注すると別途費用が発生します
  • ディスプレイ・デマンド ジェネレーション … 安く大量に届きます。その代わり、すぐには申し込みになりません。 「安いから」で予算を寄せると、数字が動かないまま月が終わります
  • 動画 … 課金は視聴されたときですが、動画を作る費用が別にかかります。 ここを費用に入れずに比べると、判断を間違えます
  • P-MAX … 全面に配られるので、内訳が見えにくいです。 「安く見えるクリック」が混ざって平均が下がることがあります

種類をまたいでクリック単価を比べるのは、あまり意味がありません。 判断の基準は第2回に書いたとおりです。

請求まわりで、先に知っておくと困らないこと

ここは調べた10本のうち2本しか触れていませんでした。空白地帯ですが、実務では必ずぶつかります。

お支払い設定とお支払い方法の違い
お支払い設定とお支払い方法の違い

支払いの「設定」と「方法」は別の話です

混同しやすいので分けます。

何を決めるか 主な選択肢
お支払い設定いつ払うか自動支払い/毎月の請求書発行(条件あり)
お支払い方法何で払うか国・通貨・上の設定によって変わります

出典 Google広告ヘルプ(https://support.google.com/google-ads/answer/2375433?hl=ja / https://business.google.com/jp/resources/articles/basics-of-google-ads-billing-and-payments/ 2026年8月29日確認)。

多くの方は「自動支払い」から始まります。 先に使って、あとから請求される形です。「毎月の請求書発行」(先に請求書が届いて銀行振込で払う形)は、一定の条件を満たした場合の案内になっています。

日本のアカウントで実際に選べる方法の並びは、公式ページが国を選ぶ形式になっていて確定できませんでした。 管理画面で見るのが確実なので、第8回で実際の画面を見ながら扱います。 ここで断定はしません。

「お支払い基準額」が上がっていきます

自動支払いには「この金額に達したら請求する」という基準額があります。そして、支払いが問題なく続くと、この基準額は段階的に上がっていきます。

上がると、請求の回数は減って、1回の金額が大きくなります。 「先月は月2回だったのに今月は1回で金額が倍になった」というのは、これが理由のことがあります。使った総額が増えたわけではありません。

経理に渡すもの

  • 領収書と請求書は、管理画面からダウンロードできます
  • 月末で締まりません。 上に書いたとおり請求のタイミングが30日周期か基準額到達なので、会計上の月次とずれます。 月ごとの費用を見たいときは、請求書ではなく管理画面のレポートで期間を指定してください(第34回)
  • クレジットカードのポイントが付くかは会社によります。 広告費は金額が大きくなるので、ここは先に確認しておくと差が出ます

つまずきポイント

設定した予算より多く使われました

仕様です。1日単位では設定額の2倍まで振れます。 ただし1か月では「1日の予算 × 30.4」が上限で、超えた分はクレジットとして戻ります(上の「2つ目」を参照)。

月の途中で予算を変えたらどうなりますか

その日から新しい金額で計算されます。 月の上限も変更後の金額で計算し直されます。

請求が月に何回も来ます

自動支払いの場合、「前回の請求から30日」か「お支払い基準額に達したとき」の早いほうで請求されます。 使うペースが速いと、基準額に何度も達するので、その回数だけ請求されます。異常ではありません。

支払い方法は何が選べますか

国と通貨とお支払い設定によって変わります(https://support.google.com/google-ads/answer/2375433?hl=ja 2026年8月29日確認)。日本のアカウントで実際に選べる並びは、管理画面で確認するのが確実です。第8回で実際の画面を見ながら扱います。

代理店に頼むと手数料はいくらですか

「広告費の20%」という数字が多くの記事に出ていますが、私が見た限りどれも出典がありません。 実際には会社によって違いますし、最低金額が決まっていることもあります。見積もりを取って確かめてください。 自分でやるか任せるかの判断は第4回で扱います。

少額だと成果が出ないと言われました

半分正しくて、半分正しくありません。 少額でも成果は出ます。出ないのは「判断」です。上に書いたとおり、問い合わせが数件では良し悪しが分かりません。少額で始めるなら、キーワードを絞って、1件あたりの単価が安い言葉に集中させてください。

実際にシミュレーションしてみます

逆算の式だけだと動きにくいので、2つのケースで最後まで計算します。 自分の数字に置き換えてみてください。

2つのケースで最後まで計算したシミュレーション
2つのケースで最後まで計算したシミュレーション

ケース1|外壁塗装の工務店

項目 数字 出どころ
クリック単価の目安173〜647円キーワードプランナー実測(2026年8月29日)
ここでは間を取って350円
1件成約したときの粗利30万円自分の商売から
問い合わせから成約する割合20%自分の商売から
1件の問い合わせの価値6万円30万円 × 20%
そのうち広告費に使う割合20%自分で決める
1件の問い合わせにかけてよい上限1万2,000円6万円 × 20%
問い合わせ率を2%と見ると50クリックで1件
1件にかかる見込み1万7,500円350円 × 50

上限1万2,000円に対して、見込みが1万7,500円。合っていません。

ここで諦めないでください。 動かせる場所が3つあります。①問い合わせ率を2%から3%に上げる(ページを直す)②クリック単価の安い言葉に絞る③成約率を上げる。 ①だけで1件1万1,700円になり、収まります。

この計算を先にやっておくと、「ページを直さないと始まらない」ということが出稿前にわかります。

ケース2|パーソナルジム

項目 数字
クリック単価の目安171〜575円(キーワードプランナー実測)
ここでは300円
1人入会したときの粗利(半年分)12万円
体験から入会する割合40%
1件の体験申込の価値4万8,000円
広告費に使う割合 20%9,600円まで
問い合わせ率3%なら33クリックで1件
1件にかかる見込み9,900円

ぎりぎり合っています。 この場合は出稿してよくて、そのあと問い合わせ率を上げていけば利益が出る形になります。

2つのケースで違ったのは、粗利と成約率です。 クリック単価はほとんど同じでした。費用が合うかどうかを決めているのは、広告側ではなく商売側の数字です。 ここが、この回でいちばんお伝えしたいことです。

予算シミュレーションシートは、この表をそのまま埋められる形にしています。自分の数字を入れてみてください。
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慣れたら|使い切れていない予算に気づく

予算を増やす前に見てほしい数字があります。「予算が足りなくて出られなかった割合」です。

第2回で、出られたはずの検索にどれだけ出られているかを見る指標を紹介しました。その指標には内訳があって、出られなかった理由が「予算が足りない」と「広告ランクが足りない」に分かれています。

  • 予算が理由なら … 増やせば素直に増えます
  • ランクが理由なら … 増やしても出ません。広告文とページを直す話です

ここを見ずに予算だけ増やすと、お金だけ増えて成果が増えません。 詳しくは第36回で扱います。

突き詰めるなら|広告費は費用ではなく仕入れとして見る

考え方の話をします。

広告費を「経費」として見ていると、削る対象になります。 「今月は厳しいから広告を止めよう」となります。

「仕入れ」として見ると、判断が変わります。 1件5,300円で問い合わせが買えるとします。そこから20%が成約して、1件の粗利が5万円だとします。5,300円払って、1万円が返ってくる計算です。 このとき止める理由はありません。むしろ増やす話になります。

この切り替えができるかどうかが、広告がうまくいく人といかない人の分かれ目だと思っています。 そしてそのためには、1件あたりいくらかかったかを数えられる状態にしておく必要があります。それが計測の設定です。

次のレッスン

第4回は、ここまで読んだうえでの分かれ道です。自分で運用するか、代理店に任せるか。 広告代理店をやっている私が、どういうときに「自分でやったほうがいい」と言っているかを、そのまま書きます。

第4回 代理店に任せるか、自分で運用するか

この講座の全42回の一覧は、講座トップにまとめています。 → Google広告マスター講座トップ

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この記事を書いた人

・アフィリエイトで月7桁達成
・SEOを研究し累計136万PVを達成
・仕組み化とマニュアル構築で一人で9人の外注さんを管理し、オウンドメディアを制作
・広告運用で660万円の成果報酬を獲得
・大手求人サイトから記事の提供を依頼される(業務提携)
・海外のポータルサイトに私が作成したECサイトが取り上げられる
・インスタグラム開始4ヶ月で1万フォロワー獲得
・自分で作ったECサイト、ドロップシッピングで月6桁達成!
・YouTube動画8本で登録者100人突破!

現在は年商億を超える企業様の広告運用を担当したり、広告代理店様、経営コンサルティング会社様、店舗系事業者様のブレイン(参謀)のようなポジションで活動しています。

様々なジャンルのプロの人とチームを組むことで、結果にコミットするネット界の便利屋を目指しています。

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こんな風に思ってもらえるポジションを目指します。

様々なジャンルで平均点以上の実績を出してきた、私がディレクションとして入り、私が業務提携しているプロの外注さんとタッグ組むことで、クライアントワークからバックオフィスまでどんな内容でもお受けいたします。

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