このページでわかること
こんにちは、あきです。
第15回で、インスタ広告を出すまでの全手順を通しました。第16回は、その途中の「オーディエンス」の画面で、誰に広告を見せるかを決める回です。
先に結論を書きます。
Meta広告のターゲティングは、広告セットのオーディエンスの欄で決めます。決める項目は、地域、年齢、性別、言語、詳細ターゲット(興味・関心など)、除外の6つです。2026年10月時点では、この6つは「確実に守られる条件」と「AIへのヒント」の2種類に分かれています。地域と最低年齢と言語と除外は守られる条件、年齢の幅と性別と詳細ターゲットはヒントとして扱われるのが初期の状態です。ここを知らずに設定すると、「女性だけに出したのに男性にも出ている」ということが起きます。
この回でやることは、守るべき条件だけを確実に入れて、あとは広めに渡すことです。お店の商圏、法律や業界の決まりで外せない年齢、日本語が読めない人の除外。この3つは条件として入れます。逆に「30代の女性が多そう」といった思い込みは、ヒントとして渡すだけにとどめます。

この回のゴールは3つです。
- 地域を「住んでいる人」「最近いた人」「半径」「除外」で正しく組み立てられる
- 年齢・性別・言語を、条件にするかヒントにするかで決められる
- 詳細ターゲットを「または」と「かつ」で組み立て、絞りすぎを避けられる
所要時間は30分です。手元に作りかけの広告セットがあれば、その[オーディエンス]の欄と見比べながら進めてください。
この回で使う「Meta広告 ターゲティング設計シート」を、私のLINEで配布しています。地域の決め方、条件とヒントの振り分け表、業種ごとの組み立て例、配信後に見る確認欄をまとめました。
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1. ターゲティングは3種類あり、この回は手動の設定を扱う
Meta広告で「誰に出すか」を決める方法は、大きく3つあります。
- 手動の設定(地域、年齢、性別、言語、詳細ターゲット)…この回
- Advantage+ オーディエンス(AIが広げて探す)…第17回
- カスタムオーディエンスと類似オーディエンス(自社のデータから作る)…第25回
この3つは別々のものではなく、同じ広告セットの中で組み合わせて使います。2026年10月時点では、新しく広告セットを作ると、多くの目的でAdvantage+ オーディエンスがオンの状態から始まります。その上で、この回で扱う地域や年齢を入れていく形です。

「条件」と「ヒント」の違い
ここがこの回でいちばん大事なところです。Metaの公式ヘルプでは、オーディエンスの設定を2つに分けています。
オーディエンス制御(条件)は、広告を見られる人を制限するものです。地域、最低年齢、除外するカスタムオーディエンス、言語がこれにあたります。この外には広告は出ません。
オーディエンスの提案(ヒント)は、AIに「こういう人が反応しそう」と伝えるものです。年齢の幅、性別、詳細ターゲット、含めるカスタムオーディエンスがこれにあたります。AIはまずヒントの中を探しますが、成果が見込めるならヒントの外にも出します。
公式ヘルプには、性別で女性を提案しても男性に配信される可能性がある、という例が書かれています。
出典 Metaビジネスヘルプセンター「Advantage+ オーディエンスでのオーディエンス制御とオーディエンスの提案」(2026年10月15日確認)
年齢や性別を「確実に守る」にしたいときは、2026年10月時点では、オーディエンスの欄にある[オーディエンスをさらに制限する](表示によっては[広告のリーチをさらに限定])を選ぶと、手動の条件に切り替わります。切り替えるとAdvantage+ オーディエンスはオフになります。オンとオフのどちらを選ぶかは第17回で詳しく扱います。

2. 地域を決める
地域は、ターゲティングの中でいちばん成果に直結する項目です。特に、お店に来てもらう商売では、地域の設定がそのまま商圏になります。
「住んでいる人」と「最近いた人」
Metaの地域設定では、同じ地名を選んでも、誰に届けるかを分けられます。公式ヘルプでは、選んだ地域に住んでいる人、最近その地域に滞在していた人、頻繁にその地域を訪れる人にリーチできる、と書かれています。
たとえば、駅前の美容室なら、近くに住んでいる人だけでなく、その駅を通勤で使う人も客になります。飲食店のランチなら、近くで働いている人が主役です。逆に、地域の住民だけが対象のサービス(自治体の補助が出る工事など)では、住んでいる人だけに絞る理由があります。

選べる単位と上限
公式ヘルプ(2026年10月時点)の上限を並べます。
| 単位 | 上限 | 半径 |
|---|---|---|
| 国 | 最大25か国 | 選べない |
| 都道府県・地域 | ー | 選べない |
| 市区町村 | 最大250か所 | 選べる |
| 郵便番号 | 最大50,000件 | 選べない |
| ピンで選んだ地点 | ー | 選べる |
出典 Metaビジネスヘルプセンター「広告の地域を選択する方法」(2026年10月15日確認)
ポイントは、郵便番号、都道府県、国は半径を選べず、その範囲の全体になることです。半径で円を描きたいときは、市区町村か、地図にピンを立てて選びます。
半径で円を描く
お店の場所を中心に円を描くのが、店舗の広告ではいちばん使う形です。2026年10月時点では、地域の入力欄に住所を入れるか、[ピンで地域を選択]から地図上に印を置くと、初期の半径が入ります。あとはスライダーで広げたり狭めたりします。最小と最大の半径は、選んだ地域の種類によって変わります。また、国境をまたいで円は広がりません。
ピンは、お店そのものではなく「人が集まる場所」に立てる手もあります。たとえば、お店から少し離れた大きな駅を中心にすると、その駅を使う人にまとめて届きます。お店の住所と駅の2か所にピンを立て、それぞれに半径を付けることもできます。

半径の決め方
何キロにすればよいかは、業種と、お客さんの来かたで決まります。私が実際に決めるときは、次の順で考えます。
- いまの客がどこから来ているかを、予約台帳や配送先の住所で確かめる
- 移動手段を考える(徒歩、自転車、電車、車で、無理なく来られる距離が大きく違う)
- 広すぎる場合の損を考える(来られない人に表示されても成果にならない)
- 狭すぎる場合の損を考える(対象が少なすぎると、同じ人に何度も表示されて費用が上がる)
最初は「いまの客の多くが入る範囲」から始め、配信の結果を見て広げるのが安全です。

地域を除外する
地域は「含める」だけでなく「除外する」こともできます。公式ヘルプでは、市区町村のみを含める、市区町村を除外する、という選び方が用意されています。
除外には2つの使い道があります。
- 商圏の外を外す(隣の県にまたがる半径のうち、川の向こうなど来ない地域だけを外す)
- ドーナツ型にする(大きな円で含め、中心の小さな円を除外して、近すぎる人を外す)
ドーナツ型は、たとえば「近所の人にはすでに知られているので、少し離れた地域の新しい客に届けたい」ときに使います。

除外したのに表示される理由
ここは、つまずく人が多いところです。公式ヘルプには、地域を除外したときの動き方が書かれています。除外は「現在地」と「自宅」のどちらが除外地域に入っているかで決まります。対象地域に住む人が、除外地域にたまたま来ているときには表示されることがあり、現在地と自宅の両方が除外地域に入っている人には表示されません。
さらに公式ヘルプは、位置の情報は変化するため、地域のターゲットが常に正確になることは保証できないとも書いています。設定した地域の外からリードやメッセージが届くこともあります。
出典 Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャでの地域の選択について」(2026年10月15日確認)
ですから、地域の外からの問い合わせがゼロにならないことを前提に、フォームに「ご住所(市区町村まで)」を入れておくと、対応できない地域の問い合わせを早く見分けられます。

「反応する可能性が高い人へのリーチを増やす」に注意
2026年10月時点では、市区町村や地域を選ぶと、地域の欄に[広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす]という選択肢が出て、初期の状態でオンになっていることがあります。
公式ヘルプによると、これがオンだと、同じ国の中で、選んだ地域に旅行する人、関心がある人、近くの市区町村の人などに、配信を広げることがあります。地域は本来「条件」ですが、これがオンのときだけは、指定した地域の外にも出ます。
オフにする例として、公式ヘルプは、住んでいる人や最近いた人だけに出したい場合と、医療などのデリケートな業種を挙げています。来店型のお店で、遠くの人に出ても意味がない場合は、オフにするのが基本です。
出典 Metaビジネスヘルプセンター「広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす」(2026年10月15日確認)
![地域の欄の[広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす]がオンだと、同じ国の中で旅行する人や近隣の人に広がり、来店型ではオフが基本になることを示した自作図解](https://goen-marke.com/wp-content/uploads/2026/10/meta-targeting-09.jpg)
「Meta広告 ターゲティング設計シート」には、半径を決める4つの確認欄と、除外の組み立て図、地域の欄で外すチェックの一覧があります。
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3. 年齢・性別・言語を決める
年齢は「最低年齢」と「幅」を分けて考える
年齢の設定は、2つに分けて考えます。
最低年齢は条件です。お酒、たばこに近い商品、成人向けのサービスなど、法律や業界の決まりで出してはいけない年齢がある場合は、最低年齢で切ります。公式ヘルプでは、Advantage+ オーディエンスを使う場合、18歳未満は最低年齢に選べない(国によってはそれより高い)とされています。また、最低年齢を25歳まで上げても、Advantage+ オーディエンスはオフになりません。
年齢の幅はヒントです。「30〜49歳」と入れても、Advantage+ オーディエンスがオンなら、その外にも出ることがあります。「主に30代と40代に届けたい」ことをAIに伝えるもの、と考えてください。

性別は、ほとんどの場合ヒントで足りる
性別も、Advantage+ オーディエンスがオンの間はヒントです。女性向けの美容室でも、家族や恋人へのプレゼントとして男性が予約することはあります。性別で切るのは、男性は利用できない、女性は利用できない、という決まりがあるときだけにしておくと、取りこぼしが減ります。
言語は、日本国内なら原則入れない
言語は条件です。日本国内に出す広告で、日本語の設定をわざわざ入れる必要は、ほとんどありません。言語を入れるのは、たとえば「日本に住む英語を話す人に、英語のレッスンを案内したい」のように、地域の中で、特定の言語を使う人だけに届けたいときです。

4. 詳細ターゲットを決める
詳細ターゲットで選べるもの
詳細ターゲット設定は、興味・関心、行動、利用者層の3つの分類から選びます。公式ヘルプでは、Metaはその人がクリックした広告、反応したページや投稿、参加しているグループやイベント、使っている端末や通信の速さ、入れているアプリなどをもとに分類している、と説明しています。
業種ごとの選び方の例です。
| 業種 | 入れる詳細ターゲットの例 |
|---|---|
| 美容室 | 興味・関心「ヘアケア」「美容院」 |
| 飲食店 | 興味・関心「グルメ」「ランチ」 |
| ネットショップ | 興味・関心で商品の分野、行動「オンラインで買い物をする人」 |
| BtoBサービス | 利用者層「仕事」の役職や業種 |
ここで選べる名前は、時期によって増えたり消えたりします。2026年10月時点で、画面に出てくる候補から選んでください。

「または」と「かつ」
詳細ターゲットに複数の項目を入れると、「どれか1つに当てはまる人」(または)になります。「ヘアケア」と「美容院」を並べると、どちらか一方に当てはまる人が対象です。
「両方に当てはまる人」(かつ)にしたいときは、2026年10月時点では[オーディエンスの絞り込み]または[さらに細かく定義]から、もう1つの枠を足します。たとえば「ヘアケアに興味がある」かつ「子どもがいる」のような形です。
ただし、「かつ」を重ねるほど対象の人数は急に小さくなります。詳しくは5で書きますが、絞りすぎると配信がうまく進みません。「かつ」は1段までにしておくのが目安です。

「入れたのに広がる」のはなぜか
詳細ターゲットを入れたのに、関係なさそうな人にも出ている。これは故障ではありません。理由は2つあります。
1つ目は、Advantage+ オーディエンスがオンのときは、詳細ターゲットがヒントとして扱われるからです。
2つ目は、手動の設定に切り替えていても、Advantage+ 詳細ターゲット設定が働くことがあるからです。公式ヘルプでは、リンクのクリック、ランディングページビュー、コンバージョン、アプリのインストール、バリューなどに最適化している場合、Advantage+ 詳細ターゲット設定が自動で適用され、オフにする選択肢は表示されない、とされています。
出典 Metaビジネスヘルプセンター「詳細ターゲット設定を使用する」(2026年10月15日確認)
つまり、成果を目標に最適化している広告では、詳細ターゲットで「きっちり囲い込む」ことは、もうできません。だからこそ、絶対に守りたいことは地域・最低年齢・言語・除外の「条件」に入れる、という考え方が大事になります。

説明文から候補を作る機能
2026年10月時点では、詳細ターゲットの欄に[オーディエンスの説明を入力してください]という入力欄があります。「駅前の美容室に通う、髪の傷みが気になる人」のように文章で書くと、AIが利用者層、興味・関心、行動の候補を出してくれます。候補はそのまま使わず、関係ないものを外してから使ってください。
使えない場面
金融、雇用、住宅、社会問題・選挙・政治に関わる広告は「特別な広告カテゴリ」として扱われ、詳細ターゲットの一部や、年齢・性別の指定が使えません。地域の選び方にも制限があります。この種類の広告を出すときは、先にカテゴリの申告をしてから、使える項目を確かめてください。
5. 絞りすぎない
絞りすぎると何が起きるか
ターゲティングを細かくするほど、狙いどおりの人に届く気がします。しかし公式ヘルプは逆のことを書いています。オーディエンスを絞り込みすぎると、関連性のあるオーディエンスにリーチするコストが高くなる可能性がある、という説明です。
出典 Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャでの広告配置の除外に代わる最適な選択肢」(2026年10月15日確認)
理由は単純で、広告の枠をめぐる競り合いに参加できる相手が少なくなるからです。対象の人数が少ないと、AIが「反応しそうな人」を探す余地もなくなります。同じ人に何度も表示されることも増え、見飽きられて反応が落ちます。何回表示されたら素材を替えるかは、第21回(広告文とクリエイティブ)と第29回(レポートの見方)で扱います。

推定オーディエンスサイズを見る
2026年10月時点では、オーディエンスの欄の右側に、推定オーディエンスサイズが表示されます。設定を変えるたびに数字と針が動くので、絞り込みの目安になります。ただし公式ヘルプは、Advantage+で拡大された場合などには、この数字が実際に届く人数とは一致しないことがある、としています。目安として見るもので、正確な人数ではありません。
業種ごとの組み立て方
ここまでの考え方を、業種ごとにまとめるとこうなります。
| 業種 | 条件として入れる | ヒントとして渡す |
|---|---|---|
| 美容室 | 店から通える半径、反応する人へのリーチはオフ | 年齢の幅、性別、ヘアケアの興味 |
| 飲食店 | 店から通える半径(ランチは職場の近くも) | グルメの興味 |
| ネットショップ | 配送できる国だけ | 商品分野の興味、既存客のリスト |
| BtoBサービス | 対応できる地域 | 仕事の役職や業種 |
店舗型は地域をしっかり条件にし、ネットショップは地域を広く取ってヒントをAIに渡す、という違いがあります。

6. 除外を使う
ターゲティングには、「含める」の反対の「除外する」があります。除外は条件として扱われるので、確実に効きます。
- 地域の除外…2で書いた、商圏の外やドーナツ型
- カスタムオーディエンスの除外…すでに買った人、すでに問い合わせた人を外す。作り方は第25回
- 従業員の除外…広告アカウントの設定から、勤務先の情報をもとに自社の従業員を外せる
公式ヘルプでは、カスタムオーディエンスを除外しても、Advantage+ オーディエンスはオフにならない、とされています。既存客を外す設定は、Advantage+ オーディエンスと一緒に使える条件です。なお、類似オーディエンスは除外に使えません。

7. アカウント全体の制御
広告セットごとに設定するのが面倒な条件は、広告アカウントの設定で、アカウント全体にかけることができます。公式ヘルプでは、2026年10月時点で、次の4つをアカウント全体で設定できるとされています。
- 特定の国だけに出す
- 最低年齢
- ブランドを守るための除外
- 従業員の除外
お酒を扱うお店のように、すべての広告で最低年齢を守る必要がある場合は、アカウント全体で設定しておくと、広告セットを作るたびの設定もれを防げます。公式ヘルプによると、既存のキャンペーンに反映されるまで最大48時間かかることがあります。また、この設定を変えるには、広告アカウントの設定にアクセスできる権限が必要です。
出典 Metaビジネスヘルプセンター「広告アカウントのオーディエンスと配置の制御」(2026年10月15日確認)

8. 設定の手順
2026年10月時点の画面で、手動のターゲティングを入れる順番は次のとおりです。
1. 広告マネージャでキャンペーンを作り、広告セットの画面に進む 2. [オーディエンス]の欄で、地域を入れる(住所かピン、半径、除外) 3. 地域の欄の[広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす]を確かめる 4. 最低年齢を確かめる(決まりがある商品なら上げる) 5. 年齢の幅、性別、詳細ターゲットを、ヒントとして入れる 6. すでに買った人などのカスタムオーディエンスを除外する 7. 年齢や性別を確実に守る必要があるときだけ、[オーディエンスをさらに制限する]で手動の条件に切り替える 8. 推定オーディエンスサイズを見て、小さすぎないか確かめる

9. 配信したあとに確かめる
設定は、配信が始まってから答え合わせをします。広告マネージャのレポートで、[内訳]から地域、年齢、性別を選ぶと、実際にどこの、どの年齢の人に出ているかが分かります。
見るポイントは3つです。
- 商圏の外に、どれくらい出ているか(多ければ、反応する人へのリーチや半径を見直す)
- ヒントにした年齢や性別の外で、成果が出ているか(出ていれば、ヒントを広げる理由になる)
- 成果の出ていない年齢層に費用が偏っていないか(偏っていれば、ヒントを見直す)
数字の読み方そのものは第29回で扱います。

よくある質問
ターゲティングは細かく設定したほうがよいですか
守るべき条件だけを細かく、あとは広めにが基本です。地域、最低年齢、除外は、事業の決まりに合わせてしっかり入れます。年齢の幅、性別、詳細ターゲットは、狭くしすぎると費用が上がりやすいので、ヒントとして渡すだけにします。
年齢を30〜39歳にしたのに、50代にも出ています
Advantage+ オーディエンスがオンだと、年齢の幅はヒントとして扱われるためです。確実に守る必要があるなら、[オーディエンスをさらに制限する]で手動の条件に切り替えてください。ただし、50代で成果が出ているなら、そのままにしておく判断もあります。
地域を東京都にしたのに、大阪から問い合わせが来ました
位置の情報は常に正確とは限らないため、地域の外から反応が来ることはあります。また、[広告に反応する可能性が高い人へのリーチを増やす]がオンになっていないかも確かめてください。
詳細ターゲットは入れないほうがよいですか
入れて悪いことはありません。ヒントとして渡すことで、配信の最初に探す方向が定まります。ただし、詳細ターゲットで囲い込めると期待しないことが大切です。
店舗が複数あるときは、広告セットを分けますか
分けるかどうかは、店舗ごとに予算を管理したいかで決めます。店舗ごとに使う金額を決めたいなら、店舗ごとに広告セットを分けます。ただし、1つの広告セットに届く成果の数が少なくなると、AIが学ぶ材料も減ります。予算を店舗ごとに分ける必要がないなら、1つの広告セットに複数のピンを入れて、まとめて配信するほうが成果は安定しやすくなります。たとえば美容室が3店舗あり、どの店舗に予約が入ってもよいなら、まとめる形から始めます。
既存のお客さんには広告を出さないほうがよいですか
新しいお客さんを集めたい広告なら、購入した人や問い合わせた人を除外するのが基本です。同じ人に何度も広告が出ると、費用のむだになるうえ、すでに買った人には不快に映ることもあります。反対に、リピートを促したい飲食店やネットショップでは、既存のお客さんだけに出す広告セットを別に作ります。新規向けと既存向けを1つの広告セットに混ぜないことが大事です。
つまずきポイント
地域の選択肢が出てこない
公式ヘルプでは、地域が表示されない、選べないときは、広告アカウントの権限と、特別な広告カテゴリの設定を確かめるように書かれています。特別な広告カテゴリを選んでいると、半径などの選び方が制限されます。
半径を小さくできない
半径の最小と最大は、選んだ地域の種類で変わります。郵便番号や都道府県では、そもそも半径を選べません。市区町村か、ピンで選び直してください。
年齢や性別の欄が見当たらない
2026年10月時点では、Advantage+ オーディエンスがオンだと、年齢や性別はヒントの欄の中に入っています。[オーディエンスの提案]の中を開くか、[オーディエンスをさらに制限する]を開くと表示されます。
慣れたらここまで
慣れてきたら、同じ地域・同じ広告で、ヒントの入れ方だけを変えた広告セットを2つ作り、比べてみてください。たとえば、詳細ターゲットを入れたものと、入れないものです。どちらが安く成果を取れるかは、商品と時期で変わります。比べ方は第31回(ABテスト)で扱います。
突き詰めるなら
突き詰めるなら、ターゲティングを「誰に出すか」ではなく「AIに何を渡すか」として考えます。地域や年齢よりも、自社で成果になった人のデータ(購入した人、問い合わせた人)をMetaに正しく渡すほうが、配信の精度は上がります。そのためのピクセルとコンバージョンAPIは第10回と第11回、データから作るオーディエンスは第25回です。
まとめ
- ターゲティングは、広告セットのオーディエンスの欄で決める
- 地域・最低年齢・言語・除外は条件、年齢の幅・性別・詳細ターゲットはヒント
- 地域は「住んでいる人」「最近いた人」、半径、除外で組み立て、反応する人へのリーチの設定を確かめる
- 詳細ターゲットは並べると「または」、絞り込みで「かつ」。成果に最適化すると自動で広がる
- 絞りすぎると費用が上がりやすい。守るべき条件だけを確実に入れ、あとは広めに渡す
「Meta広告 ターゲティング設計シート」は、条件とヒントの振り分け表、半径の決め方、業種ごとの組み立て例、配信後の確認欄をまとめています。
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次のレッスン
第17回は、Advantage+です。この回で何度も出てきたAdvantage+ オーディエンスを含め、Metaの自動化の機能を1つずつ見て、オンにするかオフにするかを決めます。
この講座の全32回の一覧は、講座トップにまとめています。 → メタ広告マスター講座トップ


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