Meta広告のAdvantage+とは?オーディエンスのオンとオフ

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このページでわかること

こんにちは、あきです。

第16回では、地域や年齢などのターゲティングを手で決めました。その途中で何度も出てきたのが「Advantage+」という言葉です。第17回は、MetaのAdvantage+を1つずつ見て、どれをオンにして、どれをオフにするかを決める回です。

先に結論を書きます。

Advantage+は、1つの機能の名前ではありません。Metaの公式ヘルプでは、AIで広告を最適化する機能のまとまりの名前として説明されています。使い方は2つあります。キャンペーン全体をAIに任せる「Advantage+ キャンペーン」と、オーディエンス、配置、予算、クリエイティブなどを1つずつ任せる「個別の機能」です。

いまMeta広告を作り始めると、予算も配置もオーディエンスも、たいていAdvantage+に任せた形が最初から選ばれています(2026年10月時点)。オンのままでよい機能と、自社の事情でオフにしたほうがよい機能があります。この回では、その分かれ目を決めます。

Advantage+の2つの使い方として、キャンペーン全体を任せるAdvantage+ キャンペーンと、オーディエンス・配置・予算・クリエイティブ・リンク先を1つずつ任せる個別の機能を並べた自作図解
Advantage+の2つの使い方として、キャンペーン全体を任せるAdvantage+ キャンペーンと、オーディエンス・配置・予算・クリエイティブ・リンク先を1つずつ任せる個別の機能を並べた自作図解

この回のゴールは3つです。

  • 自社のキャンペーンが[Advantage+ オン]か[Advantage+ オフ]かを読める
  • Advantage+ オーディエンスを、オンのままにするかオフにするか決められる
  • Advantage+ クリエイティブのエンハンスを、1つずつ見てオンとオフを決められる

所要時間は30分です。広告マネージャで、いま動いているキャンペーンを横に開いて読むと早く進みます。

この回で使う「Advantage+ オンとオフの判断表」を、私のLINEで配布しています。機能ごとのオンとオフの目安、オフにする手順、エンハンスの点検表をまとめました。
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1. Advantage+は「機能のまとまり」の名前

Metaの公式ヘルプでは、Advantage+はAIでキャンペーンをリアルタイムに最適化し、アクションを起こしそうな人に届ける機能のまとまりとされています。中身は大きく2つに分かれます。

キャンペーン全体を任せる Advantage+ キャンペーン

2026年10月時点の公式ヘルプでは、キャンペーン全体にAIを使う形として、次の3つが挙げられています。

  • Advantage+ セールスキャンペーン(目的が「売上」)
  • Advantage+ アプリキャンペーン(目的が「アプリの宣伝」)
  • Advantage+ リード獲得キャンペーン(目的が「リード」)

この3つの目的を選ぶと、キャンペーンの作成画面にAdvantage+の設定が表示されます。キャンペーンの目的そのものの選び方は第13回で扱いました。

1つずつ任せる個別の機能

もう1つは、キャンペーンの中のパーツを1つずつAIに任せる形です。公式ヘルプに並んでいる個別の機能を、どこで使うかで分けるとこうなります。

任せる場所 機能の名前 この講座で詳しく扱う回
オーディエンスAdvantage+ オーディエンスこの回
配置Advantage+ 配置第18回
予算Advantage+ キャンペーン予算第23回
クリエイティブAdvantage+ クリエイティブ、Advantage+ カタログ広告この回と第26回
リンク先Advantage+ リンク先この回で少しだけ

出典 Metaビジネスヘルプセンター「Meta Advantage+の機能」(2026年10月15日確認)

ここで大事なのは、1つずつ任せる機能は、それぞれ別にオンとオフを選べることです。オーディエンスはオンのまま、クリエイティブの一部だけオフ、という組み合わせができます。

個別の機能を、オーディエンス・配置・予算・クリエイティブ・リンク先の5つの場所に分け、それぞれの機能名と扱う回を並べた表の自作図解
個別の機能を、オーディエンス・配置・予算・クリエイティブ・リンク先の5つの場所に分け、それぞれの機能名と扱う回を並べた表の自作図解

2. [Advantage+ オン]と[Advantage+ オフ]の表示を読む

何をするとオフになるのか

2026年10月時点では、広告マネージャのキャンペーンの画面に、[Advantage+ オン]か[Advantage+ オフ]の表示が出ます。公式ヘルプでは、ほとんどのキャンペーンは推奨の設定(Advantage+ キャンペーン設定)で作成が始まり、予算、オーディエンス、配置のどれかを絞り込みすぎると、その部分に[Advantage+ オフ]が付くと説明されています。

どこを触るとオフになるかは、公式ヘルプにこう書かれています。

場所 オンのまま オフになる
予算キャンペーン予算を使う(広告セットが1つでも複数でも)広告セットが複数あり、キャンペーン予算を使っていない
オーディエンス年齢や詳細ターゲットを提案として使う[オーディエンスをさらに制限する]で手動に切り替える、または[提案として使用する]のチェックを外す
配置Advantage+ 配置広告セットで配置を除外する、またはモバイルかデスクトップをオフにする

出典 Metaビジネスヘルプセンター「どのような場合に『Advantage+ オン』または『Advantage+ オフ』になるか」(2026年10月15日確認)

予算・オーディエンス・配置の3か所で、オンのままになる設定と、オフになる設定を左右に分けた表の自作図解
予算・オーディエンス・配置の3か所で、オンのままになる設定と、オフになる設定を左右に分けた表の自作図解

オフにならない設定

逆に、次の設定はオフになりません。ここは誤解が多いところです。

  • 最低年齢を25歳まで上げる
  • カスタムオーディエンスを除外する(購入済みのお客さんを配信先から外す使い方)
  • 広告アカウント全体の制御(アカウントの設定で、国や最低年齢、配置の除外を決めるもの)

つまり、お酒の広告で最低年齢を上げても、既存のお客さんを外しても、Advantage+の恩恵はそのまま受けられます。「年齢を入れたらAdvantage+が外れる」と思って、必要な条件を入れずにいるのはもったいない使い方です。

オフにならない3つの設定として、最低年齢を25歳まで上げる、カスタムオーディエンスを除外する、広告アカウント全体の制御を並べた自作図解
オフにならない3つの設定として、最低年齢を25歳まで上げる、カスタムオーディエンスを除外する、広告アカウント全体の制御を並べた自作図解

[Advantage+ オフ]は失敗ではない

公式ヘルプでは、[Advantage+ オフ]が表示されても、手動のキャンペーンの機能はすべて使え、幅広い設定や他のAdvantage+の機能で成果を高められる、とされています。オフの表示は「間違い」の印ではなく、「自分で決めた部分がある」という印です。自社の事情で絞る理由があるなら、オフのままで構いません。

[Advantage+ オフ]の表示は間違いの印ではなく、自分で決めた部分がある印で、手動の機能や他のAdvantage+の機能はそのまま使えることを示した自作図解
[Advantage+ オフ]の表示は間違いの印ではなく、自分で決めた部分がある印で、手動の機能や他のAdvantage+の機能はそのまま使えることを示した自作図解

3. Advantage+ オーディエンスのオンとオフ

何をしている機能か

Advantage+ オーディエンスは、手で決めたターゲットの外にも、AIが反応しそうな人を探して広告を届ける機能です。公式ヘルプでは、過去のコンバージョン、Metaピクセルのデータ、以前の広告への反応などを使って探す、と説明されています。

設定の考え方は、第16回で書いた「条件」と「ヒント」です。

  • 条件(オーディエンス制御)…地域、最低年齢、除外するカスタムオーディエンス、言語。この外には出ない
  • ヒント(オーディエンスの提案)…年齢の幅、性別、詳細ターゲット、含めるカスタムオーディエンス。成果が見込めれば外にも出る
Advantage+ オーディエンスがオンのとき、条件の枠の中でヒントを出発点にしてAIが外側へ探しにいく流れを示した自作図解
Advantage+ オーディエンスがオンのとき、条件の枠の中でヒントを出発点にしてAIが外側へ探しにいく流れを示した自作図解

公式が出している数字

公式ヘルプには、Advantage+ オーディエンスを使うと結果の単価が下がった、というMeta自身の検証の数字が載っています。

キャンペーンの目的 結果の単価の低下(Meta発表)
認知14.8%
トラフィック、エンゲージメント、リード9.7%
売上、アプリの宣伝7.2%

出典 Metaビジネスヘルプセンター「Advantage+ オーディエンスについて」(2026年10月15日確認)

これはMetaが出している平均の数字で、自社でも同じだけ下がる約束ではありません。だから公式ヘルプも、ほぼすべてのキャンペーンでA/Bテストで確かめることを勧めています。比べ方は第31回で扱います。

公式ヘルプに載っているMeta発表の結果の単価の低下を、認知・トラフィック等・売上等の3つの横棒で示し、自社で確かめる必要があることを添えた自作図解
公式ヘルプに載っているMeta発表の結果の単価の低下を、認知・トラフィック等・売上等の3つの横棒で示し、自社で確かめる必要があることを添えた自作図解

オフにしたほうがよい場面

オンのままが基本です。そのうえで、私が実際にオフを考えるのは次の4つの場面です。

  • 既存のお客さんだけに出したいとき(リターゲティング)。公式ヘルプでも、リターゲティングのキャンペーンにはAdvantage+ オーディエンスをおすすめしない、とされています。オンのままだと、リストは「ヒント」の1つになり、新しい人にも広がります
  • 年齢や性別を確実に守る決まりがあるとき。最低年齢だけなら条件で守れます。上限の年齢や性別まで守る必要がある場合はオフにします
  • 対象がとても狭いBtoBサービスで、まだ成果のデータが少ないとき。AIが探す手がかりが少なく、広げた先が対象外の人ばかりになることがあります
  • 特別な広告カテゴリ(金融、雇用、住宅、社会問題・選挙・政治)。この場合は公式ヘルプ上、Advantage+ オーディエンス自体が選べません

迷ったときは、私はオンとオフの広告セットを同じ予算で並べ、結果の単価を比べてから決めています。

オンのままにするか、オフにするかの判断の流れとして、特別な広告カテゴリか、既存客だけに出すか、年齢や性別を確実に守るか、対象がとても狭いか、の4つの問いを順に並べた自作図解
オンのままにするか、オフにするかの判断の流れとして、特別な広告カテゴリか、既存客だけに出すか、年齢や性別を確実に守るか、対象がとても狭いか、の4つの問いを順に並べた自作図解

オフにする手順

2026年10月時点の画面では、次の順でオフにします。

1. 広告セットの[オーディエンス]の欄を開く 2. [オーディエンスをさらに制限する](表示によっては[広告のリーチをさらに限定])を選ぶ 3. 守りたい年齢・性別・詳細ターゲットを、今度は外れない条件として設定する 4. 必要なら、[提案として使用する]のチェックを外す

既存の広告セットを複製するときは、[おすすめの設定]を選ぶとAdvantage+ オーディエンスが自動で入り、[オリジナルの設定]を選ぶと元の設定が引き継がれます。複製のたびにどちらを選んだかを確かめてください。

出典 Metaビジネスヘルプセンター「Advantage+ オーディエンスを使用してキャンペーンを作成する方法」(2026年10月15日確認)

Advantage+ オーディエンスをオフにする4つの手順と、複製のときにおすすめの設定とオリジナルの設定で結果が変わることを並べた自作図解
Advantage+ オーディエンスをオフにする4つの手順と、複製のときにおすすめの設定とオリジナルの設定で結果が変わることを並べた自作図解

4. Advantage+ クリエイティブのエンハンス

エンハンスとは

Advantage+ クリエイティブは、広告の画像、動画、文章を、見る人や配置に合わせてAIが調整する機能です。調整の1つ1つを「エンハンス」と呼びます。公式ヘルプでは、一部のエンハンスは初期の状態でオンになっていて、いつでもオフにできるとされています。2026年10月時点では、広告の作成画面の[エンハンス]や、Advantage+ クリエイティブの欄から1つずつ選べます。

公式ヘルプに名前が出ているエンハンスの一部を、何が変わるかで分けるとこうなります。名前の後ろの(AI)は、生成AIを使うものの印です。

変わるもの エンハンスの例
見た目明るさとコントラストを調整、画像生成(AI)
文章テキストの改善(AI)、翻訳(AI)、関連度が高いコメント
音音楽を追加(AI)
動画動画の字幕(AI)、スタンプのCTA(シングル動画だけ)
カタログ広告だけ背景生成(AI)、画像のタッチアップ(AI)

出典 Metaビジネスヘルプセンター「Advantage+ クリエイティブについて」(2026年10月15日確認)

エンハンスを、見た目・文章・音・動画・カタログ広告だけ、の5つに分けて例を並べた表の自作図解
エンハンスを、見た目・文章・音・動画・カタログ広告だけ、の5つに分けて例を並べた表の自作図解

オンとオフの決め方

公式ヘルプでは、エンハンスは核となるメッセージを保ったまま、メディアやテキストを調整することがある、とされています。ただ、「核となるメッセージ」をどう受け取るかは、会社によって違います。私は次の基準で1つずつ決めています。

  • 文字を載せたバナー、ロゴの色が決まっている素材、人物の写真は、見た目と画像生成のエンハンスをオフにして確かめる
  • 医療や士業など、言葉の正確さが大事な業種は、テキストの改善と翻訳をオフにする
  • 音楽を追加は、自動を選ぶとAIが作った音楽か、Metaの音楽ライブラリの曲が付きます。広告の雰囲気に合うか分からないなら、手動で曲を選ぶか、オフにする
  • 字幕や明るさの調整のように、伝えたい内容を変えにくいものは、オンのまま結果を見る

オンとオフを決める前に、広告の作成画面のプレビューで、配置ごとの見え方を確かめてください。配信が始まったあとも、実際に出ている広告を自分の端末で見て、思っていない変わり方をしていないかを確かめます。

エンハンスをオフにして確かめる素材(文字入りバナー・ロゴの色・人物写真)と、オンのまま結果を見るもの(字幕・明るさ)を左右に分けた自作図解
エンハンスをオフにして確かめる素材(文字入りバナー・ロゴの色・人物写真)と、オンのまま結果を見るもの(字幕・明るさ)を左右に分けた自作図解

「Advantage+ オンとオフの判断表」には、エンハンスを1つずつ点検する表と、業種ごとにオフを考える目安、プレビューで見る場所をまとめています。
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AI情報の表示

公式ヘルプによると、生成AIで作られた画像や、大きく編集された画像には、広告の[この広告について]のメニューに[AI情報]が表示されることがあります。見る人に「AIで作った広告だ」と伝わる表示です。商品の見た目そのものが大事な広告では、生成AIを使うエンハンスをオンにするかどうかを、この表示まで含めて考えます。

生成AIで作られた画像や大きく編集された画像では、[この広告について]に[AI情報]が出ることがあり、商品の見た目が大事な広告では生成AIのエンハンスを選ぶときにこの表示まで考えることを示した自作図解
生成AIで作られた画像や大きく編集された画像では、[この広告について]に[AI情報]が出ることがあり、商品の見た目が大事な広告では生成AIのエンハンスを選ぶときにこの表示まで考えることを示した自作図解

5. 配置、予算、リンク先のAdvantage+

この3つは、別の回で詳しく扱います。この回では、オンとオフの考え方だけ押さえます。

Advantage+ 配置は、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkなどの配置に、AIが予算を振り分ける機能です。広告セットで配置を外すと[Advantage+ オフ]になります。どの配置を外すか、外さずに済ませる方法は第18回で扱います。

ここで1つ覚えておくと便利なのが、広告アカウント全体の配置の制御です。公式ヘルプでは、アカウントの[広告設定]から、Audience Networkのネイティブ・バナー・インタースティシャル、Audience Networkの動画リワード、Facebook Marketplace、Facebookの右側の広告枠を、アカウント全体で除外できるとされています。アカウント全体の制御は、キャンペーンの[Advantage+ オン]の表示に影響しません。設定してから動いているキャンペーンに効くまで、2日ほど見ておきます(公式ヘルプでは最大48時間)。

出典 Metaビジネスヘルプセンター「広告アカウントのオーディエンスと配置の制御」(2026年10月15日確認)

Advantage+ キャンペーン予算は、キャンペーンの予算を、成果の出そうな広告セットにAIが振り分ける機能です。予算の決め方と学習期間は第23回で扱います。

Advantage+ リンク先は、ウェブサイトとアプリの両方がある場合に、AIが送り先を選ぶ機能です。サイトしかない会社は気にしなくて構いません。

配置・予算・リンク先の3つのAdvantage+と、アカウント全体で除外できる4つの配置(Audience Network2種、Marketplace、右側の広告枠)を並べた自作図解
配置・予算・リンク先の3つのAdvantage+と、アカウント全体で除外できる4つの配置(Audience Network2種、Marketplace、右側の広告枠)を並べた自作図解

6. 既存のお客さんに出すぎていないか

Advantage+は「成果が出やすい人」を探します。成果が出やすい人の中には、広告を見なくても買ってくれたかもしれない、既存のお客さんも入ります。結果の単価がとても良く見えるときほど、既存のお客さんに多く出ていないかを確かめます。

やることは2つです。

  • 購入や問い合わせが済んだ人のリストを、配信先から外す。前に書いたとおり、除外してもAdvantage+はオフになりません。作り方は第25回で扱います
  • 新しいお客さんと既存のお客さんに分けて結果を見る。公式ヘルプでは、Advantage+ セールスキャンペーンのベストプラクティスとして、新規、エンゲージメント、既存の顧客という「オーディエンスセグメント」でレポートを見ることが挙げられています
結果の単価が良く見えるときに、既存客への配信が多くないかを確かめる2つの方法として、既存客の除外と、新規・エンゲージメント・既存に分けたレポートを並べた自作図解
結果の単価が良く見えるときに、既存客への配信が多くないかを確かめる2つの方法として、既存客の除外と、新規・エンゲージメント・既存に分けたレポートを並べた自作図解

7. Advantage+ セールスキャンペーンを使うか

ネットショップなら、キャンペーン全体を任せるAdvantage+ セールスキャンペーンも候補になります。公式ヘルプでは、Advantage+のオーディエンス、配置、予算を使ってオンラインの売上を伸ばす方法とされ、Metaの発表として、コンバージョン単価が平均で9%改善したという数字が載っています。

公式ヘルプに書かれているベストプラクティスは次のとおりです。

  • ファーストパーティーデータをつなぐ(自社で集めたデータ。ピクセルとコンバージョンAPI。第10回と第11回)
  • 幅広く、種類の違うクリエイティブを用意する
  • バリュー(売上の金額)に関するツールを使う
  • オーディエンスセグメントでレポートを見る

出典 Metaビジネスヘルプセンター「Advantage+ セールスキャンペーンについて」(2026年10月15日確認)

逆に言えば、ピクセルで購入がきちんと計測できていない段階では、任せても学ぶ材料がありません。私は、購入のイベントが安定して届いていることを確かめてから使います。また公式ヘルプは、画面に出る最適化のスコアは成果を保証しない、とも書いています。スコアを上げることを目的にしないでください。

Advantage+ セールスキャンペーンを使う前に確かめる4つとして、データの接続、種類の違うクリエイティブ、売上の金額、セグメント別のレポートを並べた自作図解
Advantage+ セールスキャンペーンを使う前に確かめる4つとして、データの接続、種類の違うクリエイティブ、売上の金額、セグメント別のレポートを並べた自作図解

8. 機能ごとのオンとオフの目安

ここまでを1枚にまとめます。

機能 基本 オフを考える場面
Advantage+ オーディエンスオン既存客だけに出す、年齢や性別を確実に守る、対象がとても狭い
Advantage+ 配置オン第18回で決める
Advantage+ キャンペーン予算オン広告セットごとに予算を守る必要がある
エンハンス(見た目・画像生成)素材を見て決める文字入りバナー、ロゴの色、人物の写真
エンハンス(文章・翻訳)素材を見て決める言葉の正確さが大事な業種
エンハンス(音楽)手動か、オフ広告の雰囲気に合うか分からない
Advantage+の機能ごとに、基本の扱いと、オフを考える場面を並べた一覧表の自作図解
Advantage+の機能ごとに、基本の扱いと、オフを考える場面を並べた一覧表の自作図解

よくある質問

Advantage+は全部オンにしたほうがよいですか

全部をオンにする必要はありません。オーディエンスと予算はオンを基本にし、クリエイティブのエンハンスは素材を見て1つずつ決めるのがおすすめです。オンかオフかで迷ったら、2つの広告セットで比べてから決めます。

[Advantage+ オフ]の表示が出たら、成果が落ちますか

落ちるとは限りません。公式ヘルプでも、オフの表示が出ても手動の機能は使え、他のAdvantage+の機能で成果を高められるとされています。自社の事情で絞っているなら、そのままで構いません。

Advantage+ オーディエンスをオンにしたら、性別の設定が効きません

オンのときの性別は、あくまでヒントです。女性だけ、男性だけと決まっている商品なら、手動の条件にするしかありません(手順は第16回)。

エンハンスをオフにしたら、配信が減りますか

配信の量が大きく変わるとは限りませんが、オフにすると素材がそのまま出ます。配置ごとに素材の形が合っていないと見え方が悪くなるので、配置ごとの素材の出し分けは第18回、サイズは第19回で確かめてください。

つまずきポイント

オフにしたはずのAdvantage+ オーディエンスがオンに戻っている

広告セットを複製したときに[おすすめの設定]を選ぶと、Advantage+ オーディエンスが自動で入ります。複製のたびに確かめてください。

エンハンスの欄が見つからない

2026年10月時点では、広告の作成画面のクリエイティブの欄に[エンハンス]や[Advantage+ クリエイティブ]の項目があります。画面は段階的に変わっていて、公式ヘルプでも、[柔軟性のあるメディア]がAdvantage+ クリエイティブの中に移る途中だと書かれています。見つからないときは、広告のプレビューの近くも探してください。

Advantage+ オーディエンスが選べない

特別な広告カテゴリ(金融、雇用、住宅、社会問題・選挙・政治)を選んでいると、Advantage+ オーディエンスは使えません。キャンペーンの設定で、特別な広告カテゴリを確かめてください。

慣れたらここまで

慣れてきたら、同じ広告で、Advantage+ オーディエンスのオンとオフを並べて比べてみてください。公式ヘルプが勧めているA/Bテストの形です。オンのほうが安ければ、ヒントの入れ方を見直しながらオンを続けます。オフのほうが安ければ、手動の条件のどこが効いているかを調べます。比べ方は第31回で扱います。

突き詰めるなら

突き詰めるなら、Advantage+に「何を任せるか」ではなく「何を渡すか」を考えます。AIが使うのは、ピクセルやコンバージョンAPIで届く成果のデータと、広告の素材です。正しい成果のデータと、種類の違う素材を渡すほど、Advantage+は働きやすくなります。データのつなぎ方は第10回と第11回、素材の作り方は第21回で扱います。

まとめ

  • Advantage+は機能のまとまりの名前。キャンペーン全体を任せる形と、1つずつ任せる形がある
  • 予算、オーディエンス、配置を絞ると[Advantage+ オフ]になる。最低年齢を25歳まで上げる、既存客を除外する、アカウント全体の制御はオフにならない
  • Advantage+ オーディエンスはオンが基本。既存客だけに出す、年齢や性別を確実に守る、対象がとても狭いときはオフを考える
  • エンハンスは素材を見て1つずつ決める。文字入りバナー、ロゴの色、人物写真、言葉の正確さが大事な業種は確かめてから
  • 結果の単価が良すぎるときは、既存客に出すぎていないかを確かめる

「Advantage+ オンとオフの判断表」は、機能ごとのオンとオフの目安、オフにする手順、エンハンスの点検表、既存客に出すぎていないかの確認欄をまとめています。
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次のレッスン

第18回は、配置です。Advantage+ 配置を使うか、手動で選ぶか、フィード・ストーリーズ・リールに出す素材をどう出し分けるかを決めます。

この講座の全32回の一覧は、講座トップにまとめています。 → メタ広告マスター講座トップ

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この記事を書いた人

・アフィリエイトで月7桁達成
・SEOを研究し累計136万PVを達成
・仕組み化とマニュアル構築で一人で9人の外注さんを管理し、オウンドメディアを制作
・広告運用で660万円の成果報酬を獲得
・大手求人サイトから記事の提供を依頼される(業務提携)
・海外のポータルサイトに私が作成したECサイトが取り上げられる
・インスタグラム開始4ヶ月で1万フォロワー獲得
・自分で作ったECサイト、ドロップシッピングで月6桁達成!
・YouTube動画8本で登録者100人突破!

現在は年商億を超える企業様の広告運用を担当したり、広告代理店様、経営コンサルティング会社様、店舗系事業者様のブレイン(参謀)のようなポジションで活動しています。

様々なジャンルのプロの人とチームを組むことで、結果にコミットするネット界の便利屋を目指しています。

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様々なジャンルで平均点以上の実績を出してきた、私がディレクションとして入り、私が業務提携しているプロの外注さんとタッグ組むことで、クライアントワークからバックオフィスまでどんな内容でもお受けいたします。

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