このページでわかること
こんにちは、あきです。
第10回で、Metaピクセルを入れて、サイトのイベントがMetaに届くところまで確かめました。第11回は、同じイベントを今度はサイトのサーバーからMetaに届ける仕組み、コンバージョンAPIを入れる回です。
先に結論を書きます。
コンバージョンAPIは、ピクセルの代わりではなく、ピクセルと一緒に使うものです。ピクセルは訪問者のブラウザから、コンバージョンAPIはサーバーから、同じイベントを送ります。ブラウザ側で取りこぼした分を、サーバー側が補います。入れ方は大きく4つあり、サイトの作り方で決まります。ネットショップのサービスを使っているならパートナー連携、自社で作ったサイトならMeta対応のコンバージョンAPIかゲートウェイ、アプリや店舗の売上も送るなら開発者によるダイレクト連携です。入れたら、重複除外とイベントのカバー率を確かめます。ここを見ないと、購入の数が倍に見えたり、入れたのに何も変わらなかったりします。

この回のゴールは3つです。
- コンバージョンAPIが何のためにあり、ピクセルと何が違うのかを説明できる
- 自社のサイトに合う入れ方を、4つの中から選べる
- イベントマネージャで、重複除外とカバー率とマッチングの品質を確かめられる
所要時間は40分です。イベントマネージャと、サイトの管理画面を開ける状態で読むと早く進みます。開発者に頼む場合は、この回の「頼むときに渡すもの」をそのまま使えます。
「コンバージョンAPI 入れ方の選び方と確認シート」を、私のLINEで配布しています。4つの入れ方の比較表と選ぶ順番、開発者に渡す5つの確認欄、重複除外の条件、入れた日と1週間後の確認欄を4ページにまとめました。
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1. コンバージョンAPIとは
Metaの公式ヘルプでは、コンバージョンAPIは、自社のマーケティングデータをMetaの広告最適化の仕組みに直接つなぐもの、と説明されています。目的として挙げられているのは、狙う人の精度を上げること、結果1件あたりの単価を下げること、成果を測ることの3つです。
送れるデータは、ウェブサイトのイベントだけではありません。公式ヘルプには、サーバー、ウェブサイトのサービス、アプリ、顧客管理の仕組み(CRM)から、ウェブサイトのイベント、アプリのイベント、店舗などのオフラインのコンバージョン、メッセージのイベントを送れると書かれています。
ピクセルとの違い
ピクセルとコンバージョンAPIは、送る場所が違います。
| Metaピクセル | コンバージョンAPI | |
|---|---|---|
| どこから送るか | 訪問者のブラウザ | 自社のサーバーやサービス |
| 入れる場所 | サイトの全ページのコード | サーバー側の仕組み、または連携の設定 |
| 送れるもの | ウェブサイトのイベント | ウェブ、アプリ、オフライン、CRM、メッセージ |
| 弱いところ | ブラウザの設定や通信の具合で届かないことがある | 設定の手間がかかり、重複除外が要る |
ピクセルは、ページが開いたときに訪問者のブラウザがMetaにイベントを送ります。ページの読み込みが途中で止まったり、通信が切れたりすると、そのイベントは届きません。コンバージョンAPIは、購入の記録がサーバーに残った時点で、サーバーがMetaに送ります。ブラウザの状態に左右されにくいのが違いです。

なぜ両方入れるのか
同じイベントをピクセルとサーバーの2本から送る「冗長設定」は、Meta自身がベストプラクティスとしてすすめている形です。ネットワークの問題やページの読み込みエラーで、ピクセルがイベントを取れなかったときに、コンバージョンAPIが補えるためです。
ここで大事なのは、コンバージョンAPIだけに切り替えるのではない、という点です。ピクセルは残したまま、コンバージョンAPIを足します。ピクセルを外してしまうと、ブラウザからしか取れない情報まで失います。

オフラインコンバージョンAPIは2025年5月に終わった
以前は、店舗の売上などを送る専用の「オフラインコンバージョンAPI」がありました。公式ヘルプでは、これは2025年5月に廃止されたと書かれています。いまは、データセットへのアップロードか、コンバージョンAPIの連携に切り替えることがすすめられています。古い解説記事でオフラインコンバージョンAPIの手順を見つけても、そのままは使えません。

2. 入れる前に決める3つ
公式ヘルプには、実装は数時間で済むこともあれば、数週間から数か月かかることもある、と書かれています。どの入れ方を選ぶかと、社内で誰が決めるかで、かかる時間が大きく変わります。先に3つを決めます。
1. どのデータセットに送るか
第10回で作ったピクセル(データセット)に送ります。ピクセルとコンバージョンAPIが同じデータセットにイベントを送ることで、Metaの側で2つを見比べて1回に数え直せます。別のデータセットを新しく作ると、この数え直しが効きません。手動で設定する場合は、ピクセルかデータセットがあるビジネスポートフォリオの全権限が要ります。
2. どのイベントを送るか
最初は、広告の成果として数えたいイベントだけで十分です。売る店なら購入を、相談を受けるサイトなら送信の完了を、最初の1つにします。公式のベストプラクティスには、共有するイベントを増やしていくことも書かれていますが、最初から全部を送ろうとすると、確かめる手間が増えて止まります。
3. 誰が入れて、誰が確かめるか
公式ヘルプでは、関係者ごとに資料が分けられています。役員、法律の担当、開発者、効果測定の担当です。小さな会社なら、ほとんどを1人か2人が兼ねますが、「送ってよいかを決める人」と「入れる人」と「数を確かめる人」は分けて名前を書いておくと、あとで止まりません。

送ってよいかを先に確かめる
コンバージョンAPIでは、メールアドレスや電話番号といった顧客の情報を、ハッシュ化という変換をかけて送ります。公式ヘルプには、データを集めて使い、共有する法的な権利を得てから送るように、と書かれています。自社のプライバシーポリシーに、Metaへ送ることが書かれているかを、入れる前に確かめます。第10回の外部送信規律の確認と同じ場所を見直せば足ります。
3. 入れ方は4つ
公式ヘルプの「設定方法を比較する」では、入れ方が3つに分けて比べられています。Meta対応のコンバージョンAPI、コードを使ったダイレクト連携、パートナー連携です。これに、別ページで案内されているコンバージョンAPIゲートウェイを加えた4つから選びます。
| 入れ方 | 費用 | かかる時間 | 必要なもの | 送れるもの |
|---|---|---|---|---|
| Meta対応のコンバージョンAPI | 無料 | ワンクリック | Metaピクセル | ウェブ |
| パートナー連携 | パートナーによる | 数回のクリック | 対応サービスのサイト | ウェブ(ほかはサービスによる) |
| コンバージョンAPIゲートウェイ | クラウドの利用料(月額30ドルから) | 30分未満 | AWSかGoogle Cloud | ウェブ |
| ダイレクト連携 | 開発と保守の費用 | 新規で2〜4週間 | 開発者 | ウェブ、アプリ、オフライン、CRM、メッセージ |

Meta対応のコンバージョンAPI
ピクセルがすでに入っているサイトで、いちばん手軽な入れ方です。公式ヘルプでは、ピクセルとは別のサーバー側の接続をMetaが自動で作る、と説明されています。ピクセルで共有しているイベントが、そのままコンバージョンAPIでも共有され、重複除外も自動で行われます。送れるのはウェブのイベントだけです。アプリや店舗の売上は送れません。
パートナー連携
Shopify、WooCommerce、Wix、BigCommerceなどでサイトを作っているなら、まずここを見ます。公式ヘルプでは、こうしたサービスは数回のクリックで、追加の費用なしに連携できると書かれています。対応しているサービスには、WordPress、Ecwid、Magento(Adobe Commerce)などのほか、Googleタグマネージャー、Tealium、Adobeといったタグやデータの管理サービスもあります。パートナー連携では、重複除外の設定もサービス側が自動で処理します。
設定はイベントマネージャから始めます。2026年10月時点では、[データソース]で自社のデータセットを選び、[設定]から[パートナーを選択]に進む流れです。使っているサービスがリストにない場合は、手動で設定するか、サービスの提供元に問い合わせます。
コンバージョンAPIゲートウェイ
自社で作ったサイトで、開発者に頼まずにサーバー側から送りたいときの選択肢です。公式ヘルプでは、コードを書かずに自分で設定でき、インストールは30分未満、費用はクラウドの利用料だけで月額30ドルから、と書かれています。利用料は、地域や使う量、ピクセルに来るアクセスの量で変わります。AWSかGoogle Cloud Platformを使いますが、アカウントをまだ持っていなくても始められます。
公式ヘルプには、ゲートウェイが向いている条件も書かれています。ピクセルを使っている、まだコンバージョンAPIを使っていない、ウェブのイベントで最適化するキャンペーンの費用が月額300ドルを超えている、ネットショップのパートナーと連携していない、の4つです。反対に、ネットショップのパートナーがピクセルを管理していて、そのパートナーがコンバージョンAPIに対応しているなら、パートナー連携のほうが簡単だと書かれています。
ダイレクト連携
開発者がサーバーのコードを書いて、イベントを直接送る入れ方です。公式ヘルプでは、アプリのイベントや店舗のオフラインのイベントを送る場合、現時点ではダイレクト連携が唯一の選択肢とされています。新しく作る場合の目安は2〜4週間、すでにウェブのイベントを送っていてアプリなどを足す場合は1〜2週間です。イベントをリアルタイムで送るための仕組みも要ります。
選び方の順番
迷ったら、次の順に当てはめます。
- アプリや店舗の売上も送りたい → ダイレクト連携
- ネットショップのサービスでサイトを作っている → パートナー連携
- 自社で作ったサイトで、まず手軽に始めたい → Meta対応のコンバージョンAPI
- 自社で作ったサイトで、サーバー側の接続を自社のクラウドに持ちたい → ゲートウェイ

4. 手動で入れる手順
ダイレクト連携を選んだ場合の手順です。公式ヘルプでは、イベントマネージャで自社向けの手順書を作り、それを開発者が実装する、という2つのパートに分けられています。パート1は広告を出す側、パート2は開発者が担当することが多いと書かれています。
パート1 手順書を作る(広告を出す側)
2026年10月時点では、次の順に進みます。
1. イベントマネージャで[データセット]を開き、送り先のデータセットを選ぶ 2. [イベントを追加]から[新しい統合を追加]を選ぶ 3. [コンバージョンAPI]を選び、[設定]から[手動で設定]へ進む 4. 送るイベントを選ぶ 5. 送るパラメーターを選ぶ(顧客情報のパラメーターを少なくとも1つ) 6. [設定を確認]で中身を見て、開発者に手順書を送るか、自分で実装する
すでに設定したことがある場合は、[統合を管理]からコンバージョンAPIの横のメニューを開き、[イベントを設定]から足せます。

パート2 実装する(開発者)
開発者は、[統合を管理]から[設定を完了]に進み、[アクセストークンを生成]を押します。アクセストークンは、サーバーがMetaにイベントを送るための鍵です。安全な場所に保存し、メールやチャットにそのまま貼らないようにします。その後、[APIを通じてイベントを送信する]で案内される資料を使って、送り方、送る中身の組み立て、テスト、エラーの直し方を確かめながら実装します。
頼むときに渡すもの
開発者に頼むときは、次の5つを1枚にまとめて渡すと、往復が減ります。
- 送り先のデータセットの名前とID
- 送るイベントの名前(例 Purchase、Lead)と、どのタイミングで送るか
- 送る顧客情報のパラメーター(メール、電話番号など)と、同意を取っている根拠
- ピクセル側でも同じイベントを送っていること、重複除外のキーにevent_idを使うこと
- テストの日時と、誰がイベントマネージャで確かめるか

「コンバージョンAPI 入れ方の選び方と確認シート」には、開発者に渡す5つの確認欄と、手順書の作り方、重複除外の条件があります。印を付けながらそろえて、そのまま渡せます。
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5. 重複除外を設定する
ピクセルとコンバージョンAPIの両方から同じイベントを送ると、何もしなければ、1件の購入が2件に数えられます。公式ヘルプでは、同じイベントをレポートで1回だけ数える処理を「重複除外」と呼んでいます。行わないと、コンバージョンの数が不自然に多くなり、最適化や予算の判断を誤るおそれがあると書かれています。コンバージョン率、広告費用対効果、アトリビューションのすべてに響きます。
いつ要るか
重複除外が要るのは、ピクセルとコンバージョンAPIの両方から同じイベントを送るときです。例えば、両方から購入を送る場合です。反対に、ブラウザからはカートに追加、サーバーからは購入、というように別のイベントを送るなら、重複除外は要りません。
Metaが同じイベントだと判断する条件
公式ヘルプに書かれている条件は2つです。
- イベント名(event_name)が一致し、イベントID(event_id)が同じ
- イベント名が一致し、外部ID(external_id)かブラウザーID(fbp)が一致する
同じだと判断されたイベントは、先に届いたほうが残ります。ピクセルとコンバージョンAPIで、同じ購入に同じevent_idを付けて送るのが基本です。注文番号をそのままevent_idに使う作り方がよく見られます。

よくある失敗
公式ヘルプには、よくある問題として3つが挙げられています。
- event_idが、ピクセル側とサーバー側で一致していない、または片方に付いていない
- サーバーからの送信が遅れている
- パラメーターの名前や値が間違っている

Shopify、WooCommerceなどのパートナー連携や、Meta対応のコンバージョンAPI、ゲートウェイは、重複除外を自動で処理します。手動のダイレクト連携だけは、開発者がコードに入れる必要があります。
6. 入れたあとに見る3つの数字
コンバージョンAPIは、入れたあとの確認がいちばん大事です。公式ヘルプでは、イベントマネージャでサーバーイベントの詳細を開くと、5つのタブで状態を見られると説明されています。[イベント概要][イベントのカバー率][イベントの重複除外][イベントのマッチング][データの鮮度]です。このうち、最初に見るのは3つです。

1. イベントのカバー率 75%を目指す
カバー率は、ピクセルで届いたイベントに対して、コンバージョンAPIでも届いているイベントがどれだけあるかの割合です。公式のベストプラクティスでは、75%を目指すように書かれています。
例えば、ピクセルで購入が100件届いていて、そのうちコンバージョンAPIでも届いているのが50件なら、カバー率は50%です。サーバー側で一部の購入しか送れていない、つまり送る条件のどこかに漏れがある、と読みます。決済の方法によって送っていない、会員だけ送っている、といった作りの違いがよくある原因です。

2. 重複除外が効いているか
[イベントの重複除外]のタブで、どの重複除外のキーを共有しているかを見ます。event_idが両方から届いていれば、重複除外は効いています。テストイベントのツールでは、受け取ったイベント、重複除外されたイベント、破棄されたイベントを分けて確かめられます。
3. イベントのマッチングクオリティ
マッチングクオリティは、送った顧客情報が、イベントをMetaのアカウントに結び付けるのにどれだけ役立っているかを示す点数です。公式ヘルプでは、0から10の点数で、過去48時間のデータで計算されると書かれています。対象は、送り元をウェブサイトとして送ったコンバージョンAPIのウェブのイベントです。
点数を上げるには、送る顧客情報のパラメーターを増やします。公式ヘルプでは、パラメーターの優先度が3段階で示されています。
| 優先度 | パラメーター |
|---|---|
| 高 | メールアドレス、クリックID |
| 中 | FacebookログインID、生年月日、国、電話番号、外部ID、ブラウザーID |
| 低 | リードID、名、姓、市区町村、郵便番号 |
まずは、優先度が高いメールアドレスとクリックIDを送れているかを確かめます。問い合わせフォームでメールアドレスを受け取っているなら、それをハッシュ化して送るだけで点数が変わることがあります。

データの鮮度
公式のベストプラクティスでは、イベントはリアルタイムか、それに近い形で送るように書かれています。[データの鮮度]のタブでは、イベントが起きてからMetaが受け取るまでの遅れを見られます。1日分をまとめて夜に送る作りだと、最適化に使える情報が遅れて届きます。
7. テストのやり方
入れたら、本番の広告に使う前にテストします。公式ヘルプでは、テストイベントのツールでサーバーから送ったイベントを確かめるように案内されています。
2026年10月時点の流れは次のとおりです。
1. イベントマネージャで送り先のデータセットを開き、[イベントのテスト]を選ぶ 2. サーバーからテスト用のイベントを送る(開発者がテスト用のコードを付けて送る) 3. テストイベントの画面に、送ったイベントが表示されるかを見る 4. ピクセル側でも同じ操作をして、重複除外されたと表示されるかを見る
表示されない場合は、送った中身を確かめるヘルプツールを使って、どこが間違っているかを見ます。[診断]タブに[!]のアイコンが出ていれば、問題と直し方の推奨が書かれています。

8. 2025年からの変化 合算イベント測定
以前のMeta広告では、iOS 14以降の利用者に向けて、ドメインごとに8件までのイベントに優先順位を付ける設定が必要でした。公式ヘルプの合算イベント測定のページでは、ウェブサイトのコンバージョンのキャンペーンについて、次の変更が書かれています。
- 8件のイベントに優先順位を付ける必要はなくなった
- イベントマネージャの[合算イベント測定]タブは削除された
- 広告マネージャでコンバージョンのドメインを選ぶ必要はない
コンバージョンAPIで送ったイベントも、合算イベント測定の制限に沿って処理されると書かれています。サーバーから送れば、iOSの制限を回避できる、というわけではありません。古い解説で「コンバージョンAPIを入れればiOSの影響がなくなる」と書かれていることがありますが、公式ヘルプはそう説明していません。
ドメイン認証との関係は第12回で扱います。

よくある質問
ピクセルを外して、コンバージョンAPIだけにしてもよいですか
公式ヘルプは、両方から同じイベントを送る冗長設定をすすめています。ピクセルだけ、コンバージョンAPIだけ、ではなく両方です。ピクセルを外すと、ブラウザからしか取れない情報が届かなくなります。
入れると、すぐに成果が上がりますか
入れた直後に成果が変わるとは限りません。届くイベントが増え、顧客情報との結び付きが強まることで、広告の配信先の学習に使える情報が増える、という仕組みです。届いた量の変化は、カバー率とマッチングクオリティで見ます。
費用はかかりますか
Meta対応のコンバージョンAPIは無料です。パートナー連携は、Shopifyなど多くのサービスで追加の費用なしと書かれていますが、サービスによります。ゲートウェイはクラウドの利用料が月額30ドルから、ダイレクト連携は開発と保守の費用です。
イベントが倍になって見えます
重複除外が効いていない可能性が高いです。ピクセルとサーバーで同じevent_idを付けているか、イベント名の大文字と小文字が一致しているかを確かめます。
つまずきポイント
ピクセルとサーバーで、別のデータセットに送っている
データセットが違うと、Metaは2つを見比べられません。重複除外が効かず、カバー率も0%に見えます。ピクセルのIDと、コンバージョンAPIの送り先のIDが同じかを確かめます。
アクセストークンを共有してしまった
アクセストークンは、データセットにイベントを送るための鍵です。チャットや表計算のファイルに貼ってしまったら、イベントマネージャで作り直します。担当者が変わったときも同じです。
カバー率が上がらない
サーバー側で送っていない購入がないかを、決済の方法ごとに確かめます。クレジットカードでは送っているのに、後払いや銀行振込では送っていない、という作りの漏れがよくあります。

マッチングクオリティが低いまま
メールアドレスを送れているかを最初に見ます。フォームで受け取っていないなら、受け取れる情報だけで構いません。無理に項目を増やすより、送ってよいと同意を取った情報をきちんと送るほうが大事です。
慣れたらここまで
カバー率75%と、重複除外が効いている状態を作れたら十分です。そのうえで、カートに追加やチェックアウト開始など、購入の途中のイベントもサーバーから送ると、途中で止まった人の数も正確になります。
突き詰めるなら
店舗の売上や、電話での成約もMetaに送ります。これはダイレクト連携で、オフラインのイベントとして送ります。公式ヘルプでは、売上目的のキャンペーンでコンバージョンの場所に[ウェブサイトと店頭]を選ぶと、オフラインのコンバージョンも最適化に使えると書かれています。ネットと店舗の両方で売っている会社は、ここまで作ると、広告が店舗の売上にどれだけ効いたかまで見えます。

まとめ
- コンバージョンAPIは、サーバーからMetaにイベントを送る仕組み。ピクセルと一緒に使う
- 入れ方は4つ。アプリや店舗はダイレクト連携、ネットショップのサービスはパートナー連携、自社のサイトはMeta対応かゲートウェイ
- 同じイベントを両方から送るなら、同じevent_idで重複除外する
- 入れたら、カバー率75%、重複除外、マッチングクオリティの3つを見る
- オフラインコンバージョンAPIは2025年5月に廃止。合算イベント測定の8件の優先順位付けも不要になった
「コンバージョンAPI 入れ方の選び方と確認シート」は、4つの入れ方の比較表、開発者に渡す5つ、テストの手順、カバー率とマッチングの確認欄を4ページにまとめています。
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次のレッスン
第12回は、コンバージョンの設定です。届いたイベントを、広告セットで成果として選ぶところと、カスタムコンバージョン、ドメイン認証を扱います。
この講座の全32回の一覧は、講座トップにまとめています。 → メタ広告マスター講座トップ


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