このページでできること
どうも、あきです。
第5回でアカウントの開設が終わりました。次にやりたくなるのは友だちを集めることだと思います。でもその前に、3つだけ設定してください。
プロフィール、あいさつメッセージ、応答メッセージ。この3つです。
なぜ先にやるかというと、この3つはどれもメッセージの通数を消費せず、しかも友だちが1人目から必ず通る場所だからです。ここを空のままにして友だちを集めると、せっかく追加してくれた人が何も分からないまま去っていきます。
作業は30分ほどで終わります。読み終わるまでの目安は12分です。
このレッスンで使う「あいさつメッセージの型」を、私のLINEで配布しています。業種別に、そのまま入れ替えて使える文面です。
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なぜこの3つなのか
第1回で、LINE公式アカウントの機能を4つに分けました。届ける機能、待ち受ける機能、販促の機能、広げる機能です。
この回で扱うのは、そのうちの待ち受ける機能です。
| 通数の消費 | いつ効くか | |
|---|---|---|
| プロフィール | 消費しない | 追加を迷っている段階 |
| あいさつメッセージ | 消費しない | 追加された瞬間 |
| 応答メッセージ | 消費しない | 相手が話しかけたとき |
| メッセージ配信 | 消費する | こちらが送ったとき |
配信は通数を使いますが、この3つは無限に使えます。無料プランの月200通という制約をまったく気にせず、友だちが増えるほど効き続けます。
費用対効果でいえば、配信を始めるよりここを整えるほうが先です。
1つ目|プロフィールを埋める
友だち追加のボタンを押す前に、多くの人がプロフィールを見ます。ここが空だと、そもそも追加されません。
管理画面のホームから、アカウント名の横にある編集を押すと設定できます。

埋めるべき項目
| 項目 | 何を入れるか |
|---|---|
| プロフィール画像 | ロゴか、代表者の顔写真 |
| 背景画像 | 店舗の外観、商品の写真、サービスが伝わる1枚 |
| ステータスメッセージ | 何をやっているアカウントかを一言で |
| 基本情報 | 住所、営業時間、電話番号、ウェブサイト |
プロフィール画像はロゴか顔か
業種によります。
店舗や商品を売っているならロゴ。 看板と同じものが出ているほうが安心されます。
人で売っている業種なら顔写真。 士業、コーチ、コンサル、美容師の個人アカウントなど、誰がやっているかが判断材料になる仕事は顔のほうが追加されます。
私のアカウントは似顔絵にしています。写真ほど固くならず、ロゴより人が見えるからです。
ステータスメッセージは一言で言い切る
ここは長く書けません。何をやっているのかを一言で書いてください。
悪い例は「日々の情報を発信しています」です。何の情報か分かりません。良い例は「渋谷の美容室。予約とクーポンはこちらから」のように、何屋で、ここで何ができるかが分かるものです。
基本情報は全部埋める
住所、営業時間、電話番号。店舗を持っているなら全部埋めてください。
ここが埋まっていると、LINEのプロフィール画面から直接電話をかけたり、地図を開いたりできます。この導線があるだけで、問い合わせの手間が1段階減ります。
2つ目|あいさつメッセージを書き換える
ここがこの回でいちばん大事です。
あいさつメッセージは、友だち追加された瞬間に自動で1通届くメッセージです。管理画面の左メニュー、トークルーム管理の中にあります。

初期状態はテンプレートのまま
画面を見てください。これは私のアカウントの実際の状態です。
初期状態では、こういうテンプレートが入っています。友だちの表示名を差し込んで「はじめまして。友だち追加ありがとうございます。このアカウントでは最新情報を定期的に配信していきます」という内容です。
このままにしている会社が本当に多いです。 私のアカウントも、正直に言うとテンプレートのままでした。
なぜまずいかというと、この文面には受け取る人にとっての情報がゼロだからです。何が受け取れるのか、何をすればいいのか、どこに連絡すればいいのか。何も書かれていません。
文字数は500文字まで
画面の右下に文字数のカウンタが出ます。500文字まで入ります。
500文字はかなり書けます。ここを使い切らない手はありません。しかも通数を消費しないので、何文字書いても無料です。
差し込みタグが3つ使える
入力欄の下に3つのボタンがあります。
友だちの表示名。 相手の名前が自動で入ります。「〇〇さん、はじめまして」と書けます。 アカウント名。 自分のアカウント名が入ります。 絵文字。 LINE独自の絵文字を挿入できます。
なお、友だちの表示名を含むメッセージは、プロフィール情報を表示しているユーザーにのみ送信されます。画面にもその注意書きが出ています。
あいさつメッセージに入れる4つ
私が設計するときの型です。この順番で書いてください。
1. 誰がやっているか。 会社名や店名だけでなく、担当者の名前まで書くと反応が変わります。
2. ここで何が受け取れるか。 クーポンなのか、予約なのか、お役立ち情報なのか。追加した人がいちばん知りたいのはここです。
3. 最初にやってほしいこと。 予約する、メニューを見る、質問を送る。1つだけ書いてください。2つ以上書くと動きません。
4. 困ったときの連絡先。 このトークにそのまま返信していい、と書いておくと問い合わせが増えます。
業種別の文面例
さきほどの4つの型を、業種に当てはめるとこうなります。骨格はどれも同じです。
飲食店の場合
「〇〇さん、友だち追加ありがとうございます。〇〇店の〇〇です。このアカウントでは、友だち限定のクーポンと今週のおすすめをお届けします。まずは下のメニューからご予約ください。ご質問はこのトークにそのまま送っていただければお答えします」
美容室・サロンの場合
「〇〇さん、はじめまして。〇〇の〇〇です。このアカウントでは、次回のご予約と、おうちでのケアのコツをお届けしています。ご予約は下のメニューから24時間受け付けています。髪のお悩みはこのトークにそのままどうぞ」
BtoB・士業の場合
「〇〇さん、友だち追加ありがとうございます。〇〇の〇〇と申します。このアカウントでは、〇〇に関する実務の情報と、よくあるご相談への回答をお送りしています。個別のご相談はこのトークから承っています。まずは下の資料からご覧ください」
3つとも構造は同じです。名乗る、何が受け取れるか言う、最初にやってほしいことを1つ書く、連絡先を示す。この順番だけ守れば、業種が違っても書けます。
送信設定を確認する
画面の上に「はじめて友だち追加されたときにのみ送信」というチェックがあります。
これにチェックを入れると、一度ブロックした人が解除して戻ってきたときに、同じあいさつが再送されません。同じ挨拶が二度届くのを避けたい場合はチェックを入れてください。
プレビューで必ず確認する
画面の右側にプレビューが出ます。トークルームでの見え方と、トークリストでの見え方の両方を確認できます。
書き終わったら必ずプレビューを見てください。 パソコンの入力欄では読みやすく見えても、スマホのトーク画面では長すぎることがあります。
業種別のあいさつメッセージの型と、そのまま使える文面を私のLINEで配布しています。ゼロから書くより速いです。
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3つ目|応答メッセージを設定する
応答メッセージは、相手が特定の言葉を送ってきたときに自動で返す機能です。左メニューの自動応答の中にあります。
こちらも通数を消費しません。何通返しても無料です。
何を登録するか
電話でよく聞かれることを登録してください。判断に迷ったら、この5つから始めるといいです。
| キーワード | 返す内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 曜日ごとの営業時間と定休日 |
| 場所、アクセス | 住所と地図のリンク、最寄り駅からの道順 |
| 料金、値段 | 料金表か、料金ページのリンク |
| 予約 | 予約の方法と予約ページのリンク |
| 駐車場 | 有無と台数、近隣の有料駐車場 |
この5つを登録しておくだけで、電話の本数が目に見えて減ります。しかも24時間動きます。
リッチメニューとつなぐと強い
第10回で扱うリッチメニューと組み合わせると、この機能が一段効きます。
リッチメニューの枠を押すと決まったテキストが送信されるように設定できます。そのテキストに応答メッセージが反応すれば、ボタンを押しただけで答えが返る形になります。
これで、通数を1通も使わずに簡易的なチャットボットが完成します。 詳しくは第10回で扱います。
AIチャットボットもある
左メニューにAIチャットボットという項目があります。ベータ版として提供されている機能です。
こちらは決まったキーワードではなく、質問の内容を判断して答えます。ただしベータ版であることと、想定外の答えを返す可能性があることは頭に入れておいてください。
まずは応答メッセージで確実に返せる型を作って、それでも足りないと感じてから検討するのが順番です。
この3つを終えたあとの状態
設定が終わると、こうなります。
友だち追加を迷っている人は、プロフィールを見て何のアカウントか分かります。追加した瞬間に、誰がやっていて何が受け取れるかがあいさつメッセージで伝わります。そして質問を送れば、営業時間も場所も料金も自動で返ってきます。
ここまで全部、通数の消費はゼロです。 無料プランのまま、月200通の枠を1通も使わずにこの状態が作れます。
配信を始めるのはこのあとで十分です。順番を逆にすると、受け皿が空のまま人を集めることになります。
つまずきポイント
あいさつメッセージが届かない
送信設定の「はじめて友だち追加されたときにのみ送信」にチェックが入っていると、一度ブロックした人が戻ってきたときには届きません。テストで自分が何度も追加と削除を繰り返している場合、これが原因のことがあります。
また設定の応答設定であいさつメッセージ自体をオフにしていると届きません。画面上部の説明にもその案内が出ています。
応答メッセージが反応しない
キーワードの完全一致か部分一致かの設定を確認してください。相手が「営業時間は何時ですか」と送ってきたときに、「営業時間」で登録していれば部分一致で反応します。
変更が保存されていない
画面の右上と下に「変更を保存」のボタンがあります。編集しただけでは反映されません。書き換えたら必ず押してください。
よくある質問
あいさつメッセージは通数を消費しますか
消費しません。公式が定義している課金対象は「メッセージ配信」とMessaging APIのPush系で、あいさつメッセージは含まれていません。
何文字まで書けますか
500文字までです。画面の入力欄の下にカウンタが出ます。
相手の名前を入れられますか
入れられます。差し込みタグの「友だちの表示名」を使います。ただしプロフィール情報を表示しているユーザーにのみ送信されます。
応答メッセージは何個まで登録できますか
複数登録できます。まずはよく聞かれる5つから始めてください。
プロフィールは後から変えられますか
変えられます。ただしアカウント名だけは、変えると友だちのトークリストで表示が変わるので慎重に決めてください。
この3つの中でどれを優先すべきですか
あいさつメッセージです。追加された全員が必ず1回は見る唯一の場所だからです。
次のレッスン
初期設定が終わったら、次はアカウントの見た目を決めます。
第9回では、アカウント名、ID、アイコン、プロフィールの決め方を扱います。後から変えられるものと、一度決めたら変えられないものがあるので、先に知っておくと作り直しを避けられます。
この講座は全30回のカリキュラムです。第1回から順に読み進めてください。
業種別のあいさつメッセージの型を、私のLINEで配布しています。そのまま入れ替えて使える文面です。
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