このページでわかること
こんにちは、あきです。
この回は、検索されにくい回です。それでも講座に入れています。ここを飛ばすと、このあとの回で何をやっても効かないからです。
アカウント構造というのは、キャンペーンをいくつ作って、その中の広告グループをどう切るか、という設計のことです。

そして、この論点には正解がありません。Googleは「シンプルにまとめなさい」と言います。代理店のブログも、ほぼ全部そう書いています。ただ、その通りにできない事情が現場にはあります。
だから、この回では3つを並べます。①Googleが公式に何と言っているか ②実際の現場のアカウントがどうなっているか ③どういうときに分けてよいか。②は、自分のアカウントを数えました。
このレッスンで使う「アカウント構成 設計シート」を、私のLINEで配布しています。分ける/分けないの判断を、上から順に答えていくだけで決まる形にしたものです。
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1. まず、階層は3つ
公式ヘルプの定義はこうです。
「Google 広告は、アカウント、キャンペーン、広告グループの 3 層で構成されています。」
- アカウント には、ログインメールアドレス、パスワード、お支払い情報が登録されています
- 各 キャンペーン では、広告予算や広告の掲載先を設定します
- 広告グループ は、同じテーマを持つ広告やキーワードをまとめたものです
出典 Google広告ヘルプ「Google 広告の構成について」(https://support.google.com/google-ads/answer/1704396?hl=ja 2026年9月4日確認)。
ところが、代理店の記事はたいてい「5階層」と書きます。アカウント/キャンペーン/広告グループ/広告/キーワード、の5つです。
どちらが正しいという話ではありません。公式は「入れ物」を3つと数え、実務は「触る対象」を5つと数えています。この講座では、入れ物としての3層で説明します。広告とキーワードは、広告グループの中身です。

2. どこで何が決まるのか
構造の設計というのは、突き詰めると「この設定はどの階層に置かれているか」を知ることです。ここを知らないまま分けると、分ける必要のないところで分けます。
| 決まるもの | どの階層か |
|---|---|
| 1日の平均予算 | キャンペーン |
| 入札戦略 | キャンペーン |
| 配信する地域 | キャンペーン |
| 配信する言語 | キャンペーン |
| 配信するネットワーク(検索/パートナー/ディスプレイ) | キャンペーン |
| 広告の配信スケジュール(曜日・時間帯) | キャンペーン |
| キャンペーンの種類(検索・ディスプレイ・P-MAXなど) | キャンペーン |
| キーワード | 広告グループ |
| 広告文 | 広告グループ |
| リンク先のURL | 広告(広告グループの中) |
| 除外キーワード | キャンペーンにも広告グループにも置ける |
| コンバージョンの定義 | アカウント |
| お支払い情報 | アカウント |
この表が、そのまま「分ける理由の一覧」になります。
キャンペーンを分ける正当な理由は、上の表のキャンペーン欄にあるものを、別々にしたいときだけです。それ以外の理由で分けているなら、分けなくてよい可能性が高いです。

2-2. そもそも、なぜ構造で成果が変わるのか
「構造なんて、あとから直せばいい」と思う人がいます。直せます。ただ、直すまでのあいだ、次の4つが同時に起きます。
1つ目。検索した言葉と、出る広告文がずれます。広告グループの切り方がおおざっぱだと、「浴室のリフォーム」で検索した人に、リフォーム全般の広告文が出ます。クリック率が下がり、クリック単価が上がります。この関係は第22回(品質スコアと広告ランク)で詳しく扱います。
2つ目。自動入札の学習が遅くなります。3章で引用したとおり、公式が「トラフィックを分割すると効率が低下する可能性があります」と書いています。分けすぎたアカウントは、いつまでも学習が終わりません。
3つ目。予算が、意図と違うところに流れます。予算はキャンペーン単位です。利益率の低い商品と高い商品を同じキャンペーンに入れると、配分はGoogleが決めます。Googleはコンバージョン数を見ているので、利益は見ていません。
4つ目。何が起きているか読めなくなります。これがいちばん厄介です。キャンペーンが20本あると、どれが効いているのか、レポートを見ても分かりません。改善のしようがなくなります。
逆に言えば、構造の目的は4つです。言葉と広告文を合わせること。学習を進めること。予算を意図どおりに配ること。そして、自分が読めること。
この4つ目を軽く見ないでください。読めない構造は、直せません。
2-3. 最初に作るなら、この型で
「結局、最初はどう作ればいいのか」への答えを、先に置いておきます。迷ったらこの形で始めて、あとから育ててください。
サービスが1つ、地域が1つ、予算が月10万円までの場合。
| 階層 | 中身 |
|---|---|
| キャンペーン | 1本だけ。検索・対象地域・入札戦略はひとつ |
| 広告グループ A | 「サービス名+料金」系のキーワード |
| 広告グループ B | 「サービス名+地域」系のキーワード |
| 広告グループ C | 「悩みの言葉」系のキーワード |

キャンペーンは1本で構いません。むしろ、この規模で3本に分けると失敗します。
広告グループを3つに分ける理由は、広告文を変えたいからです。料金を調べている人と、近くの店を探している人と、悩みで検索している人には、違う言葉が刺さります。リンク先が全部同じでも、広告文が違うなら分けてよいです。
ここから育てるときの順番も書いておきます。
| 段階 | やること |
|---|---|
| 1 | 広告グループを増やす(キャンペーンは1本のまま) |
| 2 | 成果の出ている広告グループの予算を、キャンペーンを分けて確保する |
| 3 | 検索以外(P-MAX、ディスプレイなど)を別キャンペーンで足す |
2番へ進む条件は、5章の最後に書いたとおりです。分けたあとのキャンペーンでも、月に30件のコンバージョンが見込めること。見込めないなら、まだ1本のままです。
3. Googleが公式に言っていること
Googleは「アカウント構成の基礎」というページで、3つのことをすすめています。これは代理店ブログの引用ではなく、公式のページです。
「検索広告キャンペーンで Google AI の可能性を最大限に引き出すには、アカウント構成が重要です。テーマを絞って統合したシンプルな構成にすることで、パフォーマンスが高まり、キャンペーン管理が容易になります。」
出典 Google広告ヘルプ「アカウント構成の基礎」(https://support.google.com/google-ads/answer/14752782?hl=ja 2026年9月4日確認)。
すすめられているのは次の3つです。
| # | 公式の言い方 | 意味 |
|---|---|---|
| 1 | アカウント構成をAIに合わせる | キーワードが1つだけの広告グループを、テーマを絞った広告グループへまとめる |
| 2 | マッチタイプを統合する | 1つの広告グループにまとめ、インテントマッチのみを使う |
| 3 | 統合してクリーンアップする | デバイスのセグメントを削除し、ビジネス目標でキャンペーンを分ける。重複キーワードを掃除する |
なぜ「統合しろ」なのか

理由も書かれています。要するに、データが分かれると機械学習が弱くなるからです。
「スマート自動入札を 1 つの目標で最適化すると、Google AI によって 1 つの目標内でコンバージョンを最大限に獲得できます。トラフィックを分割すると、スマート自動入札では個々の目標に対して最適化されてしまうため、効率が低下する可能性があります。」
「同じキーワードを複数のマッチタイプに登録すると、スマート自動入札では処理するデータが分割され、パフォーマンスが低下する可能性があります。」
出典 同上。
そして、こういう数字も出しています。
「実際、スマート自動入札を利用している広告主様の 62% がインテント マッチを主要なマッチタイプとして使用しています」(注記に「クリック数に基づきます(クリック数が100回を超えた広告主様が対象)。Google 内部データ(グローバル、2023年1月〜2月)」とあります)
出典 同上。
この62%という数字は、Googleが自分で出した数字です。そして調査時点は2023年です。「みんなやっている」という形の説得なので、そのつもりで読んでください。
4. 実際の現場は、そうなっているのか
公式が「統合しろ」と言っているのは分かりました。では、実際に運用されているアカウントは、その通りになっているのか。ここは誰も数えていないので、自分のアカウントを数えました。
2026年9月4日に、私が運用しているGoogle広告アカウントを、APIでまとめて調べました。取得できたのは12アカウント、そのうち配信中のキャンペーンがあるのは10アカウントです。
キャンペーンの数
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 配信中のキャンペーン数の中央値 | 2.5本 |
| 同じく最小 | 1本 |
| 同じく最大 | 5本 |
現場は、実際にシンプルでした。5本を超えるアカウントは1つもありませんでした。
ただし、これは「配信中」の数です。停止中も入れると、話が変わります。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 停止中も含めたキャンペーン数の中央値 | 7本 |
| 同じく最大 | 42本 |
配信中2本に対して、停止中が40本、というアカウントがありました。

これが実務のリアルです。キャンペーンは、作ると溜まります。試したもの、季節のもの、やめたもの。そして、消さずに止めたまま置かれます。
溜まっていること自体は害ではありません。害になるのは、どれが生きているのか分からなくなることです。「去年うまくいったやつ、どれだっけ」で30分探すことになります。
対処は簡単です。名前の付け方を決めてください。
- 頭に年月を入れる(`2026-09_…`)
- 止めたものの頭に `_zz` のような印を付けて、並び順で下に落とす
- 実験は `test_` で始める
この程度で十分です。消す必要はありません。
マッチタイプの分布
公式は「インテントマッチのみを使ってシンプルに」とすすめています。実際はどうか。配信中のキーワード7,878語を全部数えました。
| マッチタイプ | 語数 | 割合 |
|---|---|---|
| 部分一致(インテントマッチ) | 4,433 | 56.3% |
| 完全一致 | 2,912 | 37.0% |
| フレーズ一致 | 533 | 6.8% |
公式のすすめる形には、なっていません。インテントマッチが半分を超えてはいますが、完全一致が4割近く残っています。

これは怠慢ではありません。理由があります。
完全一致は、出る検索語句をこちらが決められる唯一のマッチタイプです。予算が小さい商売では、これを手放すと、関係のない検索に予算が溶けます。「統合したほうが機械学習は進む」と「予算が小さいうちは無駄打ちが致命傷になる」は、両立しません。
だから私は、こう分けています。
| 状況 | 使うマッチタイプ |
|---|---|
| 月の予算が小さい/始めたばかり | 完全一致を軸にする。出る語句を自分で決める |
| コンバージョンが月に十分たまってきた | インテントマッチを足していく |
| 何がコンバージョンにつながるか分からない段階 | インテントマッチで広く拾い、検索語句レポートで削る |
マッチタイプの詳細は第15回で扱います。ここでは「公式のすすめと、現場の分布は一致していない」という事実だけ持ち帰ってください。
「1広告グループ1キーワード」は起きていない
代理店ブログの多くが「1広告グループに1キーワードだけ入れるのはNG」と書いています。では実際に、そんなアカウントがあるのか。
キーワードが入っている広告グループ191個のうち、キーワードが1語だけだったのは1個でした。
0.5%です。
つまり、これは現代のアカウントではほぼ起きていない失敗です。古い記事が「NG例」として書き写し続けているだけの可能性が高いです。(かつて主流だった作り方の名残です)
1広告グループあたりのキーワード数の中央値は、アカウントごとに見て14語でした。最小4語、最大150語です。「1広告グループに何語入れるべきか」に正解はありませんが、10〜30語くらいが実務の落としどころです。

ここから「では、どう分けるか」に入ります。「アカウント構成 設計シート」には、分ける前に必ず答える1問(分けたあとも、それぞれで月30件のコンバージョンが見込めるか)を先頭に置いてあります。ここで止まる形がいちばん多いところです。私のLINEで配布しています。
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5. キャンペーンを分けてよい5つの場合
2章の表に戻ります。キャンペーン単位で決まるものを別にしたいときだけ、分けます。
| # | 分ける理由 | 具体例 |
|---|---|---|
| 1 | 予算を分けたい | 主力商品に7割、新商品に3割と決めたい |
| 2 | 地域を分けたい | 東京だけ強く出したい。地方は薄く出したい |
| 3 | 入札戦略を分けたい | 片方はコンバージョン数の最大化、片方はクリック数の最大化で試したい |
| 4 | キャンペーンの種類が違う | 検索とディスプレイとP-MAXは、そもそも別のキャンペーンになる |
| 5 | 配信する時間帯を分けたい | 電話で受けるので、営業時間だけ出したい |
1番がいちばん多い理由です。そして、これは正当です。予算はキャンペーン単位でしか設定できないので、予算を分けたいなら、キャンペーンを分けるしかありません。
逆に、分ける理由にならないものを並べます。
| 分けてはいけない | なぜ |
|---|---|
| マッチタイプごと | 公式が明確に否定している。データが割れる |
| デバイスごと | 「スマート自動入札では、入札の判断の際にあらかじめデバイスが考慮されています」(公式) |
| 商品ごとに細かく | 商品数だけキャンペーンができて、1本あたりのデータが薄くなる |
| 広告文のパターンごと | それは広告グループの中でやること |
| 担当者ごと | 管理の都合であって、配信の都合ではない |
3番目の「商品ごと」は判断が割れます。予算を商品ごとに分けたいなら正当です。分けたいのが予算ではなく「見た目の整理」なら、分けないでください。
6. 広告グループの切り方
基準は1つです。「同じ広告文を見せてよいキーワードを、1つの広告グループにまとめる」。

判断の仕方は簡単です。
そのキーワードで検索した人に、この広告文を見せて自然か。自然なら同じ広告グループ。不自然なら別の広告グループです。
例で書きます。
| キーワード | 同じ広告グループでよいか |
|---|---|
| 「リフォーム 費用」「リフォーム 相場」「リフォーム 見積もり」 | よい。全部「いくらかかるか知りたい人」 |
| 「リフォーム 費用」「リフォーム 業者 選び方」 | 分ける。知りたいことが違う |
| 「浴室 リフォーム」「キッチン リフォーム」 | 分ける。見せるページが違う |
3つ目が大事です。リンク先のページが違うなら、広告グループを分けてください。同じ広告グループに入れてしまうと、浴室を探している人にキッチンのページが出ます。
逆に、リンク先も広告文も同じでよいなら、キーワードが何語あっても1つの広告グループで構いません。
7. 上限値を知っておく
「分けすぎると上限に当たるのでは」と心配する人がいますが、まず当たりません。公式が出している数字を見ておいてください。
| 対象 | 上限 |
|---|---|
| キャンペーン | アカウントごとに最大10,000件(有効と一時停止を含む) |
| 広告グループ | キャンペーンごとに最大20,000件 |
| P-MAXキャンペーン | アカウントごとに最大100件 |
| 有効なレスポンシブ検索広告 | 広告グループごとに最大3件 |
| キャンペーンの下書き | 最大25件 |
| 除外キーワード | キャンペーンごとに最大10,000件 |
| 除外キーワードリスト | MCCごとに最大20件。リストごとに最大5,000語 |
出典 Google広告ヘルプ「Google 広告アカウントの上限値について」(https://support.google.com/google-ads/answer/6372658?hl=ja 2026年9月4日確認)。

実務で当たるのは、この中の2つだけです。
1つ目は、有効なレスポンシブ検索広告が広告グループごとに3件まで。広告のテストをするときに、ここに当たります。第38回で扱います。
2つ目は、キャンペーンの下書きが25件まで。公式に注記があります。「アカウントにすでに 25 件の未公開の下書きがある場合、新しいキャンペーンの公開および作成はできません」。下書きを作りっぱなしにしていると、ある日キャンペーンが作れなくなります。
8. 「Hagakure」について正直に書く
アカウント構成を調べると、必ず「Hagakure(葉隠)」という言葉が出てきます。競合の記事9本のうち3本が、独立した見出しで扱っていました。
中身は「キャンペーンと広告グループを、できるだけまとめる」という考え方です。そこは、いまGoogleが公式に言っていること(3章の3つ)と同じ方向です。
ただし、正直に書きます。
- これはGoogleが日本で提唱した構成の呼び名です。ただし、公式ヘルプの現在のページに「Hagakure」という項目は見当たりませんでした(2026年9月4日に確認)
- 提唱されたのは、自動入札がいまほど強くなかった時代です
- いま同じことを説明するなら、公式の「アカウント構成の基礎」を読めば足ります
言葉を知らなくても困りません。代理店との打ち合わせで出てきたら、「まとめる方向の話ですね」と受け取れば足ります。この言葉を使えることが実力の証明にはなりません。
9. つまずきポイント
分けたら成果が落ちた
いちばんよくある事故です。原因はたいてい、1本あたりのデータが薄くなったことです。
自動入札は、コンバージョンの実績から学びます。月に30件取れていたアカウントを3つのキャンペーンに割ると、1本あたり10件になります。学習が遅くなり、成果が落ちます。

目安を1つ書きます。1つのキャンペーンで、月に30件はコンバージョンが取れる見込みがあるか。取れないなら、分けないでください。(第23回でこの話をもう一度します)
まとめたら、大事な商品に予算が回らなくなった
逆方向の事故です。1本にまとめると、予算はGoogleが配分します。「利益率の高い商品に多く配りたい」という意思は反映されません。
利益率が商品によって大きく違うなら、そこは分ける理由になります。2章の表の1番です。
途中で構造を変えたら、数字が途切れた
キャンペーンを作り直すと、学習が最初からやり直しになります。
だから、構造を変えるのは「作り直す」ではなく「移す」でやってください。広告グループはキャンペーン間で移動できます。Google Ads Editorを使うと楽です(第41回)。
そして、変えた日をどこかに記録してください。変更履歴には残りますが、あとから「なぜ変えたか」は残りません。数字が動いたときに、原因が分からなくなります。
除外キーワードをどの階層に置いたか分からなくなる
除外キーワードは、キャンペーンにも広告グループにも置けます。そして、両方に置けるせいで、「入れたはずなのに効いていない」が起きます。
ルールを決めてください。私はこうしています。
- 全体で絶対に出したくない語 … 共有ライブラリの除外キーワードリストに入れて、全キャンペーンに適用
- そのキャンペーンだけの語 … キャンペーンに置く
- 広告グループ単位の交通整理 … 広告グループに置く
第35回で詳しく扱います。
10. 慣れたらここまで
名前の付け方を先に決める
構造そのものより、名前のほうが後から効きます。
キャンペーン名に「媒体・目的・地域・開始年月」が入っていると、一覧を見ただけで中身が分かります。レポートを作るときにも、名前で絞り込めます。
逆に「キャンペーン1」「テスト」のような名前は、3か月後の自分を困らせます。
共有できるものは共有ライブラリに置く
共有ライブラリに置けるものは、そこへ寄せてください。同じ設定を複数のキャンペーンにまとめて当てられます。
キャンペーンが3本を超えたら、必ずここを使ってください。1本ずつ同じ設定を入れていると、必ずどこかで入れ忘れます。
構造を変えたら、必ず結果を測る
「まとめたら良くなるはず」で終わらせないでください。変えた前後で、同じ長さの期間を並べて比べます。変えた翌週と先週を比べるのではなく、変えた後の4週間と、変える前の4週間です。
11. 突き詰めるなら
アカウントを分けるべきか、という論点があります。キャンペーンではなく、アカウントごと分ける話です。
分けるべきなのは、次の場合です。
- 請求先が違う(別会社、別事業部)
- 通貨やタイムゾーンが違う(海外展開)
- コンバージョンの定義がまったく違う(コンバージョンはアカウント単位なので)
それ以外は、1つのアカウントの中でキャンペーンを分けてください。アカウントを分けると、コンバージョンの履歴もオーディエンスも共有できなくなります。得るものより失うものが大きいです。
そして、アカウントが3つを超えたら、クライアントセンター(MCC)でまとめてください。第7回で触れた仕組みです。
まとめ

- 公式の階層は3つ。アカウント/キャンペーン/広告グループ
- 分ける理由になるのは、キャンペーン単位で決まる設定を別にしたいときだけ(予算・地域・入札戦略・種類・スケジュール)
- マッチタイプごと、デバイスごとに分けるのは公式が否定している
- 実測では、配信中のキャンペーン数の中央値は2.5本。現場は実際にシンプル
- 停止中も含めると中央値7本、最大42本。溜まるのは普通。名前で整理する
- マッチタイプの実測は部分一致56.3%・完全一致37.0%・フレーズ一致6.8%。公式のすすめとは一致していない
- 「1広告グループ1キーワード」は191個中1個。もう起きていない失敗
- 分ける前に「1本で月30件のコンバージョンが見込めるか」を確認する
「アカウント構成 設計シート」は、上から順に答えていくと分ける/分けないが決まる形にしています。
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次のレッスン
第10回は、コンバージョン設定です。ここまでは器の話でした。次から、成果を数える仕組みを入れます。この設定が空のまま配信を始めると、広告費だけが出ていって、何が起きたか分からないアカウントができあがります。
この講座の全42回の一覧は、講座トップにまとめています。 → Google広告マスター講座トップ


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