LINE公式アカウントのブロック率|見方と下げる打ち手

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このページでわかること

こんにちは、あきです。

第22回で、お金をかけて友だちを増やす話をしました。このページはその裏側で、増えた友だちが減っていく話です。

集める話と減る話は必ずセットです。月に50人増えても、40人にブロックされていたら、実質10人しか増えていません。 管理画面のトップに出ている「友だち追加数」だけを見ていると、この差に気づきません。

最初に、検索して出てくる記事とはっきり違うことを1つ書きます。

「ブロック率の平均は20%から30%」という数字を、私は使いません。 この数字は多くの記事に出てきますが、どのアカウントを何件集めた調査なのかが書かれていません。 業種も、友だちの集め方も、配信頻度も違うアカウントを平均した数字には、自分のアカウントを当てはめる意味がありません。

代わりに、自分のアカウントの数字を出す方法と、その数字をどう読むかを書きます。 私のアカウントの実測値も出します。

このレッスンで使う「ブロック率 改善チェックシート」を、私のLINEで配布しています。自分の数字を書き出して、どこから直すかを決めていく1枚です。
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まず、自分の数字を出す

管理画面の「分析」から「友だち」を開きます。

分析の友だち画面。友だち追加数、ターゲットリーチ、ブロック数が並ぶ
分析の友だち画面。友だち追加数、ターゲットリーチ、ブロック数が並ぶ

見るのは3つです。

指標 中身
友だち追加これまでに友だち追加した人の累計
ターゲットリーチいま実際にメッセージが届く人の数
ブロックブロックしている人の数

この3つは「追加数 − ブロック数 = ターゲットリーチ」の関係になります。 私のアカウントの実測では、ぴったり一致しました。

私のアカウントの数字

2026年9月4日の集計完了時点です。

指標 30日前
友だち追加267259+8
ターゲットリーチ245238+7
ブロック2221+1

累計のブロック率は 22 ÷ 267 で約8%です。

ただし、この数字はあまり見ていません。 累計は過去の全部が混ざっているので、いま何が起きているかが分かりません。

見るのは、増えた数と減った数の比

私が見ているのは下の行です。 30日で8人増えて、そのうち1人がブロックした。残った割合は約88%。

この比率が前の月より悪化しているなら、集め方ではなく中身に問題があります。 逆にこの比率が保たれているなら、ブロックの累計が増えていても気にしません。

累計のブロック率と、期間ごとの増減比の違いをまとめた図
累計のブロック率と、期間ごとの増減比の違いをまとめた図

累計は増える一方なので、運用が良くなっても数字は下がりません。 ここを追いかけると、努力が数字に出なくて手が止まります。

数字を読む前に知っておく仕様

公式が集計の仕様を決めています。これを知らないと数字を読み違えます。

仕様1|ブロック数は「その期間にブロックした数」です

公式に明記されています。選択期間中のブロック数であって、選択期間中に友だち追加したユーザーのブロック数ではありません。

つまり、3年前に追加した人が今月ブロックしたら、今月のブロック数に入ります。 今月集めた人がブロックしたわけではありません。

仕様2|古い友だちのブロックは「その他」に入ります

友だち追加経路の画面で、どの経路から来た人がブロックしたかを見られます。ただし友だち期間が90日以上あったユーザーがブロックした場合、「その他」にカウントされます。

友だち追加経路の画面。経路ごとの追加数とブロック数が並ぶ
友だち追加経路の画面。経路ごとの追加数とブロック数が並ぶ

「その他」が多いのは、経路の設定ミスではありません。 昔からの友だちが離れている、という意味です。

仕様3|20未満は表示されません

プライバシーの観点から、日ごとに20以上の友だち追加がない場合、数値は表示されません。 経路ごとの集計も、期間内の合計が20回未満なら「その他」に寄せられます。

友だちが数百人のアカウントでは、経路別のブロック数はほぼ見えません。 全体の数字だけで判断することになります。

もう1つ、フィルターで絞り込むと数値は50単位の概算値で表示されます。

仕様4|期間の上限がある

画面 遡れる期間
友だちの概要(追加・ターゲットリーチ・ブロック)最大397日
友だち追加経路最大90日

経路別は90日しか遡れません。 半年前と比べたいなら、自分で記録を残しておくしかありません。

ブロックされる理由は4つに絞れる

競合の記事はここを9つや10に分けていますが、実務で当たるのは4つです。

理由 起きている状態
1 多すぎる配信の間隔が短い。通知が続く
2 関係ない自分に関係のない内容が届く
3 売り込みだけ毎回、買ってくださいと言われる
4 目的が終わったクーポン目当てで追加して、使い終わった

4番はどうにもなりません。 クーポンのために追加した人が、使ったあとにブロックするのは自然な行動です。ここを止めようとしないでください。

打ち手があるのは1番から3番です。 そして効く順番があります。

ブロックされる4つの理由と、打ち手が効く順番をまとめた図
ブロックされる4つの理由と、打ち手が効く順番をまとめた図

下げる打ち手を、効く順に

打ち手1|配信の間隔を空ける

いちばん速く効きます。 週3回を週1回にするだけで、ブロックは目に見えて減ります。

そして通数も減るので、費用も同時に下がります。 これが唯一、コストと成果が同じ方向に動く打ち手です。

判断の目安を1つ。 ブロック率が上がった月があったら、その月の配信回数を数えてください。前の月より増えているなら、原因はほぼそれです。

配信の回数は、分析のメッセージ通数で数えられます。

分析のメッセージ通数。月ごとの配信が並んでいる
分析のメッセージ通数。月ごとの配信が並んでいる

配信の考え方は第14回にあります。

打ち手2|配信の時間帯を直す

深夜に通知が鳴るとブロックされます。 これは業種を問いません。

予約配信の時刻を指定する画面
予約配信の時刻を指定する画面

朝の通勤時間、昼休み、夕方。 この3つのどれかに寄せてください。時間帯を変えるだけなので、内容を作り直す必要がありません。

打ち手3|あいさつメッセージで期待値を決める

ブロックの多くは、追加した直後に起きます。 追加したのに何も起きない、あるいは思っていたのと違う。この2つです。

あいさつメッセージに「何が、どのくらいの頻度で届くか」を書いてください。 「週に1回、新商品のお知らせが届きます」の一文があるだけで、そのあとの配信がうるさく感じられなくなります。

あいさつメッセージの設定画面
あいさつメッセージの設定画面

書き方は第11回にあります。

打ち手4|全員に送るのをやめる

関係ない内容が届くからブロックされます。 送る相手を絞れば、関係ない人には届きません。

ただしこれは友だちが1,000人を超えてからです。 それ以下だと母数が足りず、絞り込み自体が使えません。やり方と人数の条件は第16回にあります。

打ち手5|通数を使わない場所を厚くする

あいさつメッセージ、応答メッセージ、リッチメニュー。この3つは通数を消費しません。

ここに情報を厚く置いておくと、配信の回数を減らせます。 「知りたいことはメニューから見られる」状態を作れば、こちらから何度も送る必要がなくなります。

リッチメニューの設定画面。枠に情報が並んでいる
リッチメニューの設定画面。枠に情報が並んでいる

リッチメニューは第10回、応答メッセージは第12回です。

ここまでの打ち手を、自分の数字と並べて確認できる形にしました。「ブロック率 改善チェックシート」を私のLINEで配布しています。いまの数字を書き出して、5つの打ち手のどれから手をつけるかを決められます。
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ブロックされると、何が起きるのか

意外と知られていないので、整理しておきます。

起きること 中身
メッセージが届かない配信しても、その人には届きません
通数を消費しない届かないので、課金の対象にもなりません
ターゲットリーチから外れる実際に届く人の数から引かれます
チャットに出てこないチャットリストから消えます
友だち追加の累計からは減らない「友だち追加」の数字はそのまま残ります

2番目は覚えておいてください。 ブロックされた人に配信しても費用はかかりません。だから「ブロックされているから通数がもったいない」という心配は要りません。

もう1つ。ブロックを解除して戻ってきた人には、あいさつメッセージが再送されないことがあります。 送信設定で「はじめて友だち追加されたときにのみ送信する」をオンにしている場合です。この設定は第11回で扱いました。

分析の友だち画面で、ターゲットリーチとブロックの推移が並んでいるところ
分析の友だち画面で、ターゲットリーチとブロックの推移が並んでいるところ

ブロックを減らそうとして、やってはいけないこと

打ち手を実行する前に、逆効果になるものを3つ挙げておきます。

1つ目。ブロックされないように配信を止めること。ブロックは減りますが、そのアカウントは無いのと同じになります。ブロック率は分母が動かなくなるだけで、良くなったわけではありません。

2つ目。ブロックした人に届く別の経路を探すこと。ブロックは相手の意思表示です。別の手段で追いかけるのは、ガイドライン以前に、事業として損です。同じ人に嫌われ続けることに時間を使うより、まだ嫌われていない人に届ける工夫をしたほうが早く戻ります。

3つ目。友だちを増やして率を薄めること。ブロック率は下がりますが、ブロックした実数は変わりません。しかも新しく増えた人が同じ理由でブロックするので、1か月遅れで同じ数字に戻ります。

この3つはどれも、数字だけを動かして中身を動かさない打ち手です。先に直すのは配信の間隔と中身で、順番は変わりません。

つまずきポイント

ブロックした人が誰か分かりますか

分かりません。 公式のガイドラインに、友だち追加しているユーザーの情報は一切開示できないと明記されています。数としてしか見られません。

ブロック率の平均はどのくらいですか

業種と集め方で大きく変わるので、他社の平均値は目安になりません。

ただ、判断の材料は1つあります。自分のアカウントの先月と比べてください。 増えた数に対するブロックの比が悪化していなければ、いまのやり方は間違っていません。

急にブロックが増えました

順番に確認してください。

順番 確認するところ
1その月の配信回数が、前の月より増えていないか
2深夜や早朝に配信していないか
3直前の配信が売り込みだけになっていないか
4友だち追加広告や無料特典で、大量に集めた直後ではないか
5経路別のブロック数で「その他」が増えていないか(古い友だちが離れている)

4番はよく起きます。 広告や特典で集めた友だちは、自分から探して追加した人より関心が薄いので、ブロック率が高く出ます。集め方が変われば数字も変わる、という当たり前のことです。

ブロックした人を減らしたいのですが

こちらから解除させる方法はありません。 ブロックは友だち側の操作です。

やれるのは、これから追加する人がブロックしない状態を作ることだけです。

ブロックされている人は削除できますか

できません。 友だち追加の累計からも消えません。

通報とブロックは違いますか

違います。 ブロックは相手が通知を止めるだけです。通報はLINEヤフーに報告が届きます。通報が積み重なるとアカウントの停止につながります。 そちらは第24回で扱います。

数字の見方

月に1回、この4つだけ記録してください。

記録する数字 どこで見るか
友だち追加(累計)分析 → 友だち → 概要
ターゲットリーチ同上
ブロック(累計)同上
その月の配信回数分析 → メッセージ通数

そして計算するのは1つだけです。

(今月の追加 − 今月のブロック)÷ 今月の追加

私の例なら、8人増えて1人ブロックなので約88%。この数字を毎月並べてください。 下がった月があったら、その月の配信回数を見る。これで原因の8割は分かります。

分析タブ全体の見方は第25回で扱います。

慣れたらここまで|集め方とブロック率はセットで見る

同じ配信をしていても、集め方が変わるとブロック率は変わります。

集め方 ブロック率の傾向
自分で検索して追加低い。関心があって来ている
店頭のQRコード低い。すでに接点がある
クーポン目当て高い。使い終わると離れる
友だち追加広告高い。関心が薄い状態で来る

だからブロック率だけを見て運用の良し悪しを決めないでください。 広告を始めた月にブロック率が上がるのは、運用が悪化したのではなく、集め方が変わったからです。

経路ごとに見られる画面があります。 分析の友だち追加経路です。ここで、どの経路から来た人が残っているかを見てください。経路の設定の仕方は第21回にあります。

友だち追加経路の一覧。経路ごとの追加数とブロック数
友だち追加経路の一覧。経路ごとの追加数とブロック数

残る経路が分かったら、そこに置くものを増やす。 これがいちばん確実な増やし方です。

突き詰めるなら|ブロック率0%を目指さない

最後に、はっきり書いておきます。

ブロック率を0%にすることはできませんし、目指すべきでもありません。

理由は2つあります。

1つ目。合わない人に残ってもらっても、通数を消費するだけです。 ブロックされていれば通数はかかりませんが、ブロックせずに読まないまま残っている人には、毎回課金されます。読まない人に送り続けるより、離れてもらったほうが費用対効果は上がります。

2つ目。ブロックを恐れると、配信そのものが減ります。 送らなければブロックされませんが、送らなければ何も起きません。いちばん悪いのは、ブロックを気にして月に1回も配信しないアカウントです。

私が見ているのは、ブロック率ではなく「残った人が反応しているか」です。 ターゲットリーチが減っていても、開封率とクリック率が上がっているなら、そのアカウントは良くなっています。

数を追うのをやめて、質を追ってください。 ステップ配信で追いかける形は第17回にあります。

次のレッスン

ブロックは友だち側の判断でした。次は、LINEヤフー側の判断です。

第24回では、アカウントの停止を扱います。通報が積み重なると、アカウントそのものが止まります。 公式のガイドラインには、止める理由を回答する義務はないとまで書かれています。何をすると危ないのかを、公式の原文から整理します。

前のレッスンは第22回 友だち追加広告の使い方です。

この講座は全30回のカリキュラムです。第1回から順に読み進められます。

このレッスンの「ブロック率 改善チェックシート」に加えて、講座で使うテンプレート類をまとめて配布しています。
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この記事を書いた人

・アフィリエイトで月7桁達成
・SEOを研究し累計136万PVを達成
・仕組み化とマニュアル構築で一人で9人の外注さんを管理し、オウンドメディアを制作
・広告運用で660万円の成果報酬を獲得
・大手求人サイトから記事の提供を依頼される(業務提携)
・海外のポータルサイトに私が作成したECサイトが取り上げられる
・インスタグラム開始4ヶ月で1万フォロワー獲得
・自分で作ったECサイト、ドロップシッピングで月6桁達成!
・YouTube動画8本で登録者100人突破!

現在は年商億を超える企業様の広告運用を担当したり、広告代理店様、経営コンサルティング会社様、店舗系事業者様のブレイン(参謀)のようなポジションで活動しています。

様々なジャンルのプロの人とチームを組むことで、結果にコミットするネット界の便利屋を目指しています。

「こんな時!あんな時!」あきさんに頼めば何とかしてくれる!

こんな風に思ってもらえるポジションを目指します。

様々なジャンルで平均点以上の実績を出してきた、私がディレクションとして入り、私が業務提携しているプロの外注さんとタッグ組むことで、クライアントワークからバックオフィスまでどんな内容でもお受けいたします。

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